夕刻の海-京都府京丹後市：久美浜町

Kumihama Town, kyoutango City, Kyoto Pref.

さてさて、ひたすら「カニを喰う」ことを目的に京都府京丹後市の久美浜町へとやって来たワタクシ達ですが、
ワタクシはどうしても時間があるとカメラを持ってウロウロしたくなる習性があるんですよねぇ。
夕食までの限られた時間ですが、カメラを持って宿がある湊宮の集落をウロウロしておりました。


小さな集落ですが蛭兒(ひるこ)神社というけっこう立派な神社が鎮座しておりました。


そして、神社のすぐ西側に小学校があったのですが…「ありがとう湊小学校」という文字があるじゃないですか。
歩いていた地元の人に「この小学校って閉校になったんですか？　前に来た時はそうじゃなかったんですが」と訊くと
「平成２５年３月で閉校になったんですわ。寂しいですわなぁ」と返事が返って来ました。
少子高齢化が進む中、このような光景は日本中で見られるのでしょうね。仕方がないと言えばそれまでですが…。


ワタクシは久美浜湾岸から日本海の方に向かって歩いて行きました。と言っても、１０分ほどなんですがね。


ワタクシがいる場所は日本海に出来た砂州の上ですので、見事な砂浜が広がっているんですよ。
この地域にはけっこうな数の民宿や旅館があるのですが、泊まりに来ている人たちの頭の中は「カニ、かに、蟹」なのでしょう。
こんな時間に海岸を散策しているのはワタクシ一人でありました。


久美浜に来るのは四度目になるのですが、いつも気温が低く、日本海は荒れている印象があるんですよ
でも、この日は驚くような暖かさと、海の波も例年に無い穏やかさでありました。


大阪に暮らすワタクシは、普段目にする海というのは大阪湾や瀬戸内海なんですよね。
穏やかで陸地に囲まれた内海を見慣れているワタクシには、水平線が見渡せる外海は新鮮に目に映ります。


胴長短足という日本人的な体型のワタクシでありますが、夕陽の影になるとスリムで足長になるのです。


そろそろ宿に戻らねばなりません。夕食の時間が迫ってきております。カニ、かに、蟹…

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


荒れ狂う冬の日本海を初めて見たのは大学生の時でした。
それは私がイメージする「海」とはまるで違う、圧倒的な迫力で私の前にその姿を見せました。
「海」と一言で言いますが、その言葉から連想する姿は人によって千差万別でしょうね。


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