Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

メカゴジラ雑感

2011年04月20日 | 代表羽沢のG雑感
メカゴジラに思う事

 今でこそ大好きですが、初めて見た頃のメカゴジラに対しては「えー! なんでこれがゴジラのロボット版なのー?」という印象でした。
 子供心にメカニコングがキングコングの印象を残しつつのロボット化されたものとしてインスパイアされていたからでしょう。メカゴジラと名乗るならば、もっとゴジラに似ていて、なおかつもっとカッコよくあってほしかったと思っていたのが当時小学生だった私。
 おそらく作品への印象も理由にあったのかもしれません。当時秋田の田舎にいた少年としては、劇中の舞台になった沖縄は異国とほぼ同じレベルの印象でしたので親近感がなく、(メガロでちょっと残念な気持ちを持っていたので)ガイガンのようなカッコいい怪獣を期待していたらちょっとコミカルなキングシーサーが登場だった事。アンギラスはかわいそうだし、いくら当時「猿の惑星」ブームとはいえ、敵宇宙人が猿人顔な事に残念な気持ちになり、むちゃくちゃすぎるメカゴジラの武器の多さにいくら子供でも「多すぎだろ?」と。
 だからメカゴジラそのものにも夢中になる事はほとんどありませんでした。

 時は流れて大人になって「84ゴジラ」でゴジラの復活が騒がれ出した頃になぜか突然メカゴジラが愛おしくなりました。ゴジラ関連の本をいろいろ見だしたからでしょうか、きっかけはわかりません。催眠術にかかったかのように急に大好きになったのです。体型から似ていない所まで独特な味があって、カッコよく見えてくるから我ながら不思議でした。
 すると子供の頃に否定的だった部分の作品自体も全て受け入れられるようになり、後にビデオで見ても楽しめるようになりました。
 今でもですがメカゴジラフィギュアを見ると何でも欲しくなります。

 それからさらに時間が経ち、中年まっただ中の今、こうしてメカゴジラソフビを作りました。
 カッコいいもの、レトロタイプのもの、かなり簡略されたディフォルメのもの……たくさんメカゴジラフィギュアを買ったのですが、自分が欲する「似ていながらもカッコかわいいタイプ」がありません。だから諦めずに作った訳です。

 今こうして初めてメカゴジラを見た時の事から思い出してみると、長い時間をかけてメカゴジラに対して思った事がたくさんあり、懐かしくも幸せを感じます。
 自分で作ったメカゴジラをしみじみ眺め、今日も塗装作業に励む最近の私です。

 余談です。ゴジラが大好きな私ですが、メカゴジラの作業中の時だけは「ゴジラめ、必ずやっつけてやるぜ!」とブラックホール第3惑星人の気持ちになって作業しております。
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