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今日からもうすぐ発売予定の「メガロゴジラ グリーンバージョン」の詳細、こだわった所を書きます。購入の際の参考にしていただければ幸いです。
こちらの商品は10月7日スーパーフェスティバルにて先行発売、翌8日より通販受付開始です。
■当時の子供達がイメージしていた色
今回の「メガロゴジラ」は、以前にも他のゴジラで取り上げた事のあるテーマに近い、イメージとしてのカラーリングです。
何度かいろいろな所で書いてきましたが、昭和のゴジラ映画の印刷物関係のものは写真に人工着色されたケースが多くあります。すでにカラー写真が当たり前の時代である昭和後期のシリーズでも例外ではありません。オフィシャルなもの(ポスターやパンフレット等)でも、加工着色されていますし、メーカーさんの商品に使用されているものも例外ではありません(代表的なのは当時の子供達が集めていたカード等)。
もちろんゴジラに限らず近年の映画でも加工されているケースはほとんど。今はデジタルの画像ソフトで自然に処理されていますから一般の方は気がつかないケースも多いと思います。が、昭和の後期のゴジラ映画では素人目でも着色されているのはわかる程度のレベルです。それはまだ印刷時での製版の段階で処理されていたからです。おそらくは東宝側からのチェックや校正もあったと思いますが、まだまだ今と比べるとばれてしまうレベルだったと言えます。(それはそれで今見ると「いい味」にはなっていますが…)
また、カラー写真が当たり前になっていたこの時代でも、モノクロでの宣材写真も多く、これに着色していたものすらありました。
そういった場合、ゴジラにはグリーン系や青系で着色される事が多く、(色の違いはあれど)このパターンは昭和初期のシリーズから変わりません。
ですから当時の子供達にとっては、劇中ではほとんど黒のゴジラでも「刷り込み」に近い形でゴジラは「青っぽい」「緑っぽい」と印象づけられていたと思われます。
今回の「グリーンバージョン」は、そんなイメージのゴジラとして企画した配色にしたのです。
