Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ゴジラの原型を作ってみると…その1

2013年04月04日 | 代表羽沢のG雑感
原型制作は発見がいっぱい!!

 昨日新商品の「75ゴジラ」を発表させていただきましたが、原型製作が終わって思うのはいつもながら「もっとゴジラを作りたい!!」という衝動にかられる事です。特に今のような時期、一つ完成してワックス原型も終了して間もない時は特にそう思います。
 不思議と「キングギドラ」や「メカゴジラ」の時は、正直「しばらくいいや」と思ったりするのですが(笑)、ゴジラの時は別。
 なぜなのか理由はよくわかりません。

 Gメモリーズセレクションはディフォルメではありますが、私なりに本物のスーツの事を毎回調べたりして一応の“勉強”はします。そこでそのゴジラの造型について初めて気がつく事や新たな発見も多々あるのですが、実際に制作作業の中で作りながら初めて気がつく事も多いのです。
 例えば眼球の位置がどうしてここなのか。作っていくとギミックが入る前提を考えると物理的にどうしてもこう入れざるを得ない、この角度にしかならない…とか。頬の肉の盛り上がりは内側からこうして入れたんだな…とか。人が入るから首の角度はどうしてもこうなってしまう…とか。肉の盛り上がりひとつ、しわひとつ、細部から全体の姿勢までどんどん細かな発見があります。
 映像ではもちろんゴジラは動いているし、写真ではある一瞬を切り取ったものですから、これらでは気がつかない所です。

 Gメモリーズをはじめて7年ですから、立体造型を作ってみなければ知らなかった事がこれまでにたくさん増えました。だからつい雑誌やムック等で語られている造型についての文章に「あらら、これ間違ってるよ」「あーこの人よく知らないで書いてるなー」なんて見つけてしまいます。
 得手不得手がありますから「実際に立体物として作ってみればわかるのに」とまでは言いませんが、できる人にはぜひ挑戦してほしいものです。
 ゴジラに限らず、ソフビ、ガレージキット、他のフィギュア各種の造型の経験がある方は、私のように思う方がいらっしゃるのではないかと思います。
 そういう作ってみて見つける発見ってある意味財産かもしれません。

 続きはまた明日。

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