先日紹介した「CrystalDiskInfo Shizuku Edition」には繊細な感じのする漫画の少女の柄が入っていたが、実はプログラムと絵画には共通点がある。それは著作権で守られていることだ。
プログラムのような産業にも関連する機械工学的なもののアイディアや動作は特許で守られるのではないかと考えるかもしれないが、特許というのは物質的なものに伴った方法や工夫が必要で方程式や人の動き方のようなアイディアでは基本的には認められない。
プログラムというのは普通、同じ動作を行わせようとするとかなり似たコードになる。普通考えれば、書いたコードに著者のコメント行がそのまま残っていない限りは剽窃したなどはわからない。その点、絵画などは色のついたドットをただ打つだけのデータで動的な機能を持たないためいくらでも形状や題材を変更でき、自らのオリジナリティーを主張できるためプログラムより商業上は有利な状態にある。
機能を持っているが独自性の面で弱いプログラムと機能はないがオリジナリティーの高い絵画やサウンドなどを抱き合わせると何か権利を守る上で良いことがあるようだが松下にジャストシステムが逆転勝利したように本当に使えるのかはよくわからない。