幾星霜の読みは、「いくせいそう」です。
意味は、「多く苦労や努力を重ねた結果としての長い年月」や「いくとしつき」という意味が含まれています。
この語源は、「星が1年で天を一周し元の位置に戻り、霜は毎年冬に降りる」という万物の法則的な受け止め方で、このサイクルを幾度も繰り返してきたということから、「長い歳月」と言う意味を持つようになったと考えられているのです。
ほぼ、同じ意味の言葉に、「悠久」があります。
「悠久」は、「長い年月の中で終わりなく続くこと」を指します。どれだけの時が流れても、決して絶えることなく残るものを示す時に使われます。
「悠久」は、何世紀もかけて現在も続いているものの歳月を示す時に用いられます。
「悠久」は、果てしなく続くものに用いられますが、動物の命など限りあるものに使うことはできません。
「悠久の歴史」や「悠久の自然」と言った使い方です。