老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

命を張るデイサービス介護員

2022-02-15 03:57:27 | 老いの光影 第7章 「老人のねがい」


夜明け前の雪景色

1807 ひとり暮らしとコロナウイルス

ヘルパーと小規模デイサービス、介護用ベッドのサービスを使い
ひとりで暮らすばあ様(要介護5)がいる。

息子は遠く大都会で暮らしている。

今日は朝から37.0℃台の熱があり
デイサービスに来ても熱は下がる気配はなく
37.8℃まで上昇した。

コロナウイルス感染の危惧もあり
二つの病院に電話をかけても診てくれない

ばあ様は病院嫌いのため、かかりつけ医が定まらないから
今日のような熱発のときは、ほどほどに困る

県ホームページを調べ、コロナウイルス感染の検査を行う医療機関の一覧表から
近くのクリニックに電話をしコロナウイルス検査をお願いし、診てくれることになった

遠くの家族は来れず
近くの他人であるデイサービスの介護員に通院付き添いをお願いした
クリニックの看護師もビックリされていた。

抗原検査では陰性だったが
医師は心配だから、ということで、pcr検査も行った
結果は24時間後
陽性でないことを祈るが
付き添った介護員は命がけの付き添い

老い重ねるほど 健康状態が不安定な人ほど
かかりつけ医との太いつながりが欲しい

遠く離れても親子の絆は切れない
老い病み不自由な躰でいる母親
介護サービスだけでは見きれない

どうしたらいいのか悩みは尽きない