Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「ビオゴジ」「ギドゴジ」のこだわり その4

2009年02月21日 | 新作商品情報
「ビオゴジ」の造形について Part.2

■「ビオゴジ」の足の造形について

 昨日の続きです。今日は足について。

 これまで実際の劇中スーツ「ビオゴジ・海用」の首から下は、前作の「84ゴジラ」のスーツの流用である事を書いてきましたが、実際には表面のモールドはほとんど変えられています。比較してみると凹凸の感じまで変わったように見えるほど、改修されて肉付きが違う事がわかります。「流用じゃない」と言われても納得してしまうほどです。
 さらにその「海用」をベースにして新たに全身を作られたと思われる「ビオゴジ・陸用」は、そのモールド具合や肉付きがよりくっきりと陰影がわかるように造型されています。
 特にそれがはっきりと見られるのが足です。太もも等は筋肉のようにモコモコと盛り上がって力強くなっています。「84ゴジラ」と「陸用」では足だけ見れば、基本形が同じであるようには見えないほどです。
 かっこいい全身フォルムの「ビオゴジ」では、そのモコモコ感があるかないかで随分「らしさ」に影響がある事がわかります。ですから商品の「ビオゴジ」は、ディフォルメソフビであっても、そのへんはしっかりと造型してみました。商品ではその太もものモッコリ感も触ってみていただきたいと思います。

 「平成VSシリーズ」のゴジラ全てに言える事ですが、これらのゴジラはモッコリ感たっぷりの太ももはしっかり太く、足そのものも大きく作られています。これによって怪獣としてだいぶ力強さを感じさせます。こういう所も「ビオゴジ」は「平成VSシリーズ」の基本になっていると思われるのですが、それらを強調すべく足首は細く見えるように造型されています。
 Gメモリーズセレクションのシリーズのゴジラは、造形上ディフォルメという事で足全体をだいぶ縮めてデザインしているせいもありますが、実際のスーツのように足首を細くする事はできません。
 Gメモリーズセレクション程度の大きさのソフビで、しかも凹凸の多いゴジラの足の形状の時、足全体を1パーツとして成型する時には足首を細くはできないのです。成型で抜く時に気泡や穴があいてしまったりする可能性が大きいためです。
 毎回それをカバーするためにしわやモールドのよれを表現する事で、太ももや足を大きく見せ、足首をなるべく太く見えないようにしています。
 今回の「ビオゴジ」は特にそれがはっきりしているゴジラなので、いつもより注意して造型しました。その辺も見ていただければ嬉しいです。

(2009.7.27更新)
「ビオゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.9.28更新)
「ギドゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
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