ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その1/ミドリヒロハシ クロエリヒタキ コクモカリドリ アオチメドリ シロハラカンムリヒヨドリ等

2024-07-06 | タイ
水場にやって来たミドリヒロハシ♀ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日の午後、宿所を出発して、クルンチン国立公園を目指しますが、公園の手前の農家?前で車を降り、裏山に登って行きます。少々キツかったですが、ハイドが現れ、中に潜り込むと山中の水場に設けられている様で、水浴びに次々と小鳥が姿を表します。先ずはコアカメチャイロヒヨドリ(Spectacled Bulbul)で地味な色合いですが、黄色いアイリングがポイント。
こちらも地味なアカメチャイロヒヨ(Red-eyed Bulbul)虹彩が赤いからでしょうが、コアカメチャイロヒヨドリとよく似ています。一番よく現れた様に思います。最初はカメラを向けましたが、またか!という感じで段々と無視。それぐらいよく出ます。
さらにヒヨドリ類は続いて、顎の白い髭と冠羽が印象的なシロハラカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbul)。
一度現れただけですが、アオチメドリ(White-bellied Erpornis)。サッと水浴びして行ってしまいました。
休む間も無く続々と登場します。クロエリヒタキの♀(Black-naped Monarch)でした。♂より青味が薄いですが、中々綺麗です。
こちらはアオメモリチメドリ(Chestnut-winged Babbler)。慌ただしく水浴びしていなくなります。
少し傍にヤシの実を半分にした風呂桶?が設置してあり、警戒心の強い小さな小鳥はこちらを使う様です。警戒心が強いと言っても、このコクモカリドリ(Little Spiderhunter)は随分と長風呂でした。
時々、長い白い舌が出ます。
そして、遂に、思わず「おおっ!」と声を上げそうになる程、鮮やかな緑色が美しいミドリヒロハシ♀(Green Broadbill)が登場。水場はいくつかある様で、一番ハイドに近い所に来てくれました。それにしても鮮やかな緑!
目が大きく可愛いのですが、意外に大きい小鳥です。

暑い暑い熱帯のジャングルの事、やっぱり水浴びしたいんでしょうね。本当に次から次にやって来ます。休む暇がないくらい楽しめました。という事で、次回はこの続きで、引き続きミドリヒロハシに新たにズグロヒヨドリ、コノハドリなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タマシギ ケリ ミソサザイ/岡山県

2024-07-03 | 中国地方
タマシギのペア 2024年6月9日 岡山県

6月5日県北の沢:流石に囀りは少なくなりましたが、それでも元気にミソサザイが囀ってくれます。
6月9日、鳥友さんからタマシギ情報をいただき、早速、雨がパラついていましたが、車中からだと気にせず出かけて来ました。ありがたくもあそこにいるよと教えていただき、双眼鏡を向けると、ペアで歩いているではありませんか、距離はありましたが、まだ田植え前の田んぼで、見通しは良かったです。
♀が羽を膨らませて、正に玉鷸。
ケリが複数羽います。ケリには遠慮している様子。ケリはエンジェルポーズから‥‥
大天使ポーズ‥かな?
タマシギはケリに近づく事なく、2羽で仲良く採餌中。
シロツメクサの畔を乗り越えて、隣の田んぼに。
タニシでしょうか、丸飲み。
一頻り採餌すると畔で並んでしばし休憩。
こちらに向かって来ます。
田植え直前の田んぼで、見晴らしよくペアを収める事ができました。○○さん有り難う御座います。

次回はタイ南部シリーズに戻って、水場にやってくるミドリヒロハシ、コクモカリドリ、クロエリヒタキ、ヒヨドリ類などをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その2/ムナオビオウギヒタキ シキチョウ マレーシアセンニョムシクイ ハリオハチクイ メグロヒヨドリなど

2024-06-30 | タイ
食堂裏庭のムナオビオウギヒタキ 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

3月1日午後、ナンヨウショウビンのマングローブ林を後にして今日の宿に先ずチェックイン、木々に囲まれたコテージに荷を下ろして、再度車に乗り込むのですが、この宿には鳥たちがたくさん居ます。ちょっと遠かったですが、今までのハチクイと違うルリオハチクイ(Blue-tailed Bee Eater)でした。
すぐ近くの食堂に移動しましたが、こちらも木々に囲まれ、鳥の声や姿が目につきます。食事が出るまでにカメラを持って外を見ると、庭にシキチョウ(Oriental Magpie Robin)が居ます。いい声で鳴いていたのはこの子だった様です。
続いて、尾羽の長い小鳥が登場、ムナオビオウギヒタキ(Pied Fantail)でした。ボルネオのジャングルで辛うじて見えたこの子がこんな民家の庭先にいるなんて、信じられません。でも普通種なんでしょうね。きっと。尾羽を少し拡げてくれました。
左の白いのは水の入ったバケツです。生活の匂いもしますね。
そして、食事が出てきましたが、左の皿は何とたこ焼き!、タイでもタコヤキというそうで、日本からの伝来食でしょう。味は?ちょっと残念賞。タコが入っていたりいなかったりでした。
食後、ガイドさん達がまだ食しているので、食堂の周りを散策。するとセキショクヤケイ(Red Junglefowl)!もちろん家禽ですが、図鑑の野生種と寸分違いません。ほとんど原種のままなんでしょうね。
高い木の上をチョロチョロしている小鳥がいます。こちらも初めて会う子で、マレーシアセンニョムシクイ(Golden-bellied Gerygone)と同定しました。
宿に戻ってちょっと休憩。しかし、周りには鳥たちがたくさんいるので、出発時間まで、散策すると、「コーエル!コーエル!」と大きな声で鳴くオニカッコウ(Asian Koel)がいました。
宿の道の植え込みに飛び込む鳥がいます。メグロヒヨドリ(Yellow-vented Bulbul)でした。どうやら植え込みに営巣している様です。
木々と鳥に囲まれた素敵な宿で、何泊かしたい所でした。

次回はいよいよクルンチン国立公園編ですが、公園近くの森の水場に設けられたハイドに潜り込みます。いろんな鳥が次から次に水浴びにやって来て、シャッターを押しっぱなしでした。その前に日本に戻って、地元の近況をアップします。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その1/ナンヨウショウビン ミミジロヒヨドリ ズアカミユビゲラ

2024-06-27 | タイ
マングローブ林でのナンヨウショウビン 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

タイ南部での鳥見4日目です。ダム湖でのクルージングの翌日、いよいよ最終目的地のクルンチン国立公園へ向かいますが、その前にダム湖で期待していたヤマショウビンがひょっとしているかもということで、ナンヨウショウビン(Collared Kingfisher)のポイントであるタイ湾に面したマングローブ林の公園に案内されました。車を降りて入り口にヒヨドリ類の鳥がいます。頬に白い筋のあるミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)でした。
マングローブ林には遊歩道があり、ズンズンと進んで行けます。頭部の赤いズアカミユビゲラ(Common Flameback)が遠くにいました。近くで、全身をみたかったですが、残念。ミユビゲラという名前を聞くと北海道の山中で何とか会えないものかと無理な希望を抱いた事を思い出します。
さて、ナンヨウショウビンですが、最初は遠くに点にしか見えない状態でしたが、何個体もマングローブ林にいるようで、割と近くに出てくるようになりました。
2羽になる時もあり、どうやらペアのようで、どこかの巣穴で繁殖しているのかもしれません。
お陰で、さらに近くで会う事も。
長く止まっているようなので、プリキャプチャーで、飛び出しを狙います。
うまく行きました。背中と翼の青色がきれいです。スッキリした配色ですね。
ペアリングの時期なのか、また2羽で。
それぞれをトリミング。
残念ながらヤマショウビンはいませんでしたが、ナンヨウショウビンを堪能することが出来ました。

次回は、クルンチン国立公園の前に立ち寄った食堂周り(ムナオビオウギヒタキ、シキチョウなど)と宿周り(オニカッコウなど)の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

サンコウチョウ/岡山県

2024-06-26 | 中国地方
振り返るサンコウチョウ♂ 2024年6月3日 岡山県高梁市

6月3日〜4日、この時期、地元の森では、オオルリ、キビタキの囀りをあまり耳にしなくなります。子育てに忙しいのでしょう。それでもオオルリは時折、囀っています。この2種より飛来の遅いサンコウチョウは増巣を終えて抱卵の時期なのでしょうか、鳴きながら森の中を移動しています。♀も目にしますが、鳴き方が♂より少ないせいか♂より目にする機会は少ないですね。そんな♀が頭上に出現。
チョウかガを捕まえたようで、くわえ直して、その場で食していました。
背中側から見えることもあります。
今日のサンコウチョウ♂はちょっと高い位置ですが、割とすっきりした所に止まってくれました。光の具合もまあまあで、紫色が出ました。
さらにその2時間後くらいに別の場所でもスッキリした場所で、背中の紫色が今季一番綺麗に出てくれました。欲を言えば、目線の高さに出て欲しかったですけどね。
6月4日のサンコウチョウですが、口の中が見えました。逆光がきついので、きれいに見えませんが。
♀の口の中も緑色なんでしょうが、中々見せてくれません。

次回はタイ南部紀行に戻って、スラートターニーのタイ湾に面した海岸林でのナンヨウショウビンなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。