1月11日、積水ハウスが、だまし取られた土地取引の「地面師」グループの主犯格が逮捕された。
フィリッピンに、不法滞在の疑いでフィリピン当局に身柄を拘束されていたカミンスカス(旧姓・小山)操容疑者(59)が、日本に強制送還され、警視庁が、偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕した。
この容疑者は、「関わっていません」と容疑を否認しています。
動産は、普通、その物を持っていう人が、所有権を持っている人と見なして売買しています。
ところが、不動産は、持ち運びできません。
正に不動です。
そのため、その土地の権利者が書かれた登記簿を基本に、その所有者と権利証を持っている人が同一人か、または、正当な権利関係があるかを確認しながら、売買します。
不動産の売買には、宅地建物取引士という免許で、権利関係を確認する人を法律で定め、その人を介して売買することにしています。
その専門家がいる中、積水ハウスが騙されてしまいました。
普通は、売買取引の物件の近所に聞き込みします。
売買する時、登記簿に書かれいる本人かどうかは、最低限の確認事項です。
それさえしておれば、防げた事件でもあります。
代理とは、本人とおなじ行為、本人に成り代わって本人の行為ができる権利です。
代理人は、本人が代理人として委任しているかを確認することが大事になります。
残念。
今回の事件は、騙す方が上手でした。
犯罪は犯罪なので、この容疑者は、罪を認めて反省して欲しいです。