2月10日、消費者庁は、「プラチナビューティーウォーター」と称する独自の清涼飲料水の新聞折り込みチラシで、がんや老化を予防する効果があるかのような表示をしていた。
根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、販売する三貴(東京都)に対し、再発防止などを求める措置命令を出した。
三貴は宝石・貴金属販売の「ジュエリーマキ」などの運営会社。
三貴が提出した試験管実験での論文を検証したところ、「仮に論文どおりの効果を期待するなら、20〜200リットルを飲まなければならない」としている。
この飲料水は、一本500ミリリットル。
本数に換算したら、一日、40本から400本飲まないと、効果がないことになる。
500ミリリットルのペットボトルが入っている箱の本数は、24本。
一日、40本としたら、24本入りの箱を5箱購入して、3日で飲まないと効果が無いとしている。
まあ、一日に20リットルは、誰にも飲めない量です。
この表示が許されるのなら、醤油には、「危険、毒」と表示しなければ、ならない。
何故なら、醤油の致死量は、168〜1500ミリリットルと言われている。
醤油の500ミリリットルのペットボトルがあったら、500ミリリットルの3分の1から、3本飲んだら死ぬことになる。
200ミリリットルのコップだったら、85%の量を飲むことになる。
誰も、醤油をこんなに大量に飲むことは無い。
水も、夏場の時期でも2リットルが限度。
誰も、水をこんなに大量に飲むことは無い。
大量に飲まないと効きめのない効用を書くこと自体に、悪意を感じる。
現在のWEBには、流石に、がんに効くとは書かれていない。
http://www.mikicorp.co.jp/pbw01/about.html
表示の指導が有った結果なのか、お客様の声は、超抽象的で、超短い言葉が並んでいます。
WEB上では、何かに効く効用はないと、自ら語っているような内容です。
閑話;
醤油の致死量については、ここを参照しました。