Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

初代ゴジラ見聞録・1

2014年11月25日 | 羽沢組的怪獣見聞録



▲「初代ゴジラ プラックバージョン」(完売)

1 まだまだある「初代ゴジラ」の発見

 この夏Gメモリーズセレクションで発売した「初代ゴジラ」2つのカラーについては、いつもと違い特に大きな告知や宣伝はしていませんでした。弊社がゴジライベントやゴジラ関連の書籍の業務で忙しかったせいもありますが、いつものようにこだわった所や商品詳細をしたかったのですが、それらをここで紹介する前に完売してしまったため後回しにしてしまいました。
 新規造形商品は、そのこだわりや詳細の前にはそのキャラクターについての「見聞録」として弊社なりの調べてわかった事や独自の解釈を書いてきましたので、今日から数回に分けて「初代ゴジラ」についての「見聞録」を書きたいと思います。


 今回、Gメモリーズで新規造形商品として発売するにあたって、粘土原型制作の前に、いつものように映像はもちろん、いろいろな書籍などで造形に関する物を調べてみました。もちろんソフビ造形のためなので、造形に関する物中心です。

 今から60年も前です。書籍にしてもどこまで信じていいのかは疑問が多々あります。書籍などで語られている当時のスタッフ、関係者の方々のコメントや記事は、100%事実とは限りません。時間がだいぶ経っていますから、間違って記憶されていた事もあるでしょうし、誤った解釈でライターさんが書かれただろうものもあります。ましてや失礼ながら、ご高齢の方も多いのでアバウトに答えられているかも……と思われるものもあるわけです。
 それらをふまえて映像と照らし合わせていくつかわかったこともありました。
 ひとつひとつ「この本のこの記事、文章は明らかに違う!」をあげるつもりはありません。それは皆さんで判断していただければと思います。

 残念だったのは、タイミングとして粘土原型が完成する前に「デジタルリマスター版」を観る事ができなかったことです。結果的に特にそれによって造形を変更する部分は見当たりませんでしたが、個人的なモチベーションが違っていただろうなぁという点。変更する部分が見当たらないというのはあくまでデフォルメだからです。もしリアルタイプの商品造形でしたら間違いなく後悔していました。Gメモリーズのデフォルメで強調する程ではないものの、細かな特徴のいくつかを見つけられたので。
 そういう意味では、今回の商品がデフォルメで救われたと言う事でした。

 続きはまた明日。
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