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jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

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心の音楽のふるさと Ravel / Bolero / Berliner Philharmoniker / Karajan

2020年10月04日 | 音楽

RAVEL Bolero (BPO-Karajan)

実は自分が28歳ころにクラシック音楽に目覚めてしまい、クラシック関係のCDをやたらと買い漁っていた時期がある。おそらくこのブログには書いていないエピソード。きっかけは正直なところ、あまり覚えていない。ロックもいいけど、音楽の歴史にも触れておいたほうがいいのではないかとある日突然思いついたのか?テレビコマーシャルで印象的なフレーズをたまたま耳にしたのか?モーツアルトの生涯を描いた映画『アマデウス』の影響は多少あるかもしれない。前回の記事で話題にしたビートルズ好きな母の妹は、うちに数枚のクラシック音楽のレコードを何枚かうちに残しており、それを好奇心で聴いたことはあった。中でもカラヤンがウイーン・フィルを振ったホルストの『惑星』はとても印象に残っている。今の時代に聴いてもまったく古さを感じさせないし、現代の映画サントラに採用してもまったく違和感がない。

最初に買ったクラシック音楽のCDは何だったのか?これも残念ながら記憶にない。クラシック音楽の知識がほぼない状態で店頭ジャケ買いだったのは覚えている。とりあえず、前述のカラヤンが指揮しているものだったら、まず間違いはないだろうと推察して、この偉大な指揮者を突破口に少しずつ範囲を広げていった。おそらく彼がベルリンフィルを振ったラベルの『ボレロ』、ホルストの『惑星』、モーツアルトの交響曲あたりから入っていたはず。

クラシック音楽をあまり知らない人から、「同じ曲がいろんな指揮者・オーケストラで演奏されたCDが売られているが、違いはあるのか?」とよく効かれる。いやいや、指揮者・オーケストラが違えば、同じ曲でもぜんぜん違って聴こえます。指揮者・オーケストラが同じ組み合わせでも録音の時代が違えば、やはりその音楽もぜんぜん別物ですよ。どれもこれも違うから面白いし、好き嫌いも出てくるし、奥が深いなと。そんなこんなでどんどん深みにのめり込んでいった。

またこの時期にクラシック音楽の本場ドイツ・オーストリアを生まれて初めて旅したのも大きかった。当初はドイツ国内限定の旅だったのを、ミュンヘンへ行ったついでに、無理を言ってオーストリアのザルツブルグへ連れて行ってもらい、モーツアルトの家を見学できたのはよい思い出。ボンのベートヴェンのおうちは確か運悪く当時工事中で見れなかった記憶。

最近でもない、ちょっと前にクラウディオ・アバドがベルリンフィルを振った全集CD60枚組を衝動買い。果たして生きているうちに全部聞き終えることができるだろうか?

とにかく、クラシック音楽は一度はまってしまうと、奥が深いし、奥の細道を追求していくとキリがない。とっつきにくい第一印象はあるかもしれないけれど、食わず嫌いはもったいない。リラックスのためのオムニバスでもなんでもいいので、試しに足を踏み入れてみる価値はありですぞ。