あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

枇杷をいただきました(^^)

2019-05-31 22:27:00 | 日記
こんにちは。今日は一日中お天気が不安定で、体調を崩された方が多く来院されました。皆さまお元気にお過ごしでしょうか?
 
今日、患者さまのお庭にある枇杷をわけていただきました!この時期にしか頂けない貴重な枇杷です😻😻😻スタッフみんなで美味しくいただくことができました!ありがとうございました😊
 
ところで、枇杷の実が美味しいことは皆さまよくご存知だと思いますが、枇杷の葉は漢方薬にもなっています!肺の熱を取ってくれるということで、咳を止める効果があるそうです!他にも胃の熱を取ってくれるので、口渇やしゃっくりなどにも効果があるそうです!なんだかすごいですね!
 
鍼灸師にとってはビワの葉温灸というのが一番ピンとくるのかもしれません!これはこの緑の葉を少し湿らせて、皮膚の上にビワの葉を置き、和紙やさらし越しに棒灸を直接圧しあてるという灸法です。じわっと温めてくれるので、本当に気持ちが良いのです!古くからある民間療法の一つで、今でも根強い人気がある灸法です。癌に効果があると人気を集めたこともありました!
 
当院ではビワの葉温灸は取り扱ってございませんが、立派な葉もたくさんつけてきていただいたので、少しスタッフ同士でどうすれば心地よいビワの葉温灸ができるか?と検証してみたいと思います!
 
ビワの葉のお茶や、ビワの葉エキスもよく知られていますね。しばらく枇杷トークで盛り上がってしまいそうですよ!今日は本当に貴重なものをありがとうございました😊
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エアコンのお話

2019-05-30 23:03:00 | 健康・病気
こんにちは。今日は5月らしい本当に気持ちの良い1日でしたね。先日の真夏日からエアコンを使い始めた方が多いと思われますので、今日はエアコンのお話をさせていただきます。
これから暑い夏に向けて、皆さま色々な対策をなさると思います。これからの季節に一番怖いのが「熱中症」ですね。この「熱中症」対策をするために「消防士👨‍🚒」の方がどうやって対策をされているかを、現役消防士の患者さまからとてもいいお話をお聞きしましたので、こちらでご紹介させていただきます。
 
先ず、真夏にも起こりうる火事ですが、その時に火事の起こっている現場に最も近くまで行って、しかもものすごい重装備で消火活動をされる消防士さん👨‍🚒!彼らが熱中症で倒れてしまっては消火活動をすることができませんから、熱中症対策はしっかりなさっているそうです。
 
それは!この暑さに対する訓練を暑くなり始める5月ごろからはじめられるということだそうです。暑さに対応して汗をかけるようにするための訓練も兼ねているそうです。スポーツ界では暑熱馴化といい、トレーニングの手法の一つだそうです。理にかなった訓練をされていることに感激いたしました。
 
東洋医学的にも、夏は発散の時期とされていてこの夏に冬に溜めたエネルギーを思い切り発散することによって、寒い冬を元気に過ごすことができると書かれているのです。暑い夏にエアコンの効いた部屋で汗をかけない状態でいると、秋以降に体調を崩すことになるのです。暑い夏に汗をしっかりかくということが健康法でもあるのですね。ですから、今のような移行期にしっかりと汗をかける身体にして、真夏の準備をしていただきたいのです。安易にエアコンに頼ることによって、病気になりやすい身体を作ってしまっているということを知っていただきたいと思います。
 
我々は、こういった季節毎の天の気を「風暑湿燥寒火」といい、天の恵みとして活用できるような身体づくりを目指して治療を行っています。ただ、現代のように暑すぎたりした場合(大過)にはそれに対応した治療を行っています。
 
ここ数年、猛暑が続いています。本当の真夏にはエアコンを適切に使わなくては命とりになってしまうようなこともありました。ですが、本来暑い夏にしっかりと汗をかいて発散することが涼しい秋を健康に迎えるための準備だと考えていただけると、エアコンの温度設定や使い方を少し見直していただけるのではないでしょうか?
 
今日の画像ですが、先日東京へ行った時にエアコンの風が直接当たらないように吹き出し口に羽がついているものを見つけたので、このような工夫も参考になれば!と思いアップさせていただきました。
 
できる限り自然の流れに沿って生活をしていただくということが、健康への1番の近道ということを覚えておいていただけると嬉しいです。
 
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鍼灸の保険治療について

2019-05-29 22:30:00 | 健康・病気
こんにちは。今日は過ごしやすい1日でした。真夏日があったり、雨が降ったり、こうして過ごしやすい日があったりと、気温の変化についていくのが大変ですね。
 
今日は鍼灸の保険治療についてお話しします。「保険はききますか?」というお問い合わせも大変多いです。当院では各種健康保険、交通事故による自賠責保険治療、生活保護法における鍼灸治療、労働災害による鍼灸治療も取り扱っています。
 
これらの治療には、医師の同意が必要とされています。中でも健康保険による治療には病名が限られています。
神経痛、リウマチ、頸腕症候群、腰痛症、五十肩、頚椎捻挫後遺症の6疾患とされています。
はり・きゅう施術を受ける場合の注意事項(1)医療機関との併用での施術は認められません!はり・きゅうの施術について健康保険による給付を受けることができるのは、医師による適当な治療手段がない場合のみです。したがって、はり・きゅうの施術を受けながら、並行して医療機関で同じ傷病の診療を受けた場合は、はり・きゅうの施術は、健康保険扱いとはなりません。※医師から薬やシップを処方された場合も、治療行為となり、はり・きゅうの施術は健康保険扱いとはなりませんのでご注意ください。  2)定期的に医師の同意が必要です!健康保険を使って継続して「はり・きゅうの施術」を受けるには、6ヵ月ごとに文書による同意が必要です。医師の同意のない施術は、健康保険の対象となりません。  
このような条件がございますが、該当される方は健康保険を利用しての治療も可能です。
 
労働災害や交通事故後の治療に関しましては、また条件が違います。お気軽にお問い合わせください。
 
医師の同意に関する用紙は、病院医院ではなく治療院にございます。健康保険を利用しての治療を希望される場合は、いつでもお申し出ください。スタッフが説明をさせていただきます。
 
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帯状疱疹の鍼治療

2019-05-28 21:55:00 | 健康・病気
こんにちは。今日は一日中雨でしたね☔️
こうして梅雨になっていくのかな?という感じでしょうか?
今日は「帯状疱疹」についてお話しします。
この帯状疱疹、水疱瘡が治った後、水痘帯状疱疹ウイルスは後根神経節と呼ばれる部位に潜伏し、悪さをすることなく年単位で潜んでいるのですが、ストレスや疲れなどがきっかけとなりウイルスに対する抵抗力が低下すると、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化して、発症するものなのですね。つまり、極度の疲労やストレスなどに曝露されると起きてくるものなのです。一般的には50歳以降に発症しやすいのですが、ストレス社会の現代においては若い方も発症されることがあります。
 
先日も、若い患者さまが帯状疱疹の治療目的で来院なさいました。神経痛にももちろん鍼灸治療が良いのですが、免疫力を高めて早く治すという点でもとても有効なのです。ただ、気をつけていただきたいのが一刻も早く治療を始めていただきたいことなのです。
 
こちらの疾患は、原因が帯状疱疹ウイルスが原因だとはっきりわかっています。先ずは一刻も早い段階で抗ウイルス治療をしていただく必要がございます。その上で鍼灸治療を併用されることをお勧めします。免疫力を上げることによって、ウイルスの活性化を抑えること、湿疹が消失した後に残ると言われているしつこい神経痛を残さないようなアプローチができるのです。ただし、これらは総て早期に治療を開始していただくことが必要になります。帯状疱疹こそ「早期発見早期治療」が必要なのです。
 
この帯状疱疹なのですが、一見「汗疹(あせも)」に似ていて(水疱状の湿疹です)、そのまま様子を見てしまう患者さまが多いのです。あせもと違うのは皮膚の表面にピリピリとした痛みを伴うことが多いことが特徴です。当院でも、この症状から医療機関を受診していただき、抗ウイルス治療を始めていただいた方が何人もおられます。少し注意の必要な疾患なのですね。
 
帯状疱疹を発症したとき、ウイルスに感染したことのない人と接触すると、その人が水疱瘡を発症するリスクがあります。特に乳幼児は水疱瘡にかかってしまうことになりますので、注意が必要です。
 
ここ数日のように、気温の変化が激しくストレスが重なってしまう時は注意が必要です。頭の片隅にこういう病気もあるんだなと入れておいていただけると幸いです。
 
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梅雨(高湿)と関節痛の関係とは?

2019-05-27 21:42:00 | 健康・病気
こんにちは。今日も日本列島が高気圧に覆われ、全国的に真夏日を観測した地域が多かったようですね。
 
まだ梅雨入りしていないとはいえ、湿度も高くなってまいりました。こんな天気になるとどのような患者さまが増えるか?というと、関節痛の方(リウマチ疾患をはじめ、関節痛をお持ちの方全般です)、神経痛をお持ちの方、呼吸器疾患をお持ちの方がてきめんに調子を崩されて来院されます。
 
「気象病」という病名も近頃は聞かれるようになりましたが、実は東洋医学では3000年以上前からお天気によってどのような患者さまが体調を崩しやすいのか?ということが書かれています。
 
各季節によってどんな症状の方が!?というのはその都度お話しするとして、これからの梅雨時には先ほどの方々にとって辛い季節となってまいります。湿度が高いということは水が多くなってしまうということになります。関節の中には潤滑油がわりになる水分が適度に含まれています。そもそも関節には水分が必要不可欠なので、お水を集めようとする習性があります。この水分は本体緩衝材の役割を果たしていますが、限られた場所に必要な量のお水があることが重要なのですが、これが増えすぎても困るのです。仮に増えすぎたとしても、適度に運動をすることで私たちの身体は発散するようにできているのですが、痛みがあるとじっとして動かさない方がほとんどです。動かさないことによってさらにお水が停滞してしまい、痛みが酷くなることが多いのですね。
 
ですから、関節の痛い方の養生法に、四肢をよく動かしなさいと書かれているのです。動かすことによって、余分な水分を外に出すことができ、適度の関節液の量を保つことができるのですね。古の方々の智慧は素晴らしいと思います。
 
治療院では、先ず余分なものを外に出せるような元気を取り戻していただいて、鍼やお灸で余分な水分を外に出すような治療をしています。東洋医学では余分な水分のことを「水毒」と言って、必要な水分のことを「津液(しんえき)」と呼び分けています。総て、必要なものはぴったりの量があるのですね。多すぎたものは「大過(たいか)」少なすぎるものを「不及(ふきゅう)」と言い、常にぴったりの状態を目指しています。「過ぎたるは及ばざるが如し」なのですね。
 
漢方鍼治療では、ちょうどいい塩梅というのを治療目標にしています。時間をかけて病気になってしまわれた場合は、時間をかけて治していく過程が必要となってまいりますが、昨日今日に急に悪くなった場合は修正をするのもあっという間で済むのです。「鉄は熱いうちに打て」の言葉にあるように、異変を感じたら早い段階でご自分で調整することができるようになっています。そのためには、少しの異変を感じとれるよう、カラダの声を聴くということを意識していただけると変わってまいります!
 
関節痛の持病をお持ちの方、関節を痛めやすい方、これからの季節少し自分の身体の声に耳を傾けてみてください。いつもの梅雨よりも過ごしやすくなると思います。そして、手足をよく動かすようにしてくださいね!
 
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