よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

花しぶき(2日目)

2016年09月29日 | 旅行
5時に起床したので、ひと風呂浴びて、マッサージマシーンで足の疲れを取る。

部屋に戻ったら、母が起きていたので、今度は連れだってひと風呂浴びに行く。

8時から朝食。



ご飯は軽く盛られている。
お箸が持ちやすいデザイン。



この具だくさんの味噌汁が絶品!




脇で料理長(?)が焼いてくれた、できたてほやほやの卵焼き。
アツアツで美味しい!





デザート。さりげなく花が飾られて素敵。


また入浴して、10時50分に送りの車で館山駅まで向かう。
ひとりひとりが挨拶してくれて、心もほっこりした。


館山駅でエレベータをつかまえようとしたら、先に中にいた12歳くらいの少年が
ボタンを押して待っていてくれた。

おかげで足の遅い母も乗ることができた。

降りる時も、開ボタンを押して、私たち母娘を先に通してくれた。

何というジェントルマンぶりだろう!

その呼吸を忘れなければ、将来女性にもてるぞと楽しい気分で
お礼を言い、館山駅を後にした。

逢う人みな善き方ばかりの、本当に心温まる旅だった。



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花しぶき(満開のおもてなし 海の湯宿)

2016年09月25日 | 旅行
館山の旅館、花しぶきに宿泊。

日頃の行いが良いのか、台風の影響も受けず、鈍色の空模様。
やや肌寒い天候。絶好の温泉日和。

旅行の神様、ありがとう!!


内房線の電車で館山駅に15時前に到着。お迎えの車が来る。

運転手さんと雑談する。

「今年は台風が多いから、ハチの巣を見ないですね」

どういう意味ですかと尋ねてみたら

「ハチは飛ばされないよう、台風到来時には建物の陰などに巣をつくるんですよ」

とのこと。そんな会話を15分程しているうちに、宿が見えてきた。


玄関でお迎えを受け、建物の入り口でお迎えを受け、…とにかく気配りがある宿。


ウェルカム茶とお菓子。器も美しい。


今回は「足が痛む母を連れていくので」と事前に連絡をしていたら
エレベータと大浴場にもっとも近い部屋に案内してもらえた。



そのうえ、膝を曲げなくても良いように、少し高さのある座椅子まで完備。
窓から海が見える。



本当に、満開のおもてなし。

女性は好きな柄の浴衣を選べるのも嬉しい。

また、バスタオルが浴場に完備され、清潔で乾いたものを毎回使用できるのもありがたい。

入浴後、足つぼマッサージ(無料)をやってもらったら
「足の指を反らすと痛みます?じゃ花粉症ですか」と
見事に当てられた。さすがプロ。

痛かったけど、我慢したほうが効く気がして堪えた。

このほか、マッサージチェアもあるので、結構使ってしまった。


18時30分から、とても楽しみな夕食。






前菜も綺麗。秋らしい雰囲気で、目も楽しい。




舟盛も、すべて新鮮で美味。




そして楽しみなアワビ。



踊り焼きでいただく。
身が厚くて、とても濃厚で美味しかった!




金目鯛の煮つけ。これを二人で分けていただく。

後で給仕の女性が「タイの中のタイ(骨)」を見せてくれた。




炊き込みご飯




海の幸豊富な味噌汁



鱶鰭ロワイヤル(献立表の文字が読めなかった。フカヒレとよむそうだ)




いちじくのデザート


どれも美味しかった!

他のテーブルで女児の3回目の誕生会をやっていたので、母と二人で
「お誕生日おめでとう!」と声をかけたら、ご家族みんなが破顔して
「ありがとうございます!」と喜んでくれた。

こういう一期一会が旅の醍醐味だと思う。


またひと風呂浴びた後、布団の住人になった。



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局部を撫でたら、運気が上がる?

2016年09月21日 | 運気アップ
チェコに「黄金の小路」と呼ばれる場所がある。
往時、錬金術師たちがそこに起居していたことが、その名の由来だ。

カフカの生家があることでも有名である。


その道の先に、少年像がある。
ある部位を撫でると、幸せになれるという伝承があるらしい。



手擦れにより一箇所だけ輝いている部位があることに気づく。

そもそも、この像にはいろいろなイワクがつきまとっている。

最初「何と破廉恥な。それを切り落とせ」とある権力者に命じられた作成者がそれに従い、
その後「やはり大事なものがないのは奇妙だ。元通りにせよ」と指示が逆転し、
最終的に接着して、現在に至っているという。

そこから触れれば「失せモノが戻る」「大事なものが手に入る」という
パワースポットに昇格したのだというが…。


実際訪れた私は、近寄る気さえ起こらなかった。

見れば、触れて楽し気なのは、概ね若い女性ばかりで、
好奇心旺盛なお姉さま世代は、一瞥するのみ。

当然、男性はひとりも近づかない。
像を背景に、写真を撮ることすらしない。さもありなん。

同じツアーに参加していた女性(60代)は
「逆に、何かを失くしそうで嫌だわ」と苦笑していた。



日本人は、夫婦喧嘩をした神様を「縁結び」として崇め、
晩年は左遷された人を「学問の神様」と信奉する。

恋慕に目がくらみ大火事を引き起こした女性の墓が
「恋愛運アップのパワースポット」となる。

兎でも蛇でも蛙でも猫でも狐でも、あらゆるものを崇敬する、
ある種の懐の深さがある。

つまり、この像の経緯が気になるのではなく、
あの部位がよろしくないのだと思う。




この後訪れたカレル橋のパワースポット(聖人レリーフ)は、率先して撫でてきた。


数多の人が撫でるので、光沢を放っている。


(レリーフの伝説)

聖ヤン・ネポムツキーは、王に「王妃(妻)の告解の内容を告げよ」と命令された。
最初は拒んだが、王が執拗に迫ったため
「この中で最も清らかな魂の持ち主に告げましょう」と答えた。

王は従者たちに退出を命じ、ヤンと王、そして犬が残った。
するとヤンは、犬に近寄り、その耳元で何かをささやいた。
この侮辱に憤った王は、ヤンを惨殺し、カレルに遺棄した。

その数日後、川からまばゆい光があふれ、ヤンが昇天した姿を現した。



かなり残酷な伝説だが、こちらは抵抗なく触れることができるのだ。
やはり磐余よりも、部位が肝要だ。



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彼岸にて「魂」を思う

2016年09月20日 | コラム
ウラン・ウデには、ロシア人が6割、ブリヤート人が3割、それ以外の民族が1割、
居を構えているそうだ。




ブリヤート人の墓園。

ロシア人ガイドさんによると、

「ロシア人は年に一度、墓参りをする。

 ブリヤート人は墓参りをしない。
 埋葬時に立ち会うだけ。そこにいるのは、男性だけ。

 女性は絶対行ってはいけない。
 これから身籠る身体に、差しさわりがあるといけないから」

ということである。
遠目にも、参拝をする習慣がないのがわかる。人の気配がまるでない。





こちらは、ロシア人の墓地。



                 



日本人には、先祖供養という習慣がある。
私も割とマメに墓参するほうだと思う。

しかし、亡き人の骨に、その魂が宿り続けると思っていない。
もし骨に思念が残るなら、幼いころ投げ捨てた乳歯の数々にも、私が宿っているはずだ。
歯科医院には、たくさんの霊が犇めいているはずだ(怖い妄想である)。

しかし、そんなことはない。

私は、魂を考える時、蝉の抜け殻を連想する。
大事なものは、もう飛び立っていった――そんなイメージをもっている。


墓の中でなく、故人を偲ぶ想いに宿るのだと思う。

仏壇であれ、墓前であれ、遥拝であれ、想えばつながる。


先に旅立った大事な人たちを思いつつ、再びの邂逅まで、前へ進むことを心の内で語る。

それが、私の魂に対する向き合い方。


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シルバーウィークの過ごし方

2016年09月19日 | 日記
秋の涼気が開け放した部屋をゆっくり過ぎていく、今日は彼岸入り。

神社仏閣巡りをし、美術展を堪能し、何冊かの本を読む。


部屋の片づけをして、ついでにブログのカテゴリーも整理した。

「神社仏閣」カテを追加。

少しクリティカルなものを、非公開に設定し直す。

 
                    


ただこのお題。

9月16日以前に出題したほうが答えやすい気がする。

三が日に「年末年始はどう過ごす?」と過去形でなく未来形で尋ねる雑誌が発刊されたら
「え?」と読者は思うだろうし。

一瞬、22日から25日がシルバーウィークだったっけ、と首をひねったおっちょこちょいの私の雑感。


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