ゴジラ映画の年号

　ゴジラ映画の年号……。年号というと大袈裟かも知れませんが、あの映画はいつ公開だったか…という記憶は、たまに間違える事があります。
　仮に第一作『ゴジラ』から『メカゴジラの逆襲』を第一期、84『ゴジラ』から『ゴジラVSデストロイア』を第二期、『ゴジラ2000ミレニアム』から『ファイナルウォーズ』を後期としましょう。
　第一期に関しては、初公開時にリアルタイムで見ていた人はほとんど40代以上の人であると思われます。ゴジラ好きなら公開作品名はだいたい順番通り言えると思われますが、東宝チャンピオンまつりで再上映がいくつもありましたので年号は以外と混乱する場合が多いと思われます。私もそうです。が、新作として公開された年だけで順番通りに覚えていくと以外と簡単に覚えられるのは確かです。
　第二期以降の作品は全て12月に公開されています。正月映画として定着しているのは皆さんご承知の通りです。ですからその新年の年号で覚えておられる方が以外と多いようです。雑誌やムック本は執筆される方(編集者、ライター)は多くが特撮ファンであったり、詳しい方であったりというケースが多いと思われます。そういった人達はお正月映画という印象が強いせいか、自分の記憶を頼りに執筆されるので記載する年号が1年ずれてしまうという場合が多々ありました。最近は少なくはなりましたが、今でもキャリアの長い方はたまに記載ミスがあるようです。気持ちはよくわかります。
　私自身も同様の理由で第二期以降の作品については近年まではたまに間違えて覚えていました。東宝さんがライセンス表記のためにオフィシャルとして認めているのは初公開時の年で統一しているようです。ですから羽沢組でゴジラを作って販売するようになってからは、間違えないようにするため、とにかく正月映画という事を一旦忘れて正しい年号で覚えるようにする事にしています。最近やっとそれに慣れてきた感じです。実は恥ずかしながら申請時に間違えて東宝さんに指摘された事もあります。ですから今は絶対に間違えないように気をつけています。
　例えばウチでミレゴジを作った時に「『ゴジラ2000ミレニアム』というぐらいだからミレゴジは2000年でいいじゃないか」といわれた事がありますが、正しくは1999年公開です。
　でも頑固に「正月映画なんだからその年のゴジラでいいじゃないか」と言い切る古い特撮ファンの方は今でも多いようです。
　10年以上前にとあるトイショップで「85年公開のゴジラ」と表記して売っていた84ゴジラのソフビを見て「これ84ゴジラですよね」と言ったら「85年のゴジラだよ!!」といきなり怒られた事を思い出しました。私が言ったそのたった一言だけで売ってもらえなかった事があります。年号一つだけでもそれぞれの思い(思い込み!?)は、人によって今でも違うようです。

雑誌掲載報告

　Gメモリーズセレクション「GMKゴジラ　箱根決戦バージョン」に関する情報が雑誌各誌に掲載されましたのでお知らせします。

　HOBBY JAPAN　10月号(ホビージャパン)
　電撃ホビーマガジン　10月号(メディアワークス)
　ハイパーホビー　10月号(徳間書店)
　フィギュア王　115号(ワールドフォトプレス)
　Quanto　10月号(ネコ・パブリッシング)

　一部『ゴジラ　モスラ　キングギドラ　大怪獣総攻撃』の公開年が2002年と記載されていますが、正しくは2001年です。
　ゴジラ映画は「正月映画」という印象があるので、ついその新年の月の公開と勘違いされてしまいがちなのはよくある事ですよね。過去にもムック物等ではそのように記載していた出版社もあったぐらいです。
　今後も弊社では東宝さんがオフィシャルとして決めてある年号で表記する事に統一していくつもりです。

配付チラシ

　8月24日に紹介した配付用のチラシの改訂版です。現在これを通販でお求めのお客様に同封しております。今回から在庫が少ないものに印をつける事にしました。
　これを見て今後の通販のためにご利用していただければ幸いです。

国会議事堂ピンチ!その2

　昨日の画像の元はいつものようにカラーで作っています。
　よく見るとなぜかこっちの方が古臭く感じます。昔の怪獣ブロマイドやメンコ等で使われている写真みたいになってしまいました。写真というよりイラストに見えちゃいます。

(2009,3,20更新)
　ガレージキット「初代ゴジラ」は完売しました。ありがとうございました。

国会議事堂ピンチ!

　前にウチのガレージキット「初代ゴジラ」を使って銀座に現れたお遊び写真を作りましたが、今回は同じく国会議事堂を襲うシーンを作ってみました。
　それにしてもウチのゴジラ達はディフォルメなので、身長が近い建物の実際の写真と並べてみるとバランスが悪くて思いっきり違和感がありますね。こういうアングルの写真ははリアルなゴジラじゃないと無理かも知れませんね(笑)。
　それにしても今回はなぜか顔が大きく見えてしまう。んー…反省。

(2009,3,20更新)
　ガレージキット「初代ゴジラ」は完売しました。ありがとうございました。

シャイニングレッドお求めのお客様へ

カードファイル謹呈



　今回の「デスゴジ シャイニングレッド」に関しまして、雑誌等で8月12日から発売と告知したにも関わらず、完成が間に合わずご迷惑をおかけしてしまう事になってしまいました。
　ワンダーフェスティバルでの先行発売で直接購入を予定されていたお客様には予定外の送料を負担していただく事になってしまいました。こういった場合でも弊社ソフビ制作・販売事業はまだ小規模の範囲での展開のため、通販の場合は送料をお客様に負担していただかなくてはなりません。予定外の送料負担に関しましては、本当に申し訳なく思っております。
　また発売日に関しても結果的に9月上旬まで延びてしまいました。ワンフェスで予約された皆様はもちろんの事、翌日よりの電話での通販を予約された皆様にもお待たせする事になりました。
　重ね重ね深くお詫び致します。

　今回何かしらのお詫びができないかと考えまして、今回この「デスゴジ シャイニングレッド」を予約された皆様全員にカードファイルをプレゼントさせていただく事にしました。
　ご承知の通りGメモリーズセレクションシリーズにはGMSカードが付録としてついております。そのカードが入れられるファイルをお詫びの品として受け取っていただければと思っております。
　このファイルには扉用に特製カードが一枚入っております。ファイルもこのカードも今回のみのプレゼントです。今後も発売の予定はありませんし、このカードのデザインも他の物に流用する事のない今回だけの物です。GMSカードのコレクション、もしくは他のカードの整理等にご利用いただければ幸いです。
　なお、このファイルとカードのプレゼントは9月29日まで通販で「デスゴジ シャイニングレッド」を予約・お求めいただいたお客様を対象とさせていただく事にしております。もし9月29日の前に商品がなくなった場合はその時点で終了致します。その際はご了承下さい。
　ですからこれからご希望される方でも9月29日までお電話いただければ商品に同封させていただきます。

　すでに現在までご予約いただいた皆様にはこのファイルを同封の上、発送を終了しておりますので、到着の際はご確認いただけますようお願い致します。
　今後はお客様にできるかぎりご迷惑をおかけしないよう最善の努力をしてまいりますので、今後とも弊社並びにGメモリーズセレクションをよろしくお願い致します。

(2008.1.8更新)
「デスゴジ　シャイニングレッド」は完売しました。ありがとうございました。

シャイニングレッド発送

?完成して袋詰めと発送を待つ状態のデスゴジ シャイニングレッドたち。もうすぐだぞー!!

　Gメモリーズセレクション「デスゴジ　シャイニングレッド」をご予約の皆様、大変お待たせ致しました。やっと完成致しました。赤のクリアに金と赤のラメ具合をじっくり見定めて下さいませ。
　そして本日、ご予約後代金のお支払い済みのお客様全てに発送致しました。遅くとも今週末には届くと思います。当初の予定より3週間近くも遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。ワンフェスで先行予約された皆様には予定外の送料負担をおかけしてしまい、重ねてお詫び申し上げますと共に深く感謝しております。
　この「デスゴジ　シャイニングレッド」をご予約いただいたお客様へは、今回少しばかりのお詫びの品も同封しておりますのでもらってくださいませ。
　また「デスゴジ　シャイニングレッド」と同時に他の商品もお求めいただいた皆様への発送は、それらの商品も同封して発送しております。間違いのないようにしたつもりではありますが、到着後ご確認いただき、違っていましたらお手数おかけしますがご一報いただければ幸いです。
　次回からも懲りずにぜひウチのゴジラ達を可愛がってあげて下さい。

　まだ「デスゴジ　シャイニングレッド」をお求めでない皆様、まだ若干在庫がありますので興味のある方はぜひお求め下さいませ。「デスゴジ　クリアレッド」と一緒にお求めいただけるとこだわりの違いで楽しんでいただけるかと思います。

(2008.1.8更新)
「デスゴジ　シャイニングレッド」は完売しました。ありがとうございました。

ソフビ制作裏話その27

デスゴジ　スタンダードカラーおまけ編　
　数日「デスゴジ　スタンダードカラー通販版」の裏話を書いてきましたので、ついでにもう一つだけ追加の話をします。
　前にも書いたのですが、デスゴジを企画した時に多くのカラバリのアイディアが浮かびました。その中でも「スタンダードカラー」系のバリエーションが一番多くありました。その中の２つが販売した「スタンダードカラー」と「同　通販版」なのです。
　当然お蔵入りになったバリエーションもあり、実験的に塗ってみて商品化されなかったものもあるわけです。たまにはそういうお蔵入りもお見せしようかと思います。本来版権申請していないものなのでそういうのをお見せするのもどうかと思いますが、こういう機会もそうないし、たまにはいいかと思いまして…。

?左・「通販用」に考えたパターンの一つ、右・比較用に一般発売の「デスゴジ　スタンダードカラー」

　左のお蔵入りパターンの一番の特徴は目です。地の部分を赤にし、黒と金のグラデーションに黒目が入っています。デスゴジの制御不能な部分を現したかったのですが、「カッコかわいく」からは離れてしまうので怖すぎてNGにしました。ファイアーパターンは一見同じように見えますが、違います。右の商品化された「スタンダードカラー」は朱色にイエローのポイントで塗りましたが、お蔵入りの方は朱色ではなく赤です。画像で見るとあまり差がわかりにくいですね。
　という事でこんな感じのお蔵入りが実はいくつかあるのです。

　他にもサンプルすら作っていないデスゴジの「スタンダードカラー」系のアイディアはまだあります。例えば成型色を黒ではなく、ダークブルーやダークレッド等でそれに合わせたファイアーパターンのカラーリング等です。でもさすがに似たパターンで作り過ぎるとお客様にも飽きられちゃうので自粛はしているつもりです。
　でもまたちょっと気になるアイディアが…(汗)。先日GMKゴジラの第一弾「ブラックバージョン」を発売しましたが、これとほぼ同じカラーリングで真っ黒でファイアーパターンのないシンプルなゴジラらしいゴジラのデスゴジも欲しくなってきました。みなさん、どうでしょう!? ダメかな!?
　試しに暇を見て一つサンプルを作ってみようかな…。

ソフビ制作裏話その26

デスゴジ　スタンダードカラー通販版編　Part.3

?右・一般発売の「デスゴジ　スタンダードカラー」、左・「同　通販版」

　そう言えばちゃんと画像をお見せして比較をしていなかったので、一般発売の「デスゴジ　スタンダードカラー」と「同　通販版」の色の違いをもう一度ちゃんと書きます。
　成型色はどちらも黒。同じものを使用しています。
　まず目ですが、一般版はアイボリー(白系)に朱色とイエローのグラデーションに黒目がついています。通販版はイエローベースに赤とイエローのグラデーションに黒目と言うパターンです。
　全体的に一般版の方が劇中の着ぐるみスーツに近い色で塗装してあるのですが、劇中デスゴジは後半で夜のシーンでの戦いが主で、目の白い部分はほとんど見えません。目の発光が見られる時は逆にまぶたの影で黒く見えたりしています。通販版ではそれを狙う事も考えたのですが、テーマである「カッコかわいく」のかわいさが半減するので、少しでも目の発光を強調すべくイエローにしてみたのです。
　ツメに関しては前にも書きましたが、手も足もイエローにしました。着ぐるみスーツのように手はイエロー、足はアイボリー系なのが気になるので統一したかったのです。ガレキを作られて見本としてイベント等で展示してあるプロの皆さんもこのパターンが多いようです。
　身体のファイアーパターンはこちらも先日書いたようにメタリック系の赤にする事で発光を表現してみました。値段の高い塗料を使用すればもっとマッチしたものがあったのかも知れませんが、当時のウチの予算ではこれが精一杯でした。
　背びれから尻尾へのヒレ部分は、着ぐるみスーツの方は背中がイエローで尻尾がアイボリー系です。これもツメ同様統一したく、ヒレの先端を同じ色にしました。

　私だけなのかも知れませんが、違いにこだわってくるともっともっとと欲が出てきます。そして予算やお客さんの都合を忘れて別のバージョンも…とつい考えてしまいます。困ったものです。
　さて、今回比較したいわゆる一般版の「デスゴジ　スタンダードカラー」の方も完売のため販売は終了致しました。ご了承下さい。(2007,11,25更新)

ソフビ制作裏話その25

デスゴジ　スタンダードカラー通販版編　Part.2
　昨日の続きです。
　この「デスゴジ　スタンダードカラー通販版」はカラーリングや販売方法が決まったものの、当時スケジュール的にはかなりハードでした。昨年夏のワンフェスではデスゴジ2種類(「スタンダードカラー」「バーニングレッド」)、キンゴジの実験カラー2種(「メタリックグリーン」「メタリックブルー」)の発売で動いていましたし、それが終わればすぐ次の秋のスーフェスでのデスゴジ2種(「ゴールドファイアー・黒」「同・赤」)、キンゴジの実験カラー(「エメラルドグリーン」)に取りかからなければなりません。まだソフビでの事業を始めて半年あまりでスケジュールの組み方やペースと言うものが把握できてはいなかったのでしょう。今から考えるとかなり無茶なペースで作って販売していたと思います。
　とにかくこの時は時間がないと言う事で、初めて彩色塗装を外注にお願いしました。しかしそれも初めてと言う事で発注の仕方が悪かったせいか、依頼した色とは全く違う色で塗られてきました。塗られる場所でも思っていた所とは一部違いました。びっくりしてしまいましたが、発注し直す余裕はありません。スケジュールは予定よりも遅れ気味でしたし、やり直してもらってさらに遅れるのだけは避けたく、予約したお客様をこれ以上待たたくなかったので、ほぼ1ケ月仕事場に泊まり込んで他の業務と平行してこの「通販版」を弊社で結局塗り直しました。こういう事もあるんだなと勉強になりました。
　ファイアーパターン部分や背びれ、尻尾は全部塗り直し、目やキバは90%修正しています。
　大幅な遅れにはならずに何とかなり安心しましたが、当時何人かのお客様からは発送時期のお問い合わせがあり、その節はご迷惑をおかけしました。今さらですが、ごめんなさい。
　この「通販版」の予約は、昨年の8月のワンフェスから9月のスーフェスまで受け付けました。10月発送予定とちゃんと全てのお客様にはお伝えしていたのですが、8月末から「まだ届かないんですが」というお電話がちらほら…。これにもちょっぴり驚きました。みなさんそれだけ楽しみに待ってて下さったのかな…と解釈しています。
　とにもかくにもいろんな思い出があったデスゴジです。たまに再版を望まれるお声をいただきます。ごめんなさい。あの色の調合はもう出きないと思います。