ハルムの動く日記

「はるむ職品工房」子狐はるむの日記というかアニメ・特撮メインの感想及びツッコミ。休止期間を抜けてぼちぼち再開中。

「ふしぎ星の☆ふたご姫」10話「なぜだ!?落とした砂糖は3秒ルールで」(嘘)

2005年06月08日 | ふしぎ星の☆ふたご姫
殺意は砂糖の右側に

祥伝社

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↑いや、特に関係無いですヨ?

 問題提起度☆☆☆☆ 姫度☆☆☆ キャラ崩し度(良い意味で)☆☆☆☆ 
 今回のオススメ度☆☆☆☆☆ 

 今度のプリンセスパーティーはデザート勝負! デザートガンナーやデザートザクで砂漠の虎と決戦だ!(嘘)

 キャメロット直伝のお汁粉の作り方秘伝書を抱えて、会場の宝石の国へと行ったファインとレイン。お汁粉に乗り気ではなく、「好きなもの作っちゃえばいいや!」と食材の味見ばかりしている有様。
 ファインはいつものコトだが、レインまで食い意地はってもしゃもしゃ食ってるのが・・うわ、結構可愛いゾ(汗)

 料理の本を探しに行くも、見つからずに結局、お汁粉。だが、いっぱいおいしいものを乗っけたスペシャルお汁粉「おしるこア・ラ・モード」の製造に入るのだった。
 まぁ、甘いものドカドカ入れてる分には・・・って、ソバゆでてるしぃぃぃッ!!

 確か「うる星やつら」の、言えばなんでも食べ物が出てくる鍋のハナシで、それぞれが無難に出した食い物を台無しにしたのが錯乱坊の「しるこ」の一言だったのだが・・・
 ステキな色でも全部混ぜると黒くなるんだよ、お姫様方。

 で、完成したのは作画タッチも変わる驚愕の表情のプーモが絶望に身をよじり、ファインとレインも味見を互いに押しつけ合う、紫色の物体・・・。ぐげぇ(汗)

 そこへやって来たのはリオーネ姫。砂糖をこぼしてしまい、デザートが完成できずに困っている。
「みんなに訊いたけど、誰も余ってないって・・・ぐすん(涙)」
そうかぁ。ファインとレインの仲良しのように見えて、リオーネの心の中のランキングではかなり下の方だったんだネ、この二人。
 でも「みんな」の中にさらにアルテッサが入っていないという・・結構リオーネもヒドい(爆)(まぁ、アルテッサだけ屋外テントじゃなく城内のキッチン使ってたからだと思うが)

 で、意外に優しく応対してくれるアルテッサ。
「私は寛大ですからね。敵に塩を送るくらい、どうって事なくってよ」
との言葉に、「塩?」と確認する3人。本当に塩だ(笑)
 もうちょっと学があれば、ダマされたんだろうが(爆)
(本当に砂糖が入ってても、「敵に塩を送る」の意味は通る。深いシナリオだワイ)

 てなワケで、プロミネンス発動。会場の表に土が落ちてくる。
「うわーっ! この土、甘ーい!」てなストレートなオチには行かず、なんか妙にキャラ立ちの激しい巡業相撲団(再登場するんではないかと予想する)が、土俵作りにその土を欲しい、と。
 喜びの四股が、地震さながらに会場を揺るがす。
 そして、清めの塩と間違えて砂糖を持ってきてしまった、という彼らと、アルテッサに送られた塩を交換して、リオーネは砂糖を手に入れ、無事デザートを完成させるコトができたのであった。
 で、できた料理が「豆腐ファー メラメラシロップがけ」・・・・メラメラシロップって・・
辛口やん!
 砂糖無くてもたいして問題無かったような気が・・(汗)

 めでたしめでた・・・アレ? アルテッサの巨大クッキーの塔「ゴージャスクッキーキャッスル」が、台座だけに・・・。
「急にお城が揺れて・・・そしたら崩れちゃって・・・(涙)」

 全てを理解したファインとレインはアルテッサに謝ろうとするが、本当の理由を知らずに
「あなたたちが居るとロクな事が無いわ。全部あなたたちのせいよ!」
と言われ、ついカッとなって
「元はといえばアルテッサのせいでしょ!」
「そうよ! リオーネにお砂糖分けてくれなかったから、バチが当たったのよ!」
と返してしまう。
 そしてついキッチンの「ズル」の事までツッコんでしまい、アルテッサは
「あたしがどれだけ練習したか、何も知らないくせに!!」
と涙を散らして駆けていってしまった。

 
 ここまでやっちゃったよ。

 普通のシナリオなら、意地悪なアルテッサがしっぺ返しをくらってギャフン、ああ、意地悪してはいけませんよ、という締めになるトコロを、もう一歩踏み込んでしまっている。

 アルテッサは意地悪だが、「悪いことをした」わけではない。専用キッチンを使ったのも、スポーツの試合で言う「ホーム」と「アウェイ」の差であり、勝負に勝つために「人に親切にしなかった」だけなのである。
 
 真剣に勝負に全力を尽くしていたが思いやりが無かったアルテッサ。

 ひとを思いやって尽力するが、自分達はコンテストの準備もせず姿勢もユルユル、出来映えも自業自得で惨憺たる有様のファインとレイン。


 前半が二人の莫迦っぽさを様々なタッチで小気味よく描いていただけに、締めの重さがズンと来る。

 そういえば、アルテッサが「まずは城へ挨拶に」と二人に指摘しているのも「当然の礼儀」の事で、ファインとレインはいつも誰かに指摘されながらも守らないワガママでは無かったか。

 今回、プリンセスレベルは二段階後退。「謝れなかった」事と「コンテストへの不真面目な参加態度」だと思うが。


 ユルユルで、いいのか? と思ってたが、前回といい、今回といい、なんかハナシの質が上がってきてる気配。かなり見直した。


 脚本は、まさきひろ(ボンバーマンジェッターズ)、コンテは砂糖佐藤順一御大。
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