事件が起きると最初に会社に報告する人

　笹子トンネルのトラック運転手や、隣の住居不法侵入を受けた女性、いろいろ何か通常の思考ではありえない対処をとった手紙を出した先の家族にはいろいろ共通点があって、一番の共通点は、
　「事件があると、消防・救急や警察でなく会社に連絡する」
　ということである。
　とにかく、職業が命なのかもしれないが、通常だったらそれであっても普通に通報した方が助かる可能性は高い。
　何が原因かは不明だが、そういう規則があるところは多いのかもしれない。
　個人に起こった命にかかわる事件に対して国家でなく、民間の会社が先に介入して対策する方針というのは暴力団や工作活動にも利益を計らうような危険なことをしている可能性も排除できないともいえる。
　会社の力を使ってイリーガルであっても攻撃した方が利益の面で勝利できるとすぐに人は考え付くので広まるのだが、結局、自分の住環境にそれが出来る要素があって、グレーゾーンの行為が多くの同意を得て行えるということは自分の環境が汚染されていることを再確認してしまうのでそこでの勝利があまり価値が高くないとも見える。
　まあ、それでも私一人よりはそちらの方がましなのだが、表に出ている建前が人に教える誤りであるのと同様に内輪話も誤りが多い人が行うことなのでやっていることはおそらく誤りである。