Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

メガロゴジラグリーンバージョン制作裏話1

2013年10月18日 | 制作裏話

《ソフビ制作裏話 その327》

 今日から昨年10月から発売を開始した「メガロゴジラ グリーンバージョン」の制作裏話を書きます。発売時の詳細、「こだわり」は過去の記事をご覧下さい。
 こちらの商品は現在発売中です。ご希望の方は羽沢組までお電話を!

●商品発売時の詳細
●こだわり1 ●こだわり2 ●こだわり3 ●こだわり4



1.チャンピオンまつり時代のゴジラ

リアルタイムで体験した当時の雰囲気
 これまで羽沢組の昭和の映画に登場したゴジラソフビのバリエーションでは、グリーン系のカラーリングの商品を展開する事が幾度かありました。
 そのほとんどのテーマとしてきたのが、映画公開当時のポスターやグッズ商品などに数多く見られたグリーン系で人工着色された印刷物のイメージです。グリーン系でゴジラソフビたちを発売する度に「こだわり」などで説明してきましたが、当時ゴジラ映画に夢中だった「チャンピオンまつり」世代の子供たちにとっては、ある意味「正義のゴジラ=グリーン系」という刷り込みに近いイメージがあったと考えられます。
 特に『キングコング対ゴジラ』から『メカゴジラの逆襲』までで、それらは顕著に見られると思いますが、完全にゴジラが子供対象として作られるようになった「東宝チャンピオンまつり」からは印刷物も数多くカラーとして作られるようになりましたので、子供たちにとっては“グリーンで着色されたゴジラ”を目にする機会は増えたと思われます。
 この頃のそのイメージや感覚は、平成以降のゴジラファンの方々にはピンとこない感覚かもしれません。おそらくは「チャンピオンまつり」時代の当時をリアル体験した世代でなければわからないかもしれません。

 この「メガロゴジラ グリーンバージョン」もまた、そういったテーマの元に企画したものです。
 頭部の造型がかわいくなった最初のゴジラですから、“正義の怪獣”感がより強く感じられるゴジラです。そういう意味でも「メガロゴジラ」でのグリーン系のカラーリングは、不可欠なバリエーションであると勝手に義務感を感じてもいました。

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