横浜激戦バージョンのこだわり その1

●その名の通り、横浜での戦いがイメージ

　4月29日発売の「GMKゴジラ　横浜激戦バージョン」のこだわりについていくつか書きます。
　映画『ゴジラ　モスラ　キングギドラ　大怪獣総攻撃』(以下GMK)のクライマックスは、防衛軍の最終防衛線とした横浜を舞台にした激闘でした。深夜の横浜に姿を現したゴジラに向かうのはモスラ、ギドラです。そこで凄まじいばかりの激戦が繰り広げられました。
　GMKゴジラの一番最初の「ブラックバージョン」を作った後、その後のGMKゴジラの新規カラバリを企画する事にした時、最初はGMK劇中の各シチュエーションをイメージして続けて行こうと思いました。そこで代表的な4つの場面を考えたのです。対バラゴンとの戦いとなった箱根での土埃まみれのゴジラ、より強力な武器として強調される表現になっている熱戦放射時のゴジラ、そして今回の横浜での激闘のゴジラです(残る一つはまだ秘密)。
　羽沢組の主なパターンである色からの発想ではなく、劇中シチュエーションからの発想として今回も配色を考えました。
　劇中の横浜を舞台にした激闘シーンを何度か見て感じたのは、「漆黒」と「輝く金色」です。これを表現してみようと思いました。
　シーンの時間が夜である事と、凶暴なゴジラのイメージである全体的なカラーを考えるとベースになるのはやはり黒です。その黒の全体的イメージの中で、何度も「金色」を感じさせるシーンがありました。
　ですから基本となる配色としては、黒ベースに金での彩色。これを第一に考えたのです。
　今イチぴんとこない方は、ぜひ「映像としての色」を意識しながらGMKのビデオやDVD等をご覧いただければ、映像的にこの横浜でのシーンが主に「黒」と「金色」に表現されている事を感じていただけると思います。
　続きはまた明日。

(2009.6.5更新)
「GMKゴジラ　横浜激戦バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。