あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

梅雨明け宣言

2024-07-18 16:26:00 | ブログ
こんにちは。スタッフの上野です。

今朝は熊蝉の鳴き声で起こされました。窓からそとを見ればお日様がニッコニコ!
 いよいよ梅雨明けですね。

さて。先日ですが、久々に
イベントに参加してきました!
写真はそのときのです
休日に、活力を補うのって大事だなぁと感じます。

そして、昨日は水曜会でした。
座学では、三才、剛柔理論、
三焦(天・人・地:上焦・中焦・下焦)について学びました!
特に、古典医書の『難経第八難』について、
個人的には、人間は「根絶すれば、茎葉枯る」という発想が好きで、納得いきま
す。

植物は、根っこの部分の元気がなくなったら、葉っぱや、茎はだめになってしま
う。
人の身体も同じで、根っこ、つまり下焦(臍から下)の
元気がなくなったら、手足、頭などは
枯れてしまう。
だから、身体の中の「気」が集まる場所である、三焦は大事。

治療院でも、大体の患者様の臍下丹田(おへその下)に
お灸をしていますが、
改めて欠かすことはできないなと
感じました。

また実技では、剛柔について教えていただいたり、六十九難の復習をしました。
意外に、忘れていることも
たくさんあるので、
基礎を何度も何度も何度も繰り返し
身につけるのは、大切。

「もうすでに知っているから、私には必要ない」と分かった気にならずに、
技術的にも、学問的にも、
十分習得できるまで、
繰り返していこうと思いました。
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後期高齢者医療保険にご加入の患者様へ

2024-07-17 21:36:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は雨が降ったり☔️晴れたりまた雨が降ったり☔️と落ち着かないお天気でしたね😭

当院は、今年の4月より水曜定休とさせていただいておりますが、久しぶりにご来院いただく患者さまへの周知がなかなかできておらず、今日も1年ぶりに宮崎より治療にお越しいただく患者さまよりご連絡をいただきました😊こうして、長いお付き合いのご縁をいただくことに感謝です😊😊

さて、今月末を持ちまして愛知県後期高齢者医療保険証の有効期限をむかえます。
先週より、県内の被保険者宛に新しい保険証が郵送の簡易書留にて発送がはじまっています。

現在お使いの保険証は今月末をもって使用できなくなり、来月より新しい保険証を提示していただきくことになります。

現行の保険証は今回の郵送が最後になり、k12月3日以降はマイナ保険証へ移行することが決まっておりますが、有効期限までは現行の保険証をお使いいただくことが可能です。

お取り扱いにはご注意ください。

尚、新しい保険証は8月以降に当院にお持ちください。
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海の日で思うこと

2024-07-16 21:10:00 | ブログ
こんにちは、スタッフ長谷川です😊
昨日はあいにくのお天気の「海の日」でしたね🌊
今年は早いような気もしましたが、7月の第3月曜日と決められているようです。

さて、海といえば、東洋医学の古典では人体にも海があるとされています。

人に四海あり、十二經水なる者、皆海に注ぐ。
髓の海あり、血の海あり、氣の海あり、水穀の海あり。

人には髓海、血海、氣海、水穀の海四つの海があり、十二経水はすべて海に注ぐと言っています。
髓海は脳。
血海は衝脈という経絡のこと。
気海とは気が集まる胸の部分。
水穀の海とは胃のことで、飲食物が集まる場所です。
それぞれの海が虚したり実したりすることで、病症が表れるとされています。
そして続きの部分には、これら海が正常なら生き、そうでなければ死亡するともありました。
自然界では、川は海へ注ぎます。
人体でも同じことが行われており、経絡が四海へ注がれているのですね。

梅雨明け目前、すぐに暑い夏がやってきます☀️
海や川へ行かれる方は水難事故に気をつけましょう!
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2024-07-15 22:33:00 | 健康・病気
こんにちは😃スタッフの榊原です
今週は、三連休ですね。旅行などで遠くに行かれる方も多いのではないでしょうか?
僕は昨日、中津川の龍神の滝という所を見に行きました!
ここは岐阜の名水に選ばれるくらい透き通った綺麗な水で、川の深いところがエメラルドグリーンの様な美しい色合いでした!

さて、今回はそんな水についてお話しします。
東洋医学では水は津液といわれます。体の水は津と液2つの要素からなっているからです。
津は、陽の働きで体のさらさらとした水分のことを言い、例えば汗などです。
液は陰の働きがあり、ドロドロとした水分のことで、関節液などです。
この津液が湿気や、水の取りすぎなどで多くなり、むくんだり、体が重くなったりお腹が下ったりします。
津液は、脾、腎、肺、三焦、の働きによって支えられています。
脾が水をさばいて必要なものを吸収し、津液にする。
腎が津液の排泄をする
肺が全身に津液を巡らせ
三焦が津液の通路となり全身を栄養します
五臓六腑どれも関係はしますが、主にこれらの臓腑が関わります。
最近たくさん飲んだ方がいいといわれる水ですが、自分が欲しい時に飲むことで臓腑への負担を少なくすることをおすすめします。
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四診法

2024-07-14 21:20:00 | うんちく・小ネタ
 昨日の朝から気象庁の梅雨明け宣言を待てずに熊蝉がシャンシャンシャンと騒がしく鳴き出しましたね。今日の画像は治療院から車で10分ほどの名古屋市市政資料館です😊朝ドラの「虎に翼」のロケ地のひとつでもあり、ここ数ヶ月ホットな場所として知られています😊
見慣れた景色では無いでしょうか⁉️

毎週日曜日は院長のひとりごとです😊

 昨日の四診法について私からも一言。

古典医書に次のように述べています。

 『望みて之を知る、之を神と謂う。聞きて之を知る、之を聖と謂う。問うて之を知る、之を工と謂う。脉を切して之を知る、之を巧と謂う。……』

 『望みて之を知るとは、其の五色を望み見て、以って、其の病を知るなり。』
 これは視覚により診断するものです。西洋医学の局所に対する「視診」に対して東洋医学では、「望診」と称して患者様の全体像から病の有る所を診察します。私は視覚障害者ですので残念ながら不可能です。

 『聞きて之を知るとは、其の五音を聞きて、以って、其の病を別つなり。』
 これは聴覚・嗅覚により診断する方法です。聞診は私の独壇場です。玄関を開ける音、待合室で待っている時の様子、ベットまで来るときの足の運び、診察室に入ってからの衣服の着脱の様子等などつぶさに観察(聞察)しています。実は、この時点から治療が始まっているのです。患者様から「先生は地獄耳」などと言われています。既に喜寿を迎えようとしているので、聴覚も嗅覚も衰えてきたかな?とは感じていますが、治療に関わる事に関しては地獄耳なのかも知れませんね。

 『問うて之を知るとは、其の欲する所の五味を問うて、其の病の起こる所、在る所を知るなり。』
 これは西洋医学の問診と同じ意味ですが、東洋医学は、患者の訴える症状からどこの臓腑及び経絡の変動により病症が現れたのかを診断します。つまり、病の本態を追究し治療を施します。
これを「本治法」と言います。つまり、生命力強化、自然治癒力を高めて、病を追い出すのです。

 『脈を切して之を知るとは、其の寸口(脈診部位)を診して、其の虚実を診て、以って、其の病を病むこと何れの蔵府に在るやを知るなり。』
 これは、私がいつも行っている脈診のことです。脈診により、五臓六腑、十二経脈の変動を判定し治療に結び付けます。
 尚、切診には脈診以外に「腹診」、「背候診」「尺膚診」などがあり、正しい証決定(診断)を行ううえで大切な手技なのです。

 同じ古典医書に『上工は未病を治す』との教えも有ります。脈診流・経絡治療で皆様の健康管理に勤め46年。学べば学ぶ程に東洋医学の奥深さを感じています。


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