「はり・きゅう」って保険が使えますか?
案外多い質問です。今日は、鍼灸の保険治療についてご説明します。
健康保険の給付制度は大きく分けて、
保険医療機関での医療給付としての療養の給付と
保険医療機関以外での治療費の支給として療養費の支給の二つがあります。
鍼灸の場合は療養費の支給ということになりますが、言葉が難しいですね。
病院などでは医療そのものが給付されているとみなされ（現物給付）
鍼灸の場合は、かかった費用が給付されるという考え方です。
ちょっとややこしいですね。具体的にご説明しますと
鍼灸の保険治療を受けるためには医師の同意が必要になります。
現在、保険診療で認められているのは、
神経痛 腰痛 五十肩 頚腕症候群
リウマチ 頚椎捻挫後遺症（むちうち）
の６疾患になります。
治療院にその専用の同意書を用意してありますので
それを医療機関にお持ちいただき、同意書を
医師より発行していただく必要があります。
一度同意書をお持ち頂ければ、3ヶ月保険診療が可能となっています
慢性症状等で継続して治療を受けられる方は
保険治療をお薦めしたいと思います。
3カ月以降は、同意医師に継続の許可をいただければ
引き続き保険診療を受けていただくことができます。
保険治療に関しましては厚生省でこのようなルールに
なっていますので、どの治療院に行かれても同意書なしには
保険適応することはできません。
当院では、上記の健康保険以外にも交通事故などによる
自賠責保険・生活保護法による鍼灸治療・労災なども
扱っていますので気軽にお訊ねくださいね。
月初めになりました。当院に現在健康保険による
治療をされている方は保険証を受付まで
提示してくださいね。ご協力お願いいたします。
