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あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

夏の甲子園でいただいた勇気

2025-08-21 21:43:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは、スタッフの森實です。
夏の暑さもさながら甲子園が熱いですね!本日の準決勝は惜しくも負けてしまいましたが、
準々決勝における東海地区の県立岐阜商業のサヨナラ勝ちは私達に諦めない勇気を与えてくれましたね!

しかし、この暑さに加え炎天下での長時間の試合は、観ているだけでも体調が心配になりますね。
夏は球児ならず私達も水分の取り方がより大切になってきます。

日本茶1つをとっても緑茶、ほうじ茶、玄米茶、番茶など製法や淹れ方により味わいやカフェインの量や効能が違ってきます。緑茶は、スッキリとした口あたりと身体を冷やす作用で身体の熱を落ち着かせてくれますが、カフェインが多いため、胃腸への負担や睡眠にも影響を与えますので取りすぎには注意が必要です。(水出しにする事でカフェイン量を抑えることができるようですょ)日本の誇れるお茶の文化も、こういった違いを考えながら生活に上手く取り入れていきたいですね。

また経絡治療も手あての仕方により違った作用や効果が得られます。
灸方にも様々な使い方があり、力がない場所(虚)に対して モグサを細く柔らかくひねり米粒より小さな灸を3壮ほど施灸し熱を深部にまで補い身体を活性化させる透熱灸に対して、知熱灸は、滞りのある硬結(実)に対して小指の先端程の大きさのモグサに火をつけ熱く感じたら取りのぞきます。熱めの熱を補う事で体に奥に滞っていた余分な熱を発散させます。(熱めの熱で実を寫し(うつし)別の場所に巡らせます)





身体には個人差がありますのでこういった概念を根本に置き、その方の体調や体質に合わせ調節しながらの治療をおこなっております。
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エステ行くよりここの方がいいよね

2025-08-20 23:08:00 | ブログ
こんにちは🌞今日も名古屋市内はかなりの高温となりました。

夕方ニュースを観ていたら、記録では全国4位の暑さだったそうです。とはいえ、日本全国暑くない場所なんてもうないのではないか?と思いますね🫠🫠🫠

みなさま、体調管理にはくれぐれもお気をつけくださいね。

さて、当院にお越しいただく患者さまは治療を続けておられる方は、肌艶の良い方が多いです。脈診流経絡治療では、みなさまの生命力を高めて病になりにくい身体づくりを目指しているからなのですが、先日とある患者さまから、エステに行くよりも鍼治療を受けているほうが絶対いいよね🤩とお声掛けいただきました😊

実は経絡治療で行っている治療は、全身の陰陽バランスを整える☯️ことですから、内面から綺麗にということに繋がるのですね。

食べているもので健康がつくられるのと同じで、全身の気血津液の巡りが順調だと、自然に肌艶が良くなってくるのです。

これを患者さまから仰って頂けて本当に嬉しく思い、この治療を続けていてよかったなぁと思いました。

鍼灸は痛みの治療だけでなく、免疫力を上げることで治癒していくほとんどの病症に対応可能です。そして、続けることで肌艶が自然と綺麗になっていくのです。

少し疲れてしまった時、少し頑張りすぎた時にもお役に立てます。知っていただけると幸いです。
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長夏

2025-08-19 20:49:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは、スタッフの山田です。暦の上では立秋を過ぎ、夏から秋へと移ろい始めています。とはいえ、名古屋では30度を超える日が続き、残暑が厳しいこの頃。

東洋医学でこの時期を「長夏(ちょうか)」と呼び、五行では「土」に属する時期、対応する臓腑は「脾・胃」。そしてこれから始まる秋は「肺」の季節、乾燥が始まり、呼吸器系が影響を受けやすくなります。

五行論では「土(脾)から金(肺)が生まれる」とされ、脾胃を整えることで、肺の働きも高まるとされるので、今の時期に脾胃を整えておくことで、肺の働きもスムーズに秋に移行出来ると考えられます。

ここ最近の猛暑で室内と屋外での気温変化が大きいと自律神経も乱れやすかったりで体調を崩しやすいタイミング。そんな今の季節の養生におすすめのツボ、それは『足三里(あしさんり)』
膝のお皿の下、指4本分ほど下がったすねの外側にあり、押すと少しへこむ場所。

胃腸の働きを整え、免疫力を高め、疲労回復にも。古くから「養生の王様」とも呼ばれる万能ツボで、治療院に来ていただく殆どの患者様への仕上げに使わせて頂くツボとなります。

指の腹で5秒ほど押して離すのを左右交互に繰り返したり、お灸を添える事で心身が整っていきますので、ツボを刺激する事で、「気・血・津液(水)」の流れを整えてくれます。

まだまだ暑い日続きそうです。皆さまご自愛ください。
残暑お見舞い申し上げます。
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三陰交ってご存知ですか?

2025-08-18 21:37:00 | ブログ
こんにちは!スタッフの榊原です。

三陰交と言うツボはみなさんご存知でしょうか?
ツボの本などをみてもよく出てくるツボで、少しツボに興味のある方はご存知な方が多いのではないでしょうか?

三陰交はむくみや生理痛、冷え性などに効果があると言われ、女性の味方のツボです。

そんな女性の味方のツボですが、妊娠初期などにはあまり用いないほうがいいツボでもあります。
先日の経絡治療学会に参加した時に鍼灸の先輩方が教えて下さったのですが、
三陰交や合谷、崑崙は妊娠初期の方にすると流産の恐れがあるので気をつけなくてはいけないと。
流産と聞くと、なんだか怖い印象をお持ちかもしれませんが、陣痛を引き起こしやすいツボだと考えられているためです。
お腹の中に赤ちゃんが、十月十日🌕いることの重要性は皆様よくご存知だと思います。

この中でも三陰交に関しては安産灸の名穴と言われ安定期に入ってからなら
元気な赤ちゃんを産むためにお灸を行うと良いツボとして考えられています。
安産のための究極のセルフケアと呼べますね😊

何事もその時の体に応じた刺激が大切です。
鍼灸院では逆子治療でご来院いただく方や不妊治療の方などもいらっしゃいます。
逆子の灸の名穴もございます。


妊活希望の患者さまへ - あまの鍼灸院ブログ

こんにちは。今日は☔️が降ったりやんだり風が強く吹いたり、晴れ間が見えてきたりとなんだか気忙しい1日でしたね🫢🫢🫢当院では、妊娠希望の患者さまへの不妊...

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不妊治療でご縁をいただき、無事出産なさったお子さまが治療にお越しいただいたり、
そのご家族がお腹が痛いや耳が聞こえにくいなどで鍼灸にご縁を繋げていただいたりと、
東洋医学の魅力は、人体を小宇宙と捉えているところにあるのだなぁと実感します。

女性やお子さま、高齢になられても、治療にご縁をいただける経絡治療を皆さまに知っていただけたら嬉しいです。

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【木鶏クラブと五行論 その二】

2025-08-17 22:05:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は残暑とは思えないほどの暑さに見舞われました。毎週日曜日は院長のひとりごとです。

木鶏クラブにちなんで、ひなどりのローストをボンガルフォさんで🤩いただいてきました♪

偶然お店でお話しさせていただく機会に恵まれましたが、「気」のお話になり、ついつい熱くなってしまいました🤩

前述した様に、鍼治療における五臓では木は肝臓になります。
肝臓は血液の貯蔵と疏泄作用と言って血液調整を行っています
このように、木鶏の木は、万物の最初に掲げられ、万物を発生させる根本となります。

日身さんに、そのことを言うと、木鶏クラブは、五行論からきたものではなく、
中国の故事からきたものであり、木彫りの鶏を表現したもので、物事に動じない
様子を表わしたものであることを知りました。


東洋医学に基づく鍼治療の原則として、
「診断は陰陽で、治療は五行で」と言われています。
このように五行論は、鍼治療には欠かすことのできない法則です。
この五行の色体表は晴眼者には一目瞭然ですが、盲人の私には不可能です。
そこで、縦読み表と称してお経(般若心経)を唱える要領で覚えました。
参考までに「木鶏」に関わる肝木経を下に貼り付けます。

1、肝木経
 「肝木その腑は胆なり。陰経は井に出で、陽経は兪に出づ。
 魂.仁にして角音を発する。鶏の如き人、春の朝、東方より来りて、風邪に中
れば、眼・筋・爪を冒す。
その病、色に出づ、その色は青く、臭は躁く、味は酸っぱい。呼び叫ぶ如き声を
発して涙を流す。志怒って、こぶしを握る。
 李・韮・麦を好み、生れる数は三、成る数は八、甲・乙これを主る。」 です。
 あれあれ私の症状にぴったりだと感じた方はいらっしゃいませんか? その方
は肝臓・胆嚢に問題がありますのでそれに関連する五行穴に「補瀉」の治療を施
します。

次週に続く
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