はる風かわら版

たかぎはるみつ の ぼやき・意見・主張・勝手コメント・コラム、投稿、原稿などの綴り箱です。・・・

犯人は誰だ?

2006-07-22 20:16:22 | 徒然なるままに・・

 春先に「今年こそは! きれいな畑や花壇、芝を作るぞ!!」と、いつも強く誓いを立てるのだが、生き物達の見事な成長ぶり、活動ぶりに、畑の世話も花壇の手入れもだんだんと追いつかなくなる。

 今年は、涼しいものの、出張やデスクワークで身動きとれないと、あっという間にキャンプ場の草は茂り、土手のイタドリやエゾノギシギシは巨大化し、羊のジュリエットの姿が見えなくなってしまう。芝生には、キノコも大量発生し、ビニールハウスもジャングルと化し、キュウリが瓜のようになる。

 これだけでも、対処しきれないのに、姿は見えないが私の邪魔をする輩(やから)がまだまだ存在するので、やっかいが増える。どこにもイモムシはいないのに、葉野菜に穴が開く。二十四時間見張ってないと犯人はわからないと畑の師匠に言われたが、こいつは先日捕まえた。赤いカメムシだった。

 犯人不明はまだある。花壇に穴が掘られるのだ。それも足跡がないというミステリアスな事件な続発しているのだ。犯人は誰だ!? 様子を見に来たお花の師匠は○○○だと推理した。うーん、そうかもしれない。明日は幸い仕事がすいているので、真相究明のために張り込みをするか。待てよ、そうすると、草刈りやハウスの管理ができない。弱った・・・、と私の夏の悩みは尽きない。

(読売新聞 しまふくろう 0507改編)

札幌市の職員研修

2006-07-14 20:35:49 | NPO活動全般
 札幌市の職員研修を初めて3年目となりました。 昨年、一昨年は、新入職員全員に、上田市長の訓辞の後に、1時間に渡り「市民との協働」をテーマに研修講話、コミュニケーションスキルをテーマにしたワークショップを年数回実施しました。 今年も、第1回目の一日ワークショップをコミュニケーションをテーマに実施。

 「協働」という言葉が、急に社会に登場し、これまで行政だけが担っていた公共サービスを地域住民と一緒に展開してゆこうという方向が まちづくりに現れています。 その前線に立つ、現場職員には、新しい職員像も求められる時代となってきました。 行政サービスに文句を言うだけでなく、地域社会でも相互扶助の精神を持って、住民がお互いに支え合う社会を作ろうとの発想です。  

 国民から徴収した税収だけでは賄い切れずに、行政が、借金を重ねて作られた公共サービスがたくさんあります。 それらが ガンガンと削られているわけです。だから・・・、住民同士が・・・というわけなのですが、お互いに支え合う社会を行政職員がコーディネイトしてゆくのは、それはそれは、並大抵のことではないでしょう。

 行政職員の市民に対するコミュニケーション力を高めてゆかないと、かえって、いろいろな場面で市民とのトラブルが増えてしまう危険性もあるでしょう。

 これからの自治体の現場職員には、高度な社会的スキルが求められる時代となったと言えるでしょう。コミュニケーション上手の大きな資質であり、環境教育の大きなキーワード 「共感能力を高める」ことは、行政職員にとっても重要な課題となるでしょう。

教育とは・・・

2006-07-06 00:34:10 | 教育
 埼玉の自由の森学園の高校生を1週間受け入れました。今日、みなさん帰りました。 密度の濃い1週間を送ってくれたようです。 片道3,400mもある畑の草取り、漁師のおかみさんの浜料理体験、トドの死骸があった磯のロングウォーク、小学校との交流会、児童館の訪問、養護施設の子との出会い、たくさん釣れた川、真っ赤な夕焼け、雲海のニセコアンヌプリ、子牛の出産・・・などなど、黒松内でたくさんの体験をしてゆきました。

 彼等の心のアルバムにどんなキャプションのついた心象が残ったのだろうか・・・。 お別れ会のひとりひとりの感想は、いつもはあまり話さない生徒も一言一言、言葉を捜すように、しっかりと話してくれた。

ここでしかできないことを探していた・・・、でも、それは、暮らし方だった。 ただ寝ていても、ここでしかできない眠り方だった・・・そんな 気づきが嬉しかった。

引率される教員の「待ち」の姿勢が素晴らしかった。 生徒を信頼しているからこそできることだと思った。  「自由」とは・・・、「責任あること、束縛されることでもある」と、哲学をあっさりという生徒が複数いた。

教育とは・・、教えることだけではない・・・
学び方を時間をかけて気づかせることなのだろう・・・。

つまり、教育とは、自分で自分を教えることができるように育むことなのだ。

そして、そんな機会と場を提供することも「教育」なのだと思えた。