記述は嘘をつかない。記述は裏切らない。

中学受験の国語と社会の塾講師&家庭教師です。

物語文は,気持ちを書くといっても。。。

2011年08月22日 | 日記
「悲しい」「嬉しい」などという気持ちを書くときは,当然にその悲しい・嬉しい内容を書くことになります。


ところが。「気持ちの内容」と「気持ち」の区別ができない,という生徒がいました。


気持ちは,内容の動機となるもの,きっかけとなるものなどと教えるより,私は,各々の気持ちのフレームで,教えています。


例えば,「悲しい」では,強弱を横軸に,単純・複雑を縦軸にして,そのグラフに気持ちを書き込んで言ってもらいます。これは,某塾のテキストに載っていたことを参考に,工夫したものです。


これをやると,どういう時にどういう表現をするのか,気持ちの表現の幅が非常に広がります。「情けなく思う」と「ゆうつになる」と「むなしい」の区別を言ってみて,と私が生徒に聞くことはよくあります。私のノートには,「悲しい」のページだけで50以上の気持ちが書いてあります。それも,日々,更新されています。



気持ちは,「喜怒哀楽」で何とかなると,教えている所もありますが,こんなアバウトな教え方では,物語本文の読解にも悪影響が出ます。





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