Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その209

2010年11月02日 | 制作裏話


Part.5 お求めいただいて


▲「モスゴジ 電撃B作戦バージョン」

■エピソードをいくつか
 初めて2種類発売した福袋。「モスゴジ 電撃A作戦バージョン」を在中した「Aセット」、「モスゴジ 電撃B作戦バージョン」を在中した「Bセット」。
 2種類発売という事で、例年に比べてすぐに完売するという事はなく、皆様には慌てる事なくお求めいただけました。「Aセット」だけは早めに完売しましたので、その後は何人かの方に「ごめんなさい」を言う事になりましたが、前年までに比べればその数も少なく、ほぼお求めになりたい方がそれぞれのペースでお求めいただけたと思います。
 そういう意味ではちょうど良かったのかなと今では思っております。
 この時のお客様の傾向としては、両方お求めいただいた方は半数。どちらかだけという方が半数と言った所でしょうか。どちらかだけという方のおそらくは、それぞれ先に公表していた2つの「モスゴジ」で判断されてお好きな方をチョイスされた方が多かったのではないかと推測しております。中には未塗装も全種類欲しいとおっしゃってくださり、それだけの数をお求めいただいたキングオブゴジラコレクターのような方もいらっしゃって感謝、感謝です。

 この2つの「モスゴジ」へいただいた感想として印象に残っているものがあります。
 告知での画像や、ここでの「こだわり」をご覧いただいても、はじめはゴジラの電撃攻撃のダメージのシチュエーションの表現にピンとこなかったとおっしゃっていた方が何人かいらっしゃいました。しかしその方々が皆、お求めいただいた後になって、実物を手にしてそれぞれのお部屋の明るさの違いやライティング加減で、確かに「こだわり」で書いた通りに、ばっちりシチュエーションをイメージさせる表現になっている事に感動したというお言葉をいただきました。
 後々になって良さに気がついて下さるのも嬉しいものです。
 そしてどちらの「モスゴジ」も多くの皆様に喜んでいただけて安心しました。ありがとうございました。

 制作段階で印象に残っているエピソードも一つ。
 発売が新春という事で、制作の主は師走の忙しい時期。正月は当然どこも休みなので、内蔵のモールを年末のうちに仕入れておかなくてはなりません。
 このときはすっかり忙しさで忘れてしまい、気がついた時は仕入れ先の年末最終日の夕方、あわてて購入。しかもあったのは必要量ギリギリ。冷や汗ものでした。購入日が遅れてたり、必要量が仕入れできなかったらシャレになりませんでした。

 いろいろあった2つの「モスゴジ」ですが、これもまた思い出に残るゴジラソフビになりました。