歴史とドラマをめぐる冒険

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日本一短い「権門体制論」の解説

2022-12-23 | 権門体制論
中世史学の多数派を形成している権門体制論ですが、さてその考え方はA~Cのうちどれでしょう。

1,中世の一時期(院政期から応仁の乱まで)、日本を支配していたのは公家(上皇家を含む、以下同じ)、武家、寺家であり、天皇機構は形式的権威によってその利害を調整した。

2,中世の一時期、日本を支配していたのは公家、武家、寺家であり、天皇機構は「中世的な天皇権威」によってその利害を調整した。

3,中世の一時期、日本を支配していたの公家、武家、寺家であり、3勢力は「天皇の名において」、その利害を調整した。

答えは、上記のどれかです。まだ私にもわかっていません。天皇は権門なんです。朝廷、藤原氏も権門です。天皇の位置に関してはそこが問題となります。寺家と寺社は同じです。
折に触れて提唱者である黒田俊雄氏の文章を読んできて、私の考えは今「3」に傾きかけています。


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