あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

柑橘類のすすめ

2020-10-31 15:33:00 | ブログ

こんにちは。
スタッフの籔本です!

今日は10月31日ハロウィンですね🎃
気づけばすっかり寒くなり季節の移り変わりを肌で感じるようになりました🍂
そして明日から11月が始まりますね!
これから冬本番です。

冬といえばこたつに入ってミカンが食べたくなる季節ですね!
何気なく食べているミカンなどの柑橘類🍊
どんな栄養、作用があるかご存知でしょうか??
みなさんご存知のビタミンC。(ミカン一個で一日に必要な摂取量3分の1)
その作用は免疫機能を高め、風邪やウイルス感染症の対策になります。
またミカンの表面の白いスジは食物繊維を多く含むため、便秘などにも効果的と言われています!

東洋医学的にも、
ミカンの皮も漢方の1つで乾燥させたものを陳皮(ちんぴ)と言い、消化器系の症状に対しよく使用されます^^
他にも橙の皮である橙皮(とうひ)、枳実(きじつ)などございます🤩

また、乾燥対策にミカン湯🍊は
いかがでしょうか?
ミカンの皮をよく洗い布袋にいれて
お風呂に浮かべるだけで、
皮から精油成分であるリモネンが溶け出し
毛細血管を拡張させ、血流を良くしてくれます。とくに冷え性の方におすすめですよ😊
柑橘系のものは、香りが良くこの香りが気の巡りを良くする効果もあるのです😋

鍼灸と合わせて、身体の中と外から
冬に備えて身体づくりしましょう。
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ツボの話 こんなツボご存知ですか?

2020-10-30 22:09:00 | 健康・病気
こんにちは。急に朝夕の冷え込みが強くなってまいりました。
いよいよ、明日からは明け方ぐっと冷え込んで、来週からは寒くなるようですね。
皆さま、冬支度はじめておられますか?

毎週金曜日は「ツボのお話」
今日は、どなたにも絶対に探せるツボ「神闕(しんけつ)」をご紹介させていただきます♫

さて、どなたにも簡単に見つけられるとはどういうことでしょうか?
ここから指何本分とか、骨のでっぱりの下とか上とかそういうものではなく

「おへそ」です‼️

そう!おへそはツボなのです!
「神闕」の「神」は計り知れない変化という意、
「闕」は重要なところの意、
つまり「神闕」は計り知れない効果のある重要なツボということで、古来「養生」に用いられてきました。
また、冷えたものの過食や寝冷えによる腹痛・下痢の軽減にもよく使用されています。
臓腑の調子が良ければ、気血をよく産生します。
すなわち体に元気を供給してくれることになります。
(毎日ライフ2004年4月増刊号より)

生まれる前は、すべてのものがここから出入りしたわけですから
まさに命の元ともいえますね。

こちらのツボに鍼をすることはありませんが、
特にお腹の冷えのある方にはおへそを覆うほどの大きなお灸を
すえさせていただくことはございます。
どの患者さまにも大変好評で、ポカポカと気持ちよく
眠くなってしまうほどですよ。

治療穴としても大切なのですが、
内臓を映す鏡としても診断の際に大変重要なツボとなってまいります。

理想は、つきたてのお餅のようなふっくらと弾力のあるお腹で、まん丸なおへそ!
七福神の布袋さまのような(一見メタボだと言われるかもしれませんが)お腹が理想です。

このおへそが、腹直筋の緊張などで縦長になっていたり(ストレスの多い方によくみられます)
便秘などで形が偏っていたり、どちらかに引っ張られていたりしていると
綺麗なおへそになりません。

我々は、このお臍の形も治療目標のひとつとしています。
治療後に、ふっくらとしたつきたてのお餅にまんまるのお臍!を目指して治療をしています。

みなさまも、ご家庭でできる簡単なヘルスチェックとして
お臍の状態を鏡で時々チェックしてみてください。
おへそだけでなく、お腹全体が温かく冷えていないことも大切です。

これから冬に向かい、冷えやすくなりますが
お臍を中心とするお腹を冷やさないように心がけていただき
寒い冬を元気に乗り切っていきたいですね!
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乾燥する季節になりました

2020-10-29 22:10:00 | 健康・病気
おこんにちは🌞日中はとても過ごしやすい秋日が続いていますね。
今時分から、乾燥が気になる季節となってまいります。

女性にとっては、この乾燥する季節はお肌の大敵!ですよね‼️
これは、数千年前から続く東洋医学でもうたわれていますよ。

私たち鍼灸師は、この秋の乾燥の状態が度が過ぎると「燥邪(そうじゃ)」と言って
私たちの身体に悪影響を及ぼす原因となりうると捉えています。
蒸し暑かった夏が過ぎ、カラッとした秋晴れが本来は私たちの身体に恵みをもたらしてくれますが
度を過ぎていたり、私たちの体調管理が不十分だとこれらの天の恵みを
うまく活かすことができず、病の原因となってしまうこともあるのです。

この時期によくみられるのに、「肺燥(はいそう)」による空咳。
過度の皮膚の乾燥による皮膚トラブルがあります。

今年もこの季節がやってきましたが、今年は「マスク😷」使用率が高いため、
肺燥による空咳に悩む方はかなり減っていますが、
ゼロではございません。

秋は五臓の中で「肺」が最も旺気する季節です(活躍する季節と捉えていただいても構いません)
この肺は、五臓の中で最も華奢な臓とされていて、特に乾燥に弱いのです、
肺は大気を呼吸によって真っ先に体内に入れる臓であり、皮膚や鼻も肺のグループに属しています。
一番先に外気に触れるという役割をしています。
ですから、乾燥した空気に真っ先に反応するのですね。
乾いた咳や、喉や唇などの乾きが主な症状になりますが、この季節に増えてくる症状です。

鍼灸治療では、この肺燥を治療するために
体内の津液を肺の部で潤すことができるような調整を行います。
熱などもなく、感染もないのに続く空咳に肺燥が絡んでいることがとても多いのです。

肌に保湿が必要なように、常に呼吸で外気に晒されている呼吸器系統も
保湿を必要としています。

スキンケアだけだなく、身体のケアもお忘れなく!







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眼で食べる?腹で食べる?頭で食べる?

2020-10-28 22:44:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは🌞今日は少し冷えましたね。
確実に秋から冬へ季節は移ろっていますね。

今日は、「もう少し太りたい方」「もう少し痩せたい方」
へ、養生のコツをお話しさせていただきます。

当院では、毎日色々な悩み(症状)をお持ちの方がお越しになります。
当院では「痩身鍼」というものは謳ってございませんので、ダイエット目的で
お越しになる患者さまは皆無なのですが。。。

「もう少し太りたいんです」や
「痩せるハリはないですか?」などというトークは毎日のように耳にします👂

どうやってお答えすると思われますか?

「そうなるような治療をしていますよ!」です。

東洋医学では、ちょうどよいピッタリの、いい塩梅のことを
「中庸(ちゅうよう)」という言葉で表し、治療は総てこの「ピッタリ」に
近づけるようにしているのです。
さて、この「ピッタリ」はみなさまお一人お一人違います。
少し痩せ気味の状態がベストコンディションの方と
少しぽっちゃりしている時がベストコンディションの方。
適正体重も、厳密に言えばみなさまそれぞれ違うのですね。

胃腸がそれほど丈夫でない方は、少し痩せ気味の状態ぐらいの時が
その方の胃腸にとっては適正な代謝能力に合っていることが多いのです。
反対に、少し代謝の緩やかな方は少しぽっちゃりのほうがよいことも。

ベストコンディションはお一人お一人違いがあるのです。

バランスを崩して、この状態が維持できなくなった時が病なのです。
ストレスで食べすぎたり飲みすぎたり、美味しそうなものを見るとついつい!
(これが眼で食べる!に該当しますよ)で太ってしまったり(私は大いに反省しなくてはいけないのですが😅)

痩せ型の方に意外と多いのが、太るためにカロリー換算してご自身の代謝能力以上に召し上がって
(頭で食べるです、これ)、かえって体のバランスを崩し痩せてしまったり!

お腹が空いていなくても、時間になったから食べる!(これも頭で食べる!です)などなど。

私たちも毎日、同じ生活を送っているわけではありませんし
活動エネルギーも日によって違うはずです。

そこで、おすすめしたいのが「腹時計」自分の身体と相談してみる。
という食べ方です。

ヒトは高等動物になったせいか、目や頭で食べることが多くなり
本来持っている「ちょうど」のものさしを見失いがちなのです。

当院でも、虚弱体質で太れない方が、消化能力以上のものを召し上がっていて
食べる量を少し減らしていただくことで、適正体重になられた方が多くお見えになります。
「ぴったり」というのは簡単なようで難しく、皆さんご自身の身体と相談していただくことが
大切なのです。

「ぴったり」だと、様々な病症も解消しますので、まさに
ベストコンディション!
を保つことができるようになるのです。

脈診流経絡治療では、身体からのサインを手掛かりに
「ぴったり」に近づける治療を行っています。
我々だけでなく、患者さまご自身も身体からのサインに耳を傾けてみてください。
一番取り組みやすいのが「腹時計」だと思います。

食欲のない時は、胃腸が少し休みたい!というサインです。
飽食時代ですから、一食抜いても心配することはありません。
お腹が空いたら、お腹が必要としているだけ(理想は腹八分目ですね!)
召し上がってみてください。これだけで、かなり健康体でいられます!

私もついつい美味しそうなものがあると食べすぎてしまいます。
現代人は食べすぎていることがほとんどです。

時にはリセットのつもりで、胃腸を休ませる!身体に聴く!
お試しくださいね。費用のかからないリバウンドしらずのダイエット法です❣️
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冬と腎

2020-10-27 21:56:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

昼間は天気が良いと暖かいですが、
朝晩が随分と寒くなりましたね🍃

今は季節の変わり目である土用期間中です。
11月6日に土用が明けると、翌日の11月7日は立冬です。

冬がすぐそこまで来ていますね⛄️

この冬の時期、
五臓の中では腎が関わっています。
腎は冷えることを嫌う為、冬に現れる寒さの邪、所謂「寒邪」の影響を受けやすいのです。

体が寒邪の影響を受けると、腎の機能は低下していまします。

東洋医学での腎は、
泌尿器系などの働きがあるだけでなく、
ホルモン系や免疫力にも関わっています。
腎は生命力の源なのです。
四書五経のなかで最も古い書物とされる易経では、
坤為地と称し生命力の根源である「命門」を臓しています。

この生命力の源である腎が冷えてしまうと、泌尿器系のトラブルが出ることはもちろん、
体を温める力が落ち全身が冷えやすくなったり、白髪や記憶力の低下、
耳が聞こえにくい等の老化現象も現れてきます、、、😱
そして、腎は腰にも深く関わっていますので、腎が弱ると腰痛等も現れます。
古典医書には「腰は腎の府」と書かれていますよ。
この腎を冷やさないためには、体を温かく保つことが大切です。

特に、足首と腰には腎の大切なツボがあります。
冬はゆっくりお風呂に入って、足腰をしっかり温めましょう♨️

足首のツボは先週のブログで紹介していますので、よろしければご覧ください🌸



これからの季節、足首を外気に晒して冷やさないようご注意ください。
足首には大切なツボがたくさんあります📚
靴下やレッグウォーマーを使用して、足首を冷えから守ってあげてください🧚🏻‍♀️

そして、鍼灸は施術後体がぽかぽかと温まります!
冷えの気になる方、是非鍼灸治療をご利用ください😊
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