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よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

2020年巳成金大祭(不忍池辯天堂)に行ってきました。

2020年09月23日 | 神社仏閣

上野の不忍池辯天堂では、毎年9月に巳成金(みなるかね)大祭が行われます。

今年は9/23(水)5:00-17:00。

 

巳成金 とは辯財天尊の化身、宇賀神という福の神の身体が巳の形をしているのにちなみ、暦の十二支の巳と中段(十二直)の「なる」と二十八宿に縁のある項に該当する日を実の成る金としました。

その日に金・銀・銭を紙に包んでおけば富むという故事によるものです。

現在の暦で巳となるが重なる9月のいずれかの日を巳成金大祭としています。

 

年に一度だけの秘仏開扉の日です。

また大祭当日限定のお守りを求めて、例年多くの人が訪れます。

私は昨年はじめて参加しましたが、9/29の「日曜」ということもあり、かなり並んで入堂し秘仏を拝見しました。

所要時間1時間くらいだったでしょうか。

 

大祭に訪れる方の目的は、大きく分けてふたつ。

  1. 年に一度の八臂辯才天(はっぴべんざいてん)のお姿を間近で眺める
  2. 当日限定領布のお守りを入手する

しかし、コロナ禍の今年は少し状況が変わりました。

 

まず、御開帳はありますが、入堂はできません。

賽銭箱付近から遠目に見ることはできます。

 

そして限定守の領布が大祭当日だけでなく、9/23-9/27までとなりました。

また希望者にはお守りやお札を郵送するサービスもあります。

いずれも密を避けるための特例だそうです。

 

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混雑を避けるため、午前7時半くらいに到着。

昨年は秘仏を見るため20mくらいの列ができていましたが、それに比べるとかなり閑散としています。

すぐお参りできました。

 

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係員の方が「お守りです」と言って参拝者に配っていた疫病退散守。

その後、両手に消毒液をかけてくれました。お疲れ様です!

 

お堂の入り口付近で、辯天様を遠目に見つつご挨拶します。

こちらの辯天様は、顔がまるく二重あごでふくよか。

優しくて包容力のある、そんな雰囲気を醸しています。

 

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限定守領布所。ここも昨年に比べ、閑散としていますね。皆さん、郵送受領か土日にいらっしゃるのでしょう(私は今日のために計画休を取りました)。

 

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今回、いただいたお守り。

左… 小判肌守(1,500円)。これは郵送不可で現地領布のみです。

中央…藝術御守(800円)。絵や文や字など、諸々上達するといいなあという願いを込めて。

右… 巳金運御守(1,000円)。これも巳成金限定。郵送リストに入っていないので、おそらく現地領布のみかと思われます。

 

目当ては小判肌守だけでしたが、珍しい藝術御守や、限定のヘビ守をみたらつい財布のひもが緩んでしまい・・・金運アップのお願いに行って散財していいのかという疑念もありますが、普段御朱印帳を持たないので、こういうときに喜捨をしてもいいよね、と自分に許可を出しています。

 

しかし最近、妙に金色のモノに惹かれるのは何故でしょう。

豊臣秀吉の霊でもくっついてしまったのでしょうか。

秀吉といえば、この辯天堂のすぐ近くに、秀吉が崇敬した大黒天堂もあります。

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豊太閤護持大黒堂。もちろん参拝してきました。

 

この後、せっかくの己巳(つちのとみ)の日なので、いくつか弁天様をめぐってきました。

己巳の日に参拝すると、より一層弁天様とご縁が結べるそうです。

 

<参拝順>

  1. 不忍池辯天堂
  2. 小網神社の萬福舟乗弁財天(まんぷくふなのりべんざいてん)
  3. 水天宮の寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)
  4. 浅草寺の銭塚弁財天
  5. 浅草寺弁天山の老女弁財天(関東三大弁財天のひとつ)

水天宮と浅草寺弁天山では巳の日ということで(普段は閉じられている扉が)御開帳されており、より近くで参詣することができました。

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茶ノ木神社(人形町)

2020年09月22日 | 神社仏閣

小網神社参拝後、茶ノ木神社まで足をのばしました。

弁天、大黒天、恵比寿さんはよくお見かけするのだけれど、布袋さんはあまり見ない。

そこで布袋さんが祀られている茶ノ木神社にやってきました。

 

<布袋さんとは>

中国唐~後梁時代の禅僧で、七福神の一人にして、唯一実在の人物です。
常に大きな袋を持ち歩き、人々から喜捨を求めて歩いていました。

かなり風変わりな人だったらしいですね。

 

有名な台詞に

「泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生

同じ暮らすなら笑って暮らせ」があります。

 

開運招福、いつも笑顔で過ごせますように。と祈りました。

 

★   ★   ★

 

茶ノ木神社から徒歩1分の甘味処「初音」

小倉あんみつをいただきました。

岸朝子さんの「五つ星甘味処」に認定された名店です。

またドラマ「さぼリーマン甘太朗」でも取り上げられたとか。

ここのあんこは絶品。

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豊川稲荷東京別院、日枝神社、神田明神

2020年09月12日 | 神社仏閣

「30度未満」「曇天」になったので、いそいそ神社散歩に出かけました。 まずは豊川稲荷東京別院へ。

天気予報どおりの大雨!紫外線が苦手な私には僥倖です。

雨でも女性参拝者が多いですね。

ここはダキニ天さんだけでなく、七福神、摩利支天、愛染明王など

たくさんの神様が迷路のように入り組んだ境内のあちこちに隠れているので 非常に楽しいのです。

 

 

 

弁財天さんでは、銭洗いもできます。

先日、秩父今宮神社の弁天さんの湧水で、紙幣の端を1センチほど浄めたのですが (そしてそのお金をうっかり使って自販機をつまらせた) 後で「やっぱり洗うのは硬貨にとどめたほうがいいな」と反省しました。

紙は水に弱いんですよね。本が汚れたからといって、 水につけて洗わないように、

紙幣は水に浸すもんじゃありません。

乾かした後に、紙が波打ってぼこぼこヨレヨレになります。

浄めたつもりで却ってくたびれさせるなら、やめたほうがいいな、そう感じました。

そもそも「銭洗い」の風習が生まれた当初「紙幣」ってなかったような。

ということで、今回は硬貨とキャッシュカードを洗ってきました!

豊川さんは不思議ですねえ。

初回参拝の時は、ちょっと怖いように感じましたが

何回か通っているうちに、だんだん穏やかになってきたように思います。

ちょっと人見知りで警戒心の強い子どもが、

顔見せしているうちに だんだん懐いてきたような、そんな感じ。

 

引いたおみくじの内容が、今までの人生最高のものでした!

大吉は大吉なんですけど、ありとあらゆることが「よし」とされていて

「あまりよすぎてくらい負けすべし」とまで書かれていました。

…このおみくじは家宝にしよう。

 

そういえば、秩父今宮神社でも「大吉」でした!

「思うこと 思うがままに なしとげて 思うことなき 家の内哉」

…このおみくじも家宝にしよう。

もちろん、軽佻浮薄に陥らないように気を付けます。  

 

          

 

豊川稲荷から歩いて日枝神社まで向かいます。

 

エスカレーターを使って参拝する人が多いけれど 私は男坂から上がることにしています

(こちらが正式ルートらしい)

 

というか、鳥居の右にある大イチョウがすごく大好きなので

そこに挨拶してから参拝しているんですね。

ここでいつも日向ぼっこではなく「樹の気ぼっこ」しています。

(樹の近くで深呼吸してぼんやりすること)

 

          

 

最後に神田明神

 

 

 

 

こちらも境内にたくさんの神様が祀られているので、

ひとつひとつ丁寧にごあいさつしてきました。

こちらでは少彦名命(すくなひこなのみこと)を恵比寿さんと同一視しています。

少彦名は神産巣日神(かみむすびのかみ)の子どもです。 しかし他の神社ではイザナギ、イザナミの産んだヒルコが恵比寿になったと していたり…解釈がいろいろですね。

私の中では、ヒルコもスクナヒコナも恵比寿さんも全部違う神様なんですけど。

同一視される、大黒天とオオクニヌシも違います。

 

オオクニヌシとスクナヒコナが一緒に国づくりをした

大黒さん(オオクニヌシ)と一緒にいる、海から来た神様(スクナヒコナ)を恵比寿さんにしちゃえ。

 

こんな流れで祀られているような気がします。

でも、その形を信じる人が多くなれば、それが真実になるので 楽しいほうを選べばいいのだと思います。

恵比寿さんは七福神の中で唯一の日本の神さまなのですが 位置づけが諸説あって時々混乱するのですよ。

でも最近は恵比寿さんに妙にご縁があるので 失礼のないようにしようっと。

 

駆け足で書いてしまいました。 明日はまた真夏日に戻るようですね。

神社散歩日記


秋詣 お札(さつ)喰われた 自販機に

2020年09月10日 | 神社仏閣
今日、秩父今宮神社に行きました。



こちらでお金を浄めて。。。

うっかり隅っこだけ濡らした1000円札を使おうとしたのが、迂闊でした。



自販機にはさまって取れなくなってしまいました。
管理会社に電話して、後で現金書留で送ってもらうことになりました。

濡れたお金を使った私のミスなのと、誰かが持って行っちゃったらヤダなということと
(まあ無理に引っ張ったらちぎれるくらいに強くはさまっていますが!)
そんなこんなで、しばらく待機しているつもりだったのですが
管理会社さんが「いつ到着できるかわかりませんので」とやんわり
現金書留を申し出てくれたのです。

すみません、私が濡れた札を投じたばっかりに・・・反省。




ところでこの神社のこのお像・・・

むきむきなのに何故かグラマーじゃないですか?
イケメンマッチョなのに巨乳。


今日は神社仏閣紹介でなく、散文的にドジ話を書いてみました。

          


後で皮膚科に行って足の裏にできた黒いものをみてもらったら
「ほくろじゃなくて、血マメですよー」と診断してもらいました。

皮膚がんとかじゃなくて、よかったです!
仮に1,000円が戻って来なくても、厄落としということで
なんだかほっとしました。



今宮神社紹介はまた別の機会に

鬼子母神堂(雑司ヶ谷)

2020年09月06日 | 神社仏閣
雑司ヶ谷の鬼子母神堂

十数年ぶりに参拝しました。
都電荒川線「鬼子母神前」徒歩5分くらい。
参道の並木も、すごく良い気を醸しています。



本殿。安産や子育ての神様として祀られています。
「案ずるより産むが安し」と万事に取り組めますように!
とすがってきました。

子育て中の人しか参拝しちゃいけない決まりはありません。
誰が参っても良いのです。


見落としやすいのですが、本殿裏手に妙見さんが祀られています。
十数年前は、ここを見落としていました。こちらは初参拝。



妙見大菩薩。
千葉神社の神様も妙見さんですね。
方位除け、厄災消除のご利益あり。
進むべき方向を指し道を示してください、と祈りました。

祈っている最中、ずっと子どもの泣くような声が響くのでどこからだろう?
と見回していたら、旗を巻き付かせた竹が風でくるくる回っていた音でした。



お稲荷さん。




樹齢700年の御神木。




お稲荷さんの隣にあるのが有名な上川口屋。創業1781年。
「おもひでぽろぽろ」の参考とされた
日本で最も古い駄菓子屋さんです。

いや~、懐かしい。
一気に昭和にタイムスリップしました。
つい「ミルキー」「チョコボール」を買っちゃいましたよ。

でも滅多に見かけない「たべっこどうぶつ」にすればよかったかも。