Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

75ゴジラ見聞録3

2013年04月15日 | 羽沢組的怪獣見聞録


3.その他の違いと特徴

 今日は頭部以外の部分の前2作のゴジラとの違いや特徴について。


▲画像は「75ゴジラ」の原型です。

ボディと背びれについて
 頭部以外は基本的に前作「74ゴジラ」の劇中スーツをそのまま流用していると思われます。
 ボティ全体は、前2作でかなり対戦怪獣と格闘していますし、ビームやらミサイルやら光線を浴びてたくさん被弾しているので、何度も皮膚のモールドは撮影中、撮影前には修理したと思われます。が、その損傷はかなり激しいようで、映像ではわかりにくいのですが、写真で見る限り「75ゴジラ」の時にはかなり表面全体が痛んでいるのがわかります。ゴジラの皮膚の特徴であるボコボコのモールドが崩れた感じの所があるし、はがれているのもわかります。
 全体のフォルムも「74ゴジラ」に比べてややたるんだ感じに見えるケースもありました。映像で「メガロゴジラ」と比べていただければ、「メガロゴジラ」の体の張りが「75ゴジラ」と違うのにお気づきになると思います。(弊社商品ではその表現はしていません。かわいそうで…笑)

 個人的に気になったのは背びれです。
 新規造形された「メガロゴジラ」スーツの背びれの大きな4枚は、順番を変えられて「74ゴジラ」に付け替えられました(理由は単純な間違いが有力な説)。「75ゴジラ」はそのまま「74ゴジラ」の順番のままで付けられています。
 ですからそのまま前作同じと思っていた「75ゴジラ」の背びれですが、映像で見るとどうしても太くなっているように思えてなりません。流用スーツではあるものの、撮影前には当然表面の補修はすると思われ、その際に細かな凹凸部分は付け足されたのではないかと思うのです。もしかしたら全く同じ可能性もあるのですが、太く見えたその感覚を信じて弊社商品では若干太く新規造型しました。
 よろしければそれぞれで映像で見比べて違いを探してみて下さい。

 商品としての「75ゴジラ」のこだわりは近日改めて書きたいと思います。
 すでに発売している「メガロゴジラ」「74ゴジラ」と比べてみるのも楽しさの一つと考えておりますので、あまり違い等に詳しくなかった方々には昭和シリーズ後期流用スーツ3作を揃えていただいて、ぜひご自身で楽しんでいただければ嬉しく思います。

メガロゴジラ 「ブラックバージョン」「グリーンバージョン」発売中!!
74ゴジラ 「ダークブルー」発売中!!

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