あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

2024-07-15 22:33:00 | 健康・病気
こんにちは😃スタッフの榊原です
今週は、三連休ですね。旅行などで遠くに行かれる方も多いのではないでしょうか?
僕は昨日、中津川の龍神の滝という所を見に行きました!
ここは岐阜の名水に選ばれるくらい透き通った綺麗な水で、川の深いところがエメラルドグリーンの様な美しい色合いでした!

さて、今回はそんな水についてお話しします。
東洋医学では水は津液といわれます。体の水は津と液2つの要素からなっているからです。
津は、陽の働きで体のさらさらとした水分のことを言い、例えば汗などです。
液は陰の働きがあり、ドロドロとした水分のことで、関節液などです。
この津液が湿気や、水の取りすぎなどで多くなり、むくんだり、体が重くなったりお腹が下ったりします。
津液は、脾、腎、肺、三焦、の働きによって支えられています。
脾が水をさばいて必要なものを吸収し、津液にする。
腎が津液の排泄をする
肺が全身に津液を巡らせ
三焦が津液の通路となり全身を栄養します
五臓六腑どれも関係はしますが、主にこれらの臓腑が関わります。
最近たくさん飲んだ方がいいといわれる水ですが、自分が欲しい時に飲むことで臓腑への負担を少なくすることをおすすめします。
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熱中症

2024-07-11 09:36:00 | 健康・病気
こんにちは😊スタッフの上野です。

最近は真夏と梅雨を
行ったりきたりの天気ですね☀️💦
洗濯物に注意⚠です。

さて。昨日は水曜日で、
治療院はお休み。
でもせっかくなので、
休憩しつつ、
熱中症について勉強しました😁

東洋医学では、
汗線を腠理(そうり)と呼び、
腠理(そうり)を開いたり
閉じたりして、汗の量を調節している
と考えています。
なので、外が暑いと、
人体は腠理(そうり)を開いて、
汗を出し、同時に体内の気も外に出しています。
この調節が上手くいっている場合は
問題ないのですが、上手く働かないと、身体の中に熱がこもります。
このとき、冷たい飲み物を沢山飲んでも解決はせず、
逆に熱が経絡に追い込まれて、
身体の中に停滞してしまいます。

また、臓腑のなかでも心は、
夏の暑さに応じて、
陽気を発散する働きがあります。
しかし汗をかいて発散しすぎると、
さらに心に熱がこもったり、
発散しすぎて陽気が減少します。

まとめると、汗の調節ができずに、
身体に熱がこもったり、
陽気が少なくなったり、
経絡に熱が停滞したり、するのが、
熱中症だと考えられますね✨

今年の夏は暑いので、
身体のバランス調節を大事に、
過ごしていきたいです😄
お困りの方は、ご相談ください😆
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西瓜

2024-07-08 21:00:00 | 健康・病気
こんにちは!スタッフの榊原です😄

最近暑い日が続いて本格的に夏の模様ですね!

先日親戚のおばさんから夏の定番である、スイカをいただきました!
スイカは90%以上が水分でできていて利尿作用があります!
中医学では部位によって効能が変わり赤い部分は熱を下げ体を潤す作用があるとされています。白い部分はより利尿作用に優れています。
漢方ではスイカの種が体を強くし、血を止める作用があるとされています。そのため、中国では食用の種の栽培もされているようです。
スイカは熱を取り水で流してくれるので、熱中症や、口内炎などに効果があり、またむくみの解消にも一役買ってくれるそうです!
流石夏の食材ですね!
その代わり、冷やす作用があるためクーラーで冷えた体の時や、体質的に寒がりの方は避けた方がいい食材かもしれません!
この時期に旬のスイカ、皆さんもいかがでしょうか?
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胃の気とは?

2024-06-29 20:26:00 | 健康・病気
こんにちは🐶スタッフの恒川です!
雨の多い毎日ですが、今日は梅雨の間の晴れ間で、溜まったお洗濯物がやっと片付けられました✨

さて、今日は脈診のお話を。
当院は脈診流経絡治療を行っています🌷
脈診や腹診をすることで、患者さまの五臓六腑や気血の虚実を診ています🙂
脈の形状の種類は30種類ほどあり、ひとりの患者さまの脈でも毎日同じ脈ではなく、運動の後、朝起きた時など、1日のなかでも変化し続けています。
色々な脈の捉え方がありますが、
脈診を行うにあたってとても大事なことは、その人の「胃の気」を診ることです。

胃の気とは…??
胃の腑で生成される後天の気(エネルギー)のことをいいます。
毎日摂取する飲食物(水穀の精微)によって補充され続けていて、胃の気のある脈は、柔らかく丸みがあり、脈の幅を感じる気持ちの良い脈と言われています✨
古典には
「胃の気があれば生き、胃の気がなければ死す」と書かれていることからも、胃の気をとても重要視していたことが分かります😳

充分に胃の気があれば、自己治癒力が高く、病が治りやすいことを意味していて、
この胃の気の状態を診れば、その人の病の予後や治癒力が分かるのです💡

とーーても奥が深い東洋医学の世界🌎
少しでも興味も持っていただけたら嬉しいです😊❣️
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耳と腎

2024-06-28 22:58:00 | 健康・病気
こんにちは☔️今日はよく降りましたね☔️

毎週金曜日は、漢方薬店からの投稿です😊

4月から、本格始動をはじめた薬店がもうすぐ3ヶ月を迎えようとしています。
少しずついろいろな患者さまにご来店をいただき
貴重なお話を聞かせていただいています。
全てのご縁に感謝申し上げます😊

今日は、この時期に悪化することの多い耳鳴りやめまいのお話を。
耳の不調が、五臓の腎に関係していることが多いことをお話しします。
腎は水を司るとされており、水分の貯蔵と排泄を司る腎は、水分代謝に大きく関与しています。
腎の水分に関する働きを、「主水作用」(しゅすいさよう)と呼んでいます。




東洋医学では、耳は腎と繋がりがあると考えています。
耳は身体の上の方👆にあって
腎臓は体の下のほう👇にあるのに⁉️
と思われるかもしれません。

「腎は耳に開竅(かいきょう)する」と言われ、腎と耳は密接に関係していると考えています。
耳そのものだけではなく、耳の機能なども含むため聴力も腎と関係しています。
このため腎が弱ると様々な耳の症状がでやすくなると言われています。

このような症状がある場合、腎のエネルギーを補うようなお薬で
症状を徐々に和らげていくという選択肢もございます😊
耳鳴りやめまい、聴力低下が腎と決まっているわけではございませんが
耳の症状に腎からアプローチしていくという選択肢もあることを知っていただけたら嬉しいですね。




当店では、お一人お一人の患者さまのお話をゆっくりとお聞かせいただき
少しでも穏やかな毎日をお過ごしいただけるようにと思っています😊









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