Koumyouin Temple, Higashiyama Ward, Kyoto City
さてさて、早朝の京都を訪れたワタクシは京都市東山区にある東福寺の塔頭である光明院に向かいました。
塔頭(たっちゅう)というのは、禅宗のお寺で、祖師や高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた庵などの小院のことでして
臨済宗東福寺派の総本山である東福寺には多くの塔頭寺院があるのですが、その中でもワタクシは光明院を愛して止みません
。

東福寺から歩いて五分ほど。閑静な住宅街の中に光明院は静かに佇んでいます
。

玄関脇にはこのような看板が置かれています。実に素晴らしい看板だといつも思うのです。
「庭の自尊心」…なんとも素敵な表現です。

光明院の参拝時間は朝の8時30分からなんですが、ワタクシは8時前に到着してしまいました。
しかし、玄関が開いていたので中に入るとお寺の方がいたんですよ。「参拝は8時30分からですよね?」と訊くと
「早くから来てくださったんですね。いいですよ。どうか一人でゆっくりお庭を見てください」と言われたんです。
なんという有り難いお言葉でしょう。ワタクシ、大きな声で「ありがとうございます」と言ってお寺の中に入りました
。

この光景をワタクシは独り占めだったんです。ワタクシ以外に誰もいません。誰も来ません。
こんなに贅沢な時間ってあるでしょうか。ワタクシは心から感動しながら、この素晴らしい庭を眺めました
。

この庭は古いものではありません。昭和の時代の庭師である重森三玲の手による庭なんですよ。
ワタクシ、このブログで何度も重森三玲が造った庭園を紹介してきました。
ワタクシに枯山水の素晴らしさ、美しさを教えてくれたのが重森三玲なんですよ
。

通常の枯山水の庭とは違い、グッとそそり立つ様な石が配置されているのが重森三玲の特徴です。
「永遠のモダン、永遠のアバンギャルド」などと評された重森三玲の庭に出会ってから、ワタクシはすっかり枯山水の庭に魅せられたのです
。

この庭は「波心庭」と言いまして、春には桜やつつじ、そして初夏には新緑、秋には紅葉に彩られます
。

それが理由だからでしょうか。ここは「虹の苔寺」という愛称があるんですよ。
誰が名づけたのか知りませんが、実に美しい、そして光明院の素晴らしさを見事に表現した言葉だと感じます
。

贅沢な贅沢な、ワタクシの一人きりの時間は続きます。縁側に座って波心庭を眺める時間は、まさに至福の時でありました
。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
ここ光明院は穴場です。東福寺を訪れる人は多くとも、少し離れた場所にある光明院はさほど訪れる人がいません。
出来ることならば、このままずっと穴場であってほしい。多くの人に知られないでほしいと思うのですが
でも、皆さんに紹介したくてたまらない素敵なお寺さんなのです。
写真(風景・自然)ランキングへ
ランキングに参加しています。励みになるので、愛犬の紋を「ポチッ」と押してやってください
さてさて、早朝の京都を訪れたワタクシは京都市東山区にある東福寺の塔頭である光明院に向かいました。
塔頭(たっちゅう)というのは、禅宗のお寺で、祖師や高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた庵などの小院のことでして
臨済宗東福寺派の総本山である東福寺には多くの塔頭寺院があるのですが、その中でもワタクシは光明院を愛して止みません


東福寺から歩いて五分ほど。閑静な住宅街の中に光明院は静かに佇んでいます


玄関脇にはこのような看板が置かれています。実に素晴らしい看板だといつも思うのです。
「庭の自尊心」…なんとも素敵な表現です。


光明院の参拝時間は朝の8時30分からなんですが、ワタクシは8時前に到着してしまいました。
しかし、玄関が開いていたので中に入るとお寺の方がいたんですよ。「参拝は8時30分からですよね?」と訊くと
「早くから来てくださったんですね。いいですよ。どうか一人でゆっくりお庭を見てください」と言われたんです。
なんという有り難いお言葉でしょう。ワタクシ、大きな声で「ありがとうございます」と言ってお寺の中に入りました


この光景をワタクシは独り占めだったんです。ワタクシ以外に誰もいません。誰も来ません。
こんなに贅沢な時間ってあるでしょうか。ワタクシは心から感動しながら、この素晴らしい庭を眺めました


この庭は古いものではありません。昭和の時代の庭師である重森三玲の手による庭なんですよ。
ワタクシ、このブログで何度も重森三玲が造った庭園を紹介してきました。
ワタクシに枯山水の素晴らしさ、美しさを教えてくれたのが重森三玲なんですよ


通常の枯山水の庭とは違い、グッとそそり立つ様な石が配置されているのが重森三玲の特徴です。
「永遠のモダン、永遠のアバンギャルド」などと評された重森三玲の庭に出会ってから、ワタクシはすっかり枯山水の庭に魅せられたのです


この庭は「波心庭」と言いまして、春には桜やつつじ、そして初夏には新緑、秋には紅葉に彩られます


それが理由だからでしょうか。ここは「虹の苔寺」という愛称があるんですよ。
誰が名づけたのか知りませんが、実に美しい、そして光明院の素晴らしさを見事に表現した言葉だと感じます


贅沢な贅沢な、ワタクシの一人きりの時間は続きます。縁側に座って波心庭を眺める時間は、まさに至福の時でありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
ここ光明院は穴場です。東福寺を訪れる人は多くとも、少し離れた場所にある光明院はさほど訪れる人がいません。
出来ることならば、このままずっと穴場であってほしい。多くの人に知られないでほしいと思うのですが
でも、皆さんに紹介したくてたまらない素敵なお寺さんなのです。
ランキングに参加しています。励みになるので、愛犬の紋を「ポチッ」と押してやってください

これは眺めていたいです。
応援ぽち。
入り口の春モミジ、それに青モミジがきれいです。
えらいこと書いている看板を立てていますね。
ポチ♪
ひゃ~~それは最高の贅沢!
どのショットも絵のようです!
応援☆
なんと贅沢な時間を過ごされたことでしょう^^
一週間の仕事の疲れを癒してくれる時間ですね。
ポチ!
こういう事が書かれているなんていいですね。
ぞろぞろと歩き回られるのは好みませんね。
素晴らしいお庭ですね、独り占め出来て
のんびり、ゆっくり素晴らしい時間でしたね。
ぽち!!
誰もいない庭園で贅沢な時間でしたね。
★
東福寺塔頭”光明院”・・・
しっかりと( ..)φメモメモです。
素敵な時間を頂きましたね。
ご褒美のようなひと時でしたね。
応援ボチ☆
これを、じっくり読んで、入る人は入る、
やめる人は、やめて欲しいですね~。
お庭もいいですね。
愛してやまない理由が、分かります。
知ってほしいけど、穴場のままでいてほしい。
その心境も分かります!
凸
参拝時間の融通は、嬉しい限りですね
何度か宿泊している高野山の、いくつかの宿坊で
重森三玲の作品を拝見した記憶があります
でもこの看板、陽気な某国民旅行者たちに読めるのでしょうか
誰もいない条件で鑑賞できて良かったですね。
ラストのお写真、ソフトフォーカスの効果もバッチリですね♪
P☆