よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

僕は友達がいないんです

2013年08月25日 | 断捨離
出勤する前に、テレビニュースをザッピングして見ます。

数か月ほど前のことですが、日テレのZIPに、本木雅弘さんが出演していたときのこと。





「究極クエスチョン」で

Q 一週間のお休みがあったら

A 毎日違う友達を誘って遊び倒す
B ずっとひとりで趣味の世界に没頭する

この問いに「これは迷うことなくこっちですね」とBの旗を取り、

「僕ね、友達がいないんですよ。いえ、知人はたくさんいますが、毎日誘って遊べるような人はいないんで」
とさらりと言いました。

その言い方が照れているわけでも、恥じているわけでもなく、例えて言うなら
「今お腹いっぱいで」「さっきまで徹夜だったので」と簡単な状況を述べるかのように
淡々と、そして堂々としていたのでカッコいいなあ…と見入ってしまいました。


大抵の人は「友達がいない(少ない)」ことを恥と思い、なかなかカミングアウトできないもの。

そのため飲み会で同席しただけ、2、3回口をきいただけ、FBやラインの知人でも「友達」とカウントし
孤独を埋めようと試みたりします。

(私の経験から、やけに「友人が多い」と強調する人は、割と魅力に乏しい気がします。
本当に皆から愛される人は、あまり言わないし(そもそも言う必要がないから)、
友人が少ない自分を承認している人は、また違う安定感があります)



イソップ童話のカラスは漆黒の自分を醜悪と思い、他の鳥たちの羽を借りて、外面のみの麗容を目指しましたが
友達の数を競う風潮は、それに似ている気がします。

友達・知人は、自分を装飾するものでなく、内側を磨くためにあってほしい、と自分は思うのですが。



モックンのファンではないけれど、この日の受け答えはとても素敵で一気に好感をもってしまいました。

謙虚で素直で正直で、静謐な視点で自己判断をする姿勢が、演技派俳優の地位を築いたのかもしれませんね。


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エンディングノートを書く

2013年08月15日 | 断捨離
以前、職場でエンディングノートの話題が出ました。

まだ老後を語るには早い世代でも、いざというときに必要なものを整理整頓しておくために
購入&記載する人が増えているのだとか。

…確か、購入者のおよそ3割が40代以下だと仄聞しました。
そして、私もその中のひとりになりました。

何故か3冊も試し買いしたのですが、一番使い勝手がよかったのがこちら




クレジットカードの枚数確認、光熱水費の引き落とし日など、重要と思いつつ
散らばっていた情報を集めて見直せる、そんな機会を持つことができました。

整理整頓を目的に、淡々と記載したい方にはおすすめです。



集英社から出ている「~未来に残すエンディングノート~」も(はずみで)ネットで買ったのですが
こちらは自分向きではありませんでした。

自分年表、レシピなど軌跡や想いを伝え遺すためのページが多い、情緒的なノートだったのですね。

中島みゆきの歌ではないけれど
「形見になるようなものを拾うのはおよし 次の町ではそんなものはただ邪魔になるだけ」
という気分になり、ちょっと合わなかったなあ…。これも、好みによると思いますが。

帯にある「あれこれ楽しく、遺言状を書こう。若いからこそ。 林真理子」の言葉は首肯しました。



片づけたり、残したり。
そんな取捨選択ができる時間は有限ですし、やろう!と思った時がチャンスかな、と感じるのです。


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