記述は嘘をつかない。記述は裏切らない。

中学受験の国語と社会の塾講師&家庭教師です。

技術がない講師

2010年11月06日 | 日記
私のことでした


私は,大手塾の国語講師でした。


テキストで生徒を教え,入試問題を教えてはいましたが,今から思えば,技術がなかった。。。。


それでも,受かる生徒は受かり


室長は,「結果は上のクラスで出します。下のクラスは,気持ちよく入試会場に行かせてもらえれば,それで十分です。」と。

教務担当は,「生徒の前で,解答を開かないでください。事前に,解答をテキストに写すことだけはしてください。」と。



ただ,記述教室を担当し,そこで記述の技術を磨かせてもらいました。フレームの考えは,生徒とのやりとりの中から生まれました。


御三家レベルの生徒が50人ほど記述教室に集まり,その中で一番できた記述をパソコンに打ち込み,みんなに配りました。自分の名前が載った記述が配られると,どんな生徒も誇らしげでした。

私のフレームに基づいた,素晴らしい答案ばかりでした。市販の過去問集の答案は,足元にも及びません。

その答案を,お母さん方に見せると,「うちの子にも,こんな答案が書けるでしょうか?」と,全員,聞きます。

私は,「少しぐらい,ぎくしゃくした文章でも,書くべき要素が入った文章なら,マルが来ます」と答えることにしています。



そして,私の考えで自由に教えたいので,その大手塾を辞め,今に至っています。



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