絵に描いた餅?
今後十年間に100万人の雇用を生み出すそうだ。
林業で。
...は?
とうとう民主党壊れたか?
100万人といえば、人口の1%。
日本のキリスト教徒の数と一緒だ。(関係ない。)
日本の林業は事実上壊滅。
なぜならば。
輸入木材の方が安いから。
日本の場合、山から運び出すのに手間がかかるし、
なんと言っても人件費が高い。
そう、高いのです。なのに、100万人?
仮に年収300万円だとして、300万x100万=30000x1万の二乗。
っていくつだ?電卓では間に合わん。
えーっと、30000と10000と10000で、3000000000000。
300000000万。30000億。3兆円か。
で、林業の市場規模を調べてみたが、ようわからんかった。
見つけたのは、丸太換算の木材需要量が8,980万m3であること。
そして、木材の値段は、1m3(立方メートル)当たり20000円くらい。
単純にかけると、89800000x20000...めんどくさいので、2000000000000。
200000000万。20000億。2兆円。
...あのー、1兆円足りないんですけど。
たぶん、民主党は、国産木材にすれば値段が上がるから、これに耐えられる。
と捕らぬ狸を捕ったつもりの皮算用してるんだろうけど。
でも、2兆円も売り上げだしの。
粗利ではない。
市場原理(同じ品質なら安いものを買う)からいって、自給率を上げるには、値段を下げるしかない。
なので、日本の木材だからといって、2兆円が5兆円になることはない。
せいぜい2.2兆円とか。(2千億円は国の補助。つまり税金垂れ流し。)
おお。年収を100万円に下げれば、1兆円ではないか。これはいけるかも。
いくら田舎だからといって、年収100万円で生活するのは無理だの。
やっぱり300万円くらいはいるの。最低額だの。
民主党はどんな計算をしたのでしょうか。なぞです。
あと、こんな意味不明なことをゆうておる。
情報技術(IT)を駆使した輸送体制を整備。
は?
ITで輸送体制?
意味が分からん。
クロネコヤマト並に木材の行方調査でもするんでしょうか。
ITで輸送コストはさして下がらんと思うぞ。
木材は直接消費者へ届くわけでもない。
木材倉庫へ入って、木材工場へ行って。だ。
そんなに数があるわけないし、輸送費考えたら、地元消費が一番よい。
ITを使えばなんでもコストダウンを計れるとおもうとるんでしょうか。
民主党にはIT屋はいないらしい。残念だの。
あまりにあほらしい選挙公約に思わず笑ってしもた。
林業発展はよい。大変よい。
自給率向上もよい。
でも。100万人の雇用は計算間違えたとしか思えん。(あと、ITで輸送効率化。)
10万人ならまだ現実的なんだけどね。(2兆円市場で3000億円の人件費だから。)
もし、マニフェストでも書かれるようならちと読んでみたいの。