◆ 人が育つ場
~ ロマンティシズムとリアリズムの並存 ~
「君は何をしたいの?」「来年の今頃は何していると思う?」
スタッフによく問いかける言葉です。何気ない質問のようですが、実は、重みを持った問いかけであり、時には、グサッと核心に刺さり、考え込ませてしまうこともあります。
一般の会社の目標は明確です。良い商品を作り、それをどれだけ売るか、どれだけの利益率をあげるか、たくさんの人を集め対価としてのサービス料をどのくらい稼げるか、目標値を分かりやすく設定できます。一方、NPOの目標値の設定は、売り上げだけを目標設定にできません。関わる人の「成長」という難しい目標があるのです。
NPOが生み出すのは、商品ではなくて「人」です。ねおすが実施する事業は、「人が育つ場」でもあることは、ねおすの重要な経営原則です。自然体験活動を広めることができる、人と自然、人と人、社会と自然の関係性(社会関係性資本)を生み出すことができる人材を輩出するための人材養成は、欠かせない事業なのです。
関係性を生みだす自然ガイド、地域マネージメントの力を備えた人材は、知識だけでなく、自らが自然の中で、あるいは人の中で新しい体験をし続けることで育ちます。その場、機会を提供し続けることが必要です。ですから、顧客(事業の対象者)は組織外部だけでなく、内部にも存在するわけです。また、実務が伴うだけに、この養成は、既存の大学、学校教育だけで果たせることではありません。そして、時間がかかります。
ねおすは、独自の人材養成コース、研修生と称するスタッフ制度、他の団体からの実習生の受け入れ制度を持っています。そして、その制度を維持するために、地域の人達、大人や子どもの参加者、研究者など多くの人との関わりあいを生み出すという循環型のシステムを作り上げています。
とは言え・・、事業維持には、資金も必要という大きな矛盾を抱えています。
「ロマンティシズムとリアリズムは個性において、並存し得る」
座右の銘です。
(季刊ねおすのコラム MISSON 07.01 改編)
~ ロマンティシズムとリアリズムの並存 ~
「君は何をしたいの?」「来年の今頃は何していると思う?」
スタッフによく問いかける言葉です。何気ない質問のようですが、実は、重みを持った問いかけであり、時には、グサッと核心に刺さり、考え込ませてしまうこともあります。
一般の会社の目標は明確です。良い商品を作り、それをどれだけ売るか、どれだけの利益率をあげるか、たくさんの人を集め対価としてのサービス料をどのくらい稼げるか、目標値を分かりやすく設定できます。一方、NPOの目標値の設定は、売り上げだけを目標設定にできません。関わる人の「成長」という難しい目標があるのです。
NPOが生み出すのは、商品ではなくて「人」です。ねおすが実施する事業は、「人が育つ場」でもあることは、ねおすの重要な経営原則です。自然体験活動を広めることができる、人と自然、人と人、社会と自然の関係性(社会関係性資本)を生み出すことができる人材を輩出するための人材養成は、欠かせない事業なのです。
関係性を生みだす自然ガイド、地域マネージメントの力を備えた人材は、知識だけでなく、自らが自然の中で、あるいは人の中で新しい体験をし続けることで育ちます。その場、機会を提供し続けることが必要です。ですから、顧客(事業の対象者)は組織外部だけでなく、内部にも存在するわけです。また、実務が伴うだけに、この養成は、既存の大学、学校教育だけで果たせることではありません。そして、時間がかかります。
ねおすは、独自の人材養成コース、研修生と称するスタッフ制度、他の団体からの実習生の受け入れ制度を持っています。そして、その制度を維持するために、地域の人達、大人や子どもの参加者、研究者など多くの人との関わりあいを生み出すという循環型のシステムを作り上げています。
とは言え・・、事業維持には、資金も必要という大きな矛盾を抱えています。
「ロマンティシズムとリアリズムは個性において、並存し得る」
座右の銘です。
(季刊ねおすのコラム MISSON 07.01 改編)
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