ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

九州(諫早干拓地/出水)紀行2021年1月 その1 マナヅル ハイイロチュウヒ ズグロカモメ ニシセグロカモメ アトリ等

2021-02-03 | 九州

ハイイロチュウヒ♂  1月5日諫早干拓地

1月4日〜8日に正月を過ごした岡山から車で帰省した勢いで鳥見としては初めての探鳥地となる九州は鹿児島まで足を伸ばし、主に佐賀県の東与賀干潟、長崎県の諫早干拓地、鹿児島県の出水を回って来ました。数年に一度の寒波のお陰で、出水では雪の舞う景色でのツルを収めることが出来たものの九州から抜け出す日に積雪のため高速が部分通行止めとなり佐賀から6時間かかってやっと下関にたどり着く羽目になりました。鳥見はというと諫早干拓地で狙ったナベコウやツリスガラには振られましたが、ライファーとなるマナヅル、アネハヅルの2種を含めて64種の鳥たちに会うことが出来ました。5回に渡ってその様子をアップしたいと思います。
1月4日佐賀県東与賀干潟:岡山県高梁市の実家を朝8時に出発し、3時過ぎに東与賀干潟に到着。すでに夕暮れ近い上、満潮時刻を少し過ぎていたため、鳥たちは遥か彼方でした。とにかく広大な干潟に呆然! それでもカモメが近くを飛んでおり、みんなズグロカモメ、遠くにはツクシガモの群れ。やっぱり関東とは違うな〜、と感心して写真に収めました。尾羽の先が黒いので、幼鳥でしょうか。
セグロカモメの中に少し小柄な脚の僅かに黄色いニシセグロカモメ(右端)がいました。銚子での学習の成果かすぐに判別?出来ました。
シギはダイシャクシギが目立ちます。ツクシガモをバックにしています。他にはハマシギ、オオソリハシギ、ダイゼン等がスコープで何とか確認できました。
東与賀干潟を後にし、諫早に向かう途中に鹿島干潟にも寄ってみましたが、こちらも広大な干潟で鳥達は遥か彼方。スコープでやっとヒドリガモ、オナガガモ、マガモ等がかろうじて分かる程度。早々と諦めて今夜の宿泊地諫早市に向かいました。

1月5日長崎県諫早干拓地:日の出と共に初めての諫早干拓地に向かいました。ナベコウを探すぞ!と勇んで出かけましたが、広大な干拓地に呆然。とにかく端から端まで流してみようと森山干拓から探索開始。するとアトリの大群が畑地に降り立っていました。飛び立つ所ですが、千羽以上はいたでしょうか。
ミヤマガラスもあちこちに。
中央干拓に移動。こちらは更に広大でどこから見て良いのやら分かりませんが、とにかく車で流しているとススキの原の上をハイイロチュウヒ♀が飛んでいました。慌てたカワラヒワやハクセキレイが写り込んでいます。
あちらこちらにタゲリの姿。大きな群れは見ませんでした。
10時ごろ上空に大きな鳥の姿がありました。えっ!と思って見るとマナヅル。出水ではなく、諫早干拓で早々にお目にかかれました。分散してこちらで越冬しているのか早くも出水から北帰行の途中に立ち寄っているのかわかりませんが、全部で30羽近くはいた様です。
畑地に降り立って採食中。手前の黒い旗は食害防止の鳥除けに立てているのでしょう。
マナヅルを観察していると白い猛禽が視野を横切ります。えっ!と思って見るとハイイロチュウヒの♂。昼間の様子を写真に撮ったのは珍しいとついつい撮りまくってしまいました。それというのも一つの畑を中心にかなり長い間飛び回ったり降りたりしていたので、たくさん撮れてしまいました。嬉しくてハイチュウばかりアップしましたがご容赦ください。バックの白い塊は採食中のマナヅルです。
黄色い足に黒い爪がくっきり見えますが、なかなか鋭いですね。
急に反転して降下。獲物を見つけたのでしょう。狩が成功したかどうかは草の中でさっぱり分かりません。
ひらひら舞っていますが、時折降り立ちます。休憩しているのでしょうか。
間も無く飛び立ち、またヒラヒラと。
ちょうどこちらに向かって来る時があり、割と近かったので、連続写真で。
いつもは畑のすぐ上を獲物を探しながらゆっくり飛び回ります。
ナベコウ探しを忘れてマナヅル、ハイイロチュウヒに夢中になって午前中を過ごしました。お昼は鳥くん♪の記事にあった「あずまラーメン」で食してみました。
次回は1月5日午後、1月6日午前の諫早干拓地、島原〜熊本航路、午後遅くの出水の様子をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。


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