真岡には専修寺という真宗高田派の寺があるが、そこに安置されているのは浄土宗と天台宗の共同になっている善光寺のものであった一光三尊仏像である。
来年三月に秘仏が開帳されるらしいが、行けるかどうかはわからない。珍しいものなので異教徒である私も見た方がおもしろそうだと思っている。
真岡は日光開山をした勝道上人の故郷でもあるが、どちらかというと親鸞が建てた浄土真宗のお寺がある方がインパクトが強いらしい。
真岡線の久下田駅には「親鸞ゆかりの地 真岡」と看板が出ていて最初は何の関係があるのかわからなかった。
前に述べたように、浄土真宗というのは関西地方では被差別民に広く信仰することが許可され、悪人正機というものを異なる宗派や古い人たちが忌み嫌う場合があり、鹿児島では弾圧され、時折、隠れ念仏をするもいたり、僧でも妻帯肉食が許されていたり、卒塔婆を立てないとか、占いは迷信であるとして退けるとか、色々な騒動があったのだが、なんだかんだ言って一番多い宗派である。
よくわからないが、長野と食性や考えがおそらく似ているのは専修寺かその関連のもののせいかもしれない。
なぜかナツハゼやキイチゴを昔は住民がとってジャムにしたり、スズメバチやイナゴ、川虫などの昆虫を捕獲して食べる習慣があった地域や、女性が多少優位であるという日本の古い習慣が残っている地域が仏教や儒教の侵入で多くなかったであろうと思う。
九州出身の人が批判していた事を知っているが、社会的に広くしようと試みているのは似た感じのものだったので結果的に頑張ると悪い事や不正を働く体質になっているかもしれない。