よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

満月の晦日掃除

2018年01月31日 | 断捨離
本日の満月は、とても清かできれいですね。



昨日の記事の閲覧が4桁になっていて、少しびっくりしました。
(いつもは3桁)
皆さん、スーパームーンがお好きなんですね。


キャッチーなタイトルをつけると集客数が伸びることは知っていますが
昔SNS疲れを経験した身としては、のんびり書きたいことを書こう、と思っています。


さて、今日は晦日。
恒例の大掃除の日です。

新しい月は気分よく迎えたいので、少し念入りに掃除をします。
もともと断捨離人なので、片づけるのも簡単。
モノが多いと、掃除も億劫になります。


こたつは「人を駄目にする」といいますが
これは手放せませんね。


家電製品で断捨離するなら、と考えてみました。

最初にテレビを捨てる(ほぼ見ないから)。

次が冷蔵庫(スーパーを貯蔵庫代わりにする)。

次が掃除機(拭き掃除に変える)。

手元に残すのは、パソコン、洗濯機、こたつかな。

洗濯物を手洗いするのは、かなり重労働なので
洗濯機にあらためて感謝♪

もちろん、その他家電製品にも感謝です。




トイレの芳香剤は使わず、アロマオイルをトイレットペーパーの芯に
数滴垂らします。

やましたひでこさんの本で読んだのですが、
確かに「モノがないのに香りが漂っていい感じ」なのです。


まもなく、如月の月神さまが到来します

スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン

2018年01月30日 | 日記
<31日、満月が通常よりも大きく見える「スーパームーン」と、
月に2度目の満月となる「ブルームーン」、
そして皆既月食により月が赤っぽく見える「ブラッドムーン」がすべて同時に起こる>


楽しみですね。
明日は21時過ぎから夜空を眺めてみようっと。

今夜も月が綺麗なので
パワーストーンを窓辺に置いています。


参考サイト


265年に一度の月らしい。

愛宕神社から小網神社まで

2018年01月29日 | 神社仏閣
高幡不動尊を後にし、ふと愛宕神社に行ってみよう、と思いつく。

最初に訪問した時は、出世の石段前の鳥居の色がまだ淡い色だった。
当時のブログはこちら


今は紅蓮の強い色。





狛犬さんたちに挨拶をし、この石段(男坂)を一気に上る。



86段だっけ?

止まらない、振り返らないがルールらしい。
そして、決して降りてはいけない。

60段くらいまでは楽勝だと思うが、あと20段が本当にきついのだ。

出世街道を下るような、験が悪い行為は避けよというが、
俗説を省いても、この階段を降りるのは非常に危険なので、やめたほうがいいと思う。

足を滑らせたら大ごとになる。
女坂を利用したほうがいい。


到着!


なでて福を願う。


こちらのお稲荷さんにも「無礼を許してくださいね」と
高幡の一件を詫びる。


愛宕さんの参詣者も、雰囲気のいい方が多い。



その後、日比谷線で小網神社へ。


こちらの神様も稲荷系なので、お詫びをしておかねば。


またなでなで。


銭洗弁財天でまた小銭を浄める。

 やっぱり小網さんの参詣者は、みんな品がいいのだ。
 いつもそうだ。

 絶対列を崩したり、割り込んだり、押しのけたりしないし、
 「お先にどうぞ」という気風があるのだ。

銭洗いでも、すっと前の人が譲ってくれた。

次に洗う人が、諭吉先生を握っていたので、ちょっとびっくり。
端っこ2センチくらいを濡らしていた。


小網さんも愛宕さんも、参詣者の方がとてもいい雰囲気。
穏やかで、品格のある人が多い。

もちろん、混雑時を避けて、ピリピリ感のない時期を狙っていくのだが
閑散期でも、割り込み、奇声、怒声が珍しくない場所もあるから、
やはり土地の力や、神社のもつ波動もあるのかもしれない。


参詣者が穏やかであれば良い場

初不動(高幡不動尊)で鈴が転がる

2018年01月28日 | 神社仏閣
いつもの高幡不動尊に、参詣。

偶然、昨年の1月28日のブログを読んだら、やはり初不動の日に高幡不動尊に参詣していた。

結構人が多い、と書いてある。
自分で書いたのに、その時の印象を忘れていた。

電車を3本乗り継ぎ、いずれも座れたので
やはり歓迎されていると思い、心の中で真言を唱える。




参道はまだ雪が残り、少し注意して歩かねばならない。











境内もそこそこ混んでいる。

不動堂内は満員御礼なので、今回は護摩焚きを依頼せず
賽銭箱の前でご挨拶とお祈りをする。

奥殿には参詣者がいなかったので、五色のお手綱を握り、
こちらのお不動様にご挨拶する。
(現在、奥殿におられるお不動様が、以前、不動堂に安置されていた)


近くの稲荷社(社前に多くの陶器の狐像が設置されている)にて、
金の鈴についた紐を引き、カラン、カランと鳴らしたところ

金の鈴がボトンと転がり、
そのはずみで陶器の狐様が
2つほど倒れてしまったのだ!!


ひえ~~~~!
慌てて狐さんを元に戻し(幸い欠けていなかった)、
落ちた鈴を狐さんの近くに置き

「ごめんなさい、失礼しました、ごめんなさい。
 わざとじゃないんです。お稲荷さん、大好きです。
 非礼をお詫びします。許してください」

と必死に謝り、お稲荷さんの方を見たら、…怒りの気は感じなかった。
多分、気持ちは通じていると思う、うん。


その後、おみくじを引いたら「凶」だった。わはは。

(おみくじが大吉なら素直に喜び、凶ならこれから良くなる、と
 考えるので、あまり吉凶は気にしない。むしろ和歌を注視する)


高幡山門を出たところで「どなたか、駅に向かう人はいませんか」
という声がした。

高幡社務所の作務衣を着た若い方が、白杖の参詣者を連れている。
60代くらいの男性だ。

「あ、私がご一緒しますよ」と声をかけ、駅まで同行した。

「お参りはどうでした?私、ここ大好きなんですよ」

「ええ、良かったですよ。
 目がこれなんでね…でもみんなに甘えちゃってます、すんません」

「いいえ、お気になさらず。
 頼まれごとがあるときは、運がついているんですよ」

そんな他愛のない話をしつつ、雪で足を滑らせないよう注意しつつ
駅まで歩いた。

「切符は買いますか?」

「あ、あとは駅員さんに頼みますから、大丈夫です」

駅員さんに後事を託し「ありがとうございます」の声を聞いて
なんとなく嬉しい気分になった。

本当に、頼まれごとをされたときは、運気が良いのである。
「同行二人」だな、と思い、鈴が落ちても運は上がっていると感じた。



そうだ、鈴のことを社務所に言いそびれた。
神様に詫びを入れたが、世俗のほうを失念していた。
社務所に電話をかける。

「参詣時にお稲荷さんの鈴が落ちて…」

「弁天堂の鈴ですか」
(↑もしかすると新人さんかな?声が若い女性)

「いえ大師堂と定慧観音の近くの、小さいお稲荷さんです」

状況を説明し、お詫びした。


8年ほど前、神社の鈴が落下し、中学生が怪我をする事故があったが。

…考えようによっては、今回は私も狐さんも無事だったし
(稲荷社の鈴は握りこぶしくらいの大きさの金色)

金色の鈴がコロコロ私の方に転がってくるのは
棚から金貨の吉祥かも…!と楽観的に考えることにした。


この後「お稲荷系神社」にお詫びも兼ねて参詣

ウミサチヒコは悪者か?敵役を考える

2018年01月27日 | 読書
古事記のウミサチヒコ。

弟ヤマサチヒコを虐げる悪者のように思っていましたが
きちんと読み返すと、まったくそんなことはない!

弟のヤマサチヒコが
「兄ちゃん、互いの道具を変えようよ」と要求し
「大事なものだから絶対ダメ」
と拒否します。

それを弟がしつこくしつこく頼むものだから
「一回だけだぞ?」としぶしぶ大事な釣り針を渡します。



その後、弟のヤマサチヒコから
「釣り針を失くしちゃった」と打ち明けられ、激怒。

「代わりの釣り針をたくさん用意したから」と謝られても許しません。


…ウミサチヒコの怒りは正当なものですよね。

例えば「あなたの愛猫を貸して」のあと
「ごめ~ん、目を離したすきに、行方不明になったの。
似たネコを用意したから、これで勘弁して
と言われたら、大抵の人は許せないでしょう。

ヤマサチの行動は、思いやりのないものだと感じます。


…で「見つかるまで戻ってくるな」と言われたヤマサチヒコは
海の国に釣り針を探しに行き、そこでトヨタマビメと結婚し、
幸せに過ごしているうち、釣り針のことをすっかり忘れます。

バカだから。


そんな浦島太郎のような生活を続けていたある日
「そーだ、兄ちゃんに釣り針を返さなきゃ!」と思い出し、
海の神の協力を得て、それを取り戻すことができました。

妻の父(海神)も、婿に甘々で
「兄君に呪詛をかけておやりなさい」
とすっかり「被害者ヤマサチ支援の会・会長」です。

…だから、ウミサチヒコは悪くないんだってば。


しかし哀れなウミサチヒコは、呪詛のため
その後何をやってもうまくいかず、結局、ヤマサチヒコに攻撃を仕掛け
(でも海神がヤマサチを応援しているから)敗北します。

「この後、俺はお前のしもべになる」
と首を垂れる兄、ウミサチヒコ。


わがままな弟に大事な道具を貸し、それを紛失され、激怒したら
そのときの対応を逆恨みされ、人生をめちゃめちゃにされるとは…

なんと気の毒なウミサチヒコよ。不条理の極みです。


でもお気楽な愚者が、慎重な堅物より発展するストーリーは
現実生活でも珍しくありません。ある意味、リアルな話でもあります。



           


共感できる敵役は、けっこういます。

眠り姫の魔女もそのひとり。
自分だけのけ者にされたら、そりゃひがみたくもなりますもの。

敵役の目線で読むのも、また面白いものです。


舌切り雀のおばあさんにも共感できる♪