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Googleと仏典

2013-06-21 08:35:11 | 日記
 Googleというネット企業があるが、社名はgoogolという10100に値する数のスペルミスに由来するという。
 『華厳経』や『法華経』などの仏典には近い数に阿僧祇が載っているが物によってまちまちで使った人はいないと思われる。
  Googleと仏典には何にも関係が無いように見えるが、膨大な量の文字データを扱っていることや検索が必要であるところがなんとなく似ていなくもない。
 仏典というのは大抵膨大な量があって、般若心経か念仏以外は、人力では葬式や祭日の時間に全部は読み終わったりしないもので大般若波羅蜜多経、約600巻を全部暗唱できる人などこの世に皆無に近い。
 大般若は、そのうちの理趣分という必要な部分を詠んで、後は転読といって開いて流すだけの量に対処する現実的な処理が大抵なされるのだが、その部分が自分としてはなんとなく検索エンジンに似ていなくもない。
 検索というのはアルゴリズムを人が数学的に考える前から整理のためにいつの間にか本能と言ってもいいぐらいに使用して身に着けていたもので、GoogleやYahoo!!などのしている作業は普段している探したり、分類する方法をもっと便利にするためにアイディアをHTMLのWebに応用したものであって、逆に検索エンジンを見たり聞いたりしたから現実世界の検索や分類を思いついたわけではないわけだが、自分としての認識のポイントは後者のように実際とは反対向きになっているようだ。
 日光には華厳の滝という有名な瀑布があって、毎年多くの観光客を広くから集めているが、元々その辺りに勝道上人が建てた華厳寺という寺があったようで、それが由来らしい。
 その寺の名前の由来は天台宗なので直接に華厳経を典拠とするわけではなく、華厳の辞書的な意味に由来する様である。
 日光の由来が空海に依っている説があって、真言宗では華厳経を典拠としている事を考えると華厳の滝と組み合わせて日光全体が真言宗が元ではないかと直感する人が昔だったら多数出たかもわからない。
 以前に藤村操という華厳の滝で身を投げた学生の話を書いて、その前後に重力の表記が何かおかしかった事や言葉の中に「天壌」というワードがあったので、「天地無用」と「天壌無窮」を絡めて記事を書いていたのだが、逆さ柱を立てた人がその言葉を知っていたら、従来の縁起担ぎの通説とは異なって逆さ柱にかなり東照とされる徳川家康への悪意がありうる可能性があってブラックな感じがする。 
 陰陽道によって陽明門があるのであったら、陰暗門が実はあるのではないかという空想がなぜかさっき浮かんできたが、そんなものは無いようである。


 



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