今日は本当に一日天気がくるくる変わっていましたね。
この天候の変化に身体を順応させていくのはなかなか大変ですね。
夕方ごろからの急な雨と一緒にすごい雷までありました。
これだけ天気予報が発達した現代でも雷はやはり怖いですね。
昨日少しだけお話しました「黄帝内経霊枢」のなかにも雷についての
記述があるのです。
「天有雷電、人有音声。」 『霊枢』邪客第71
意味はそのままで天には雷電があって、人には音声がある
ということです。古典の時代に生きた人たちにとって
どれだけ雷って恐ろしいものだったかと思うと
人の音声(おはなし)の持つパワーってすさまじいエネルギーに
なりうりますね。
昔の人は言葉に言霊(ことだま)が宿ると信じていたように
やはり言葉にはプラスにもマイナスにも作用してしまう強力な
何かを感じざるをえません。
メンタル的な不調を訴えられる患者様の多くがこの言葉によって
体調を崩されていることが本当に多いです。
そして、言葉によって回復されていく面が本当に大きいのですね。
西洋医学でもカウンセリングといってとても重要視されています。
私自身も治療中にいかにどの患者様にもプラスになる言葉を
選んでいくか・・・日々悩んでいます・・・・。
鍼の治療もさることながら治療に来ていただいたときの
会話から病の好転につながっていただければ本当に幸いです。
言葉によって、患者様と術者との氣の交流がおこるのですね。
これが、目に見えない氣の治療になっているのです。
実はこれ、治療の中でかなりのウェイトを占めているんですよ。