よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

日光・神橋(しんきょう)

2014年07月29日 | 旅行
世界遺産めぐり手形(バス周遊券)を握り締め、神橋に向かいます。

橋に足を踏み入れるだけでも200円ほどかかります

橋は端を渡れず、真ん中しか通れず(一休さんか?)しかも向こう岸には
行けないように鎖で囲ってあります。

早い話、一往復するのみですが
「良い気をたくさん感じてくださいね
という券売の女性の声に押され、歩を進めました。


橋の赤と、周りの葉のコントラストが綺麗。



橋の上から撮影。



橋の端まで行けないため、白濁した水の流れを撮影するのは諦めます。

橋の入り口に祀られている、橋姫神社に手を合わせました。




お昼は、神橋からほど近い食堂で豆乳ラーメン
美味しかったです!

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日光東照宮

2014年07月28日 | 神社仏閣
炎天下だというのに、かなりの参拝客でにぎわっている日光東照宮
世界遺産ということもあってか、海外の方も多く訪れています。

陽明門が平成31年度まで修復中とのこと…拝見できず少し残念ですが、
それを除しても、見どころの多い東照宮。


白い神馬(社殿にいるので、首とお尻だけ)をチラ見して、
有名な見ざる・聞かざる・言わざるを眺めます。

さすがに、カメラを向ける人が多かったですね。
私もそのひとりですが。


「見ざる聞かざる言わざる」
しぐさがとても愛らしく、ユーモアにあふれています。



その右わきのお猿さんたちの気ままな動作も結構好きです。



眠り猫
何だか、悟ったような、人の喧噪を高見の見物をしているような
不思議な表情をしています。



眠り猫の裏には、スズメが二羽。



繊細な造りと配色…短時間でスケッチできないシルエットですね。



小学生の参拝も多かったです。



屋根の下にいる象がちょっとアジアンチック。
東寺の帝釈天が乗っている象に、雰囲気が似ている気がしました。




これは、世界遺産めぐり手形(バス一日乗車券)です。
小判形で、持っているだけで金運がアップしそうです。

そういえば、バスの中で西洋人女性が、日本人女性に
「神橋(しんきょう)に行くにはどこで降りればいいのですか」と英語で尋ねていて、
日本女性が「最後のバス停で降りてください」と説明していましたが…

ん?これって巡回バスだから「最後」はないのでは?と思いましたが
突っ込めるほどの語学力がないため、黙っていました。

結局、その西洋女性は旦那さんらしき人と一緒に、
皆がいっせいに降りた「東照宮に近いバス停」で下車しましたが。

うーん、私に語学力があれば容喙したんだけどなあ。

もし私に聞いてくれたら
“Look at that display”と運転席後ろの電光掲示板を見るように誘導しますね。
そこに、英語で次の停留所名「Shinkyo」が表示されたら降りればいいので。

まあ日光だし「見ざる、聞かざる、言わざる」を決め込んでも
許されるかな。

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日光・二荒山神社

2014年07月27日 | 神社仏閣
数年前から二荒山神社に行ってみたいと思っていたのですが、
7月26日に参拝することができました!


世界遺産バスに乗り「二荒山神社前」で下車します。
色鮮やかで可愛いバスですね。



二荒山神社





縁結びの木


本殿
清涼な空気がみなぎっています。


親子杉
根っこがつながっているところから、この名がついたようです。


縁結びの笹
特に絵馬を書いたりはしませんが、笹の葉を一枚撫でつつ、日々の感謝を伝えました。


円石(まるいし)
心がまるくなるよう、撫でてきました。


霊泉。「若返り」「知恵」「眼病」に効果があるとのことで、
感謝をこめてお祈りし、少しずついただいてきました。


運試し輪投げ
一番左端に写っている輪っか(3つ)を投げて、ひとつでも入れば運が良いのだとか。
…運動音痴の私は、総スカでした(笑)


この場所から、霊山の神様に祈りを捧げます。


猛暑厳しく汗びっしょりになったけれど、不思議と心は穏やかで爽快でした。

この後は、徒歩で東照宮へ向かいます。


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オルセー美術館展(ヴィーナスの誕生)

2014年07月20日 | 美術
19日、コレド室町のアートアクアリウムに行って
目で涼感を得ようかと企んでいたのですが…なんと入場制限、場内に入るまで1時間待ちの
盛況ぶり!!

…前の日、テレビで宣伝していたし、ある程度は予想しておりましたが。


行列が大の苦手なので、六本木に向かいます。
オルセー美術館展を観るためです(前売りチケットGET済)。

やはり連休初日ということもあり、かなり混んでいました。
人の頭を避けて鑑賞しないとならないので、立ち位置に苦心します。

マネの「笛を吹く少年」は美術(図工?)の授業でもおなじみ。
とても懐かしい感じがしました。

さて、この展覧会で最も印象に残ったのが
アレクサンドル・カパネル作≪ヴィーナスの誕生≫。

同題のボッテッツェリの絵画は非常に有名ですが、私はこちらのほうが好みです。




ヴィーナスの白磁のやわらかな肌、計算か無意識か判じかねる挑発的な視線、
しどけないポーズ…ももちろん良いのです。

しかし!私が気に入ったのは、後ろのキューピッドです!

あのまるまる、ぷくぷくした抱きしめたくなるような質感と愛くるしい動き。

古典絵画の赤ちゃんって、可愛く描かれていないものも多いので、
個人的にツボで、葉書も買いました

ちなみに一番気に入っているのは、左端の貝を吹いている子です。
お腹のぽて具合、お尻の丸さ、ほっぺのぷにぷに感…とても和みますので。




あと強烈な印象を持って眺めたのがウィリアム・ブグローの
《ダンテとウェルギリウス》。



男たちの筋肉の見事さ、苦悶の表情、それを無感動に眺める背後の男性陣、
野卑な笑いを浮かべて空を飛ぶ魔の使い…。

とにかく、登場人物ひとりひとりの心情が生き生きと再現されているのです。
テーマはどす黒いのですが。

ブグローは、美しすぎる女性を描く画家というイメージがありました。

描かれる女性たちが、あまりに端正な美貌を所有しているゆえ、
人間臭さを感じなかったのですが---この絵には、
人間のもつ極限の性根までが炙り出されていて、驚嘆しました。

ブグローを見直しました!(笑)

他にもたくさん見どころはありますので、興味のある方はぜひどうぞ!


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マレフィセント(アナと雪の女王)

2014年07月13日 | 映画
アンジェリーナのファンで、結構ファンタジー系も好きなので
楽しみにしていた。

やはり期待を裏切らない存在感の、マレフィセント。

(ネタバレありです)


もともと悪に染まっていたわけではなく、呪詛を吐いた後も
それを後悔し、オーロラを母のような慈しみで見守っていた
視線など、本当に魅力的なキャラクターだった。

やはり『アナと雪の女王』を彷彿させるシーンが散見された。

自身のもつ魔力の脅威に苛まれ、心を閉ざすヒロイン…エルサ、マレフィセント
天真爛漫で、心優しい少女…アナ、オーロラ
二面性をもつ男性…ハンス、ステファン
頼りになるマスコット(?)…オラフ、ディアヴァル

キャストの位置づけも類似点が多いが、やはり特筆すべきは
「真実の愛」を男女の恋愛としていないところだろう。

アナへのエルサの愛が魔力をとかしたように、ここでも男のキスは役に立たない(笑)
母性に満ちたマレフィセントのキスが、自らの呪いをとくのである。

ツッコミどころは満載で、
何で一国の王女がそれらしい教育も受けず、子育て適性0の妖精たちに
委ねられたのかとか、なぜ彼女は羽を捥がれても気づかなかったのかとか
王は何を目指していたのか、何を守りたかったのかがわかりにくかったとか…
いろいろあるけど、そこは置いても楽しめました。



そういえば昔『フランスのむかしばなし(小学館)』か何かで
「呪いにかけられたお姫様」という話を読んだことを思い出した。

数々の若者が姫を助けようとするのだが、悉く失敗する。
最後に心優しい若者が、道中親切にした鳥や蜂の力を借りて
魔女の課題をクリアする。

最後に、魔女はこう語る――「姫に魔法をかけたのは、
本当に心優しい男にめぐり合わせるためだったんだよ」

そういって去っていくのだが、マレフィセントも
どちらかというとその属性。心優しい魔女だったのだ、と思う。

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