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濃厚接触者とは?

2020-02-22 | 新型コロナ(COVID19)

濃厚接触者とは、メディアでは使われていますが、定義がよく分かりません。

皆さんは、濃厚な接触と言うと何を連想しますか?

濃厚接触者について、まとめているブログがありました。

https://www.jijitsu.net/entry/noukousessyoku

厚生労働省で検索したのが、次の記述です。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/01/dl/s0119-10c.pdf

抜粋:

ア)接触者の定義:

①高危険接触者(濃厚接触者)

「新型インフルエンザ発症者(疑似症患者以上)との高危険接触者(濃厚接触者)」

 高危険接触者と判明した者に対しては可能な限り速やかに調査を実施しなければならない。以下の定義に従って接触者のリストアップを行い、リストアップされた者については、1 日 2 回の検温を、患者との最終の接触があった日より、接触終了後 10 日間(最終曝露日を 0 日としてより 10 日目が終了するまで)に至るまで確実に行う。さらに同意が得られた場合には保健所等の公衆衛生機関において抗インフルエンザウイルス薬の処方と予防投与を行う(添付 1.新型 or 鳥インフルエンザ接触者票参照、添付 2.体温記録用紙)。調査の順位は接触の濃厚性に順ずるものとし、濃厚性はⅰ→ⅴの順とする。

ⅰ.世帯内居住者

 患者と同一住所に居住する者全員。

 ⅱ.医療関係者

 患者の診察、処置、搬送等に PPE の装着なしに直接携わった医療関係者や搬送担当者。

 ⅲ.汚染物質の接触者

患者の体液(血液、唾液、喀痰、尿、便等)に、防護装備なしで接触のあった者。具体的には手袋、マスク、手洗い等の防護対策なしで患者由来検体を取り扱った検査従事者、手袋、マスク、手洗い等の防護対策なしで患者の使用したトイレ、洗面所、寝具等の清掃を行った者等。

 ⅳ.直接対面接触者

 手で触れること、会話することが可能な距離で、上記患者と対面で会話や挨拶等の接触のあった者。接触時間は問わない。勤務先、学校、医療機関の待合室、会食やパーティー、カラオケボックス等での近距離接触者等が該当する。

抜粋以上

この資料発表当時は、ⅰ.世帯内居住者で、 患者と同一住所に居住する者全員でした。

更に検索したら、この資料を見つけました。

https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-02-200206.pdf

抜粋:

  • 「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)」が発病した日以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。

・ 新型コロナウイルス感染症が疑われる者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者

・ 適切な感染防護無しに新型コロナウイルス感染症が疑われる患者を診察、看護若しくは介護していた者

・ その他: 手で触れること又は対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と接触があった者(患者の症状やマスクの使用状況などから患者の感染性を総合的に判断する)。

抜粋以上

 

ここで書かれている長時間の接触とは、どのくらいなのですか。

5分?、20分?、30分?、1時間?、5時間?。

全く分かりません。

長時間は、各自が判断して良い話なのですか?

 

今日、関西のTVでは、感染に関する専門のお医者さんが、感染者と2メートル以内で、30分以上一緒にいた人と言っていました。

こう言われれば、感染者は、何月何日の何時何分発の何号車に乗っていたと言う情報に意味があることが分かります。

30分以上、同じ電車の同じ車両に乗っていれば、感染する可能性があると自己判断できます。

役人は、自分へのリスクを排除したいため、人権とか何とか言って公表を控えています。

結局、クルーズ船へサポートに行った人も感染すると言う失態を晒しています。

また、長時間の接触として、飛行機を挙げておりましたが、このお医者さんは、飛行機の中は、常に外との空気を入れ替えているので、感染者の周りの人しか感染しないと言っておりました。

どちらが、本当かどうかわかりませんが、厚労省のいい加減な発表の様な気がします。

本当の専門家の意見を取り入れているのかと思います。

このお医者さんは、各自、一日4回検温(起床時、昼、夕方、就寝前)して欲しいとも言っておりました。

体温の動向が分かると、お医者さんの判断がし易いと仰っていました。

Covid-19に不安に思う人は、毎日検温し、記録することは、義務と考える必要があります。

今日のTVの説明は、分かり易くて勉強になりました。

 

今の政府や厚生労働省に足りないのは、明確な定義がないことです。

世帯内居住者で、 患者と同一住所に居住する者全員が感染するのは、分かります。

それ以外の人が感染しているのは明白なのに、その定義を見直していないことが問題です。

メディアも明確な定義がないまま、濃厚接触者と言う言葉を繰り返し使っているのも問題です。

多分、記者も役人に突っ込んで質問していると考えますが、厚生労働省が明確な定義をしていないので、記事に書けないと考えます。

しっかりしろよ、厚生労働省。

年金問題と言い、Covid-19への対応と言い、役所として機能していないのが、厚生労働省です。

日本国家の大事な仕組みを構築・運用しなくてはならない官庁が、ポンコツです。

困ったものです。

 

追記:

今日(2月23日)のフジテレビ系の朝の報道番組でも、飛行機の中は、外気を取り入れているので、感染するリスクは小さいと仰っていました。ビデオが残っていましたので確認しましたが、その発言していた先生は、関西福祉大学の勝田吉彰教授です。

飛行機の機内の空気はキレイなのか?

https://okinawa-airport-terminal.com/cabin-air/

このブログによると、飛行機内は、手術室並みにキレイな様です。

厚生労働省役人の無知ぶりがバレバレとなりました。


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