今日6月4日は単なる語呂あわせから来ているようですが
「むしの日」だそうです。
http://hukumusume.com/366/kinenbi/pc/06gatu/6_04.htm
一般的にむしと言えば昆虫の事をさすのですが
私達鍼灸師はむしというと「かんのむし」が真っ先に頭に浮かびますね。
かんのむしって??簡単に説明をしますと「夜泣き」や「かんしゃく」です
お子さんのおられる方は一度は聞いたことがあると思いますが
小児はりで最も得意な治療と言っても過言ではないと思います。
かんのむしは西洋医学的に言うと「小児神経症」に近いと思っています。
かんのむしのお子さんのお母様がお疲れになっているとか
ピリピリして神経過敏になっておられるとか、大概の場合母親
(場合によっては父親ということもありますが)に原因があることが多いのです。
ですから、当院では「かんのむし」の治療に際しては基本的に
母(父)子ともに治療を受けていただくことを基本にしています。
小さい小さいお子さんですが、親の心の動きを本当に敏感に
感じ取っているのですね。ただ、それに対応しきれなくなって
「かんのむし」という症状になってしまっていることが本当に多いのです。
思い通りにならない子育てと頭では理解していても
つい怒鳴ってしまうことの多い育児だといわれていますが・・・
育児を楽しんで過ごしていただくのが一番の撃退法なのです。
疲れきってしまう前に治療に来ていただくのも大変効果が
ございますので、ご承知おきくださると幸いです。