大雪のニセコのしゃれたリゾートホテルに泊りがけで、広域観光戦略会議なるものに参加してきました。観光が産業として大きくクローズアップされ、観光を経済振興とする勢いで、国や北海道は考えているようです。
しかし、本当に観光で経済が潤うのでしょうか? 確かに表面的にはお金の動きは大きなものになるでしょうが、それが、観光に携わる雇用者に広く行き渡るかというとはなはだ疑問です。
名物を見る観光から体験型へ、団体旅行から個人旅行へ移行している、多価値観社会の観光も当然に多様化しています。 お客様のニーズに応えるためには、ますます細やかなサービス、あるいは心地よい空間づくり、参加者の自己実現へのサポートが求められます。 つまり、労働集約型の雇用が進み、雇用数は確保できるかもしれません。 ところが、それは低賃金労働者を増やすということでもあるのです・・・。
これは、世界の観光先進地であって同じだと思うのです。しかし、日本と比べて、決定的に異なることがあります。
それは、そこに働く人々が、実に「楽しげ」なのです。
その地に暮らしていることを誇りに思い、愛しているんですね。 それが伝わるようなサービスを提供してくれるのです。 ところが、日本の観光地に働く人で、「楽しげ」に見える人ってなかなかお目にかかれないんですね。
つまり、暮らし方が 心豊かにできるか、ってことがポイントだと思います。これって、その地に生活するに心地よい文化あるってことだと思うのです。
観光による経済効果は、結果であって、その振興のプロセスに地域文化の育成という大きなビジョンがなければ、本当の広域戦略は描けない!!!
これを役人さんにがんがんと伝えながら、夜は更けたのでした。 わかってもらえそうで、わからない・・・
(2005.1.26 新北の国から)
しかし、本当に観光で経済が潤うのでしょうか? 確かに表面的にはお金の動きは大きなものになるでしょうが、それが、観光に携わる雇用者に広く行き渡るかというとはなはだ疑問です。
名物を見る観光から体験型へ、団体旅行から個人旅行へ移行している、多価値観社会の観光も当然に多様化しています。 お客様のニーズに応えるためには、ますます細やかなサービス、あるいは心地よい空間づくり、参加者の自己実現へのサポートが求められます。 つまり、労働集約型の雇用が進み、雇用数は確保できるかもしれません。 ところが、それは低賃金労働者を増やすということでもあるのです・・・。
これは、世界の観光先進地であって同じだと思うのです。しかし、日本と比べて、決定的に異なることがあります。
それは、そこに働く人々が、実に「楽しげ」なのです。
その地に暮らしていることを誇りに思い、愛しているんですね。 それが伝わるようなサービスを提供してくれるのです。 ところが、日本の観光地に働く人で、「楽しげ」に見える人ってなかなかお目にかかれないんですね。
つまり、暮らし方が 心豊かにできるか、ってことがポイントだと思います。これって、その地に生活するに心地よい文化あるってことだと思うのです。
観光による経済効果は、結果であって、その振興のプロセスに地域文化の育成という大きなビジョンがなければ、本当の広域戦略は描けない!!!
これを役人さんにがんがんと伝えながら、夜は更けたのでした。 わかってもらえそうで、わからない・・・
(2005.1.26 新北の国から)