歴史とドラマをめぐる冒険

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青天を衝け・第6回・「栄一、胸騒ぎ」・感想・明るい幕末大河

2021-03-22 | 青天を衝け
青天を衝けは、90過ぎまで生きた渋沢栄一が主人公ですから「幕末大河じゃないかも」知れません。でも今はまあ幕末です。

幕末から明治の大河を「予習」しようと思って「八重の桜」をきちんと見てみました。「いい作品」です。しかしながら「暗い」。長谷川博己さんの晩年なんで涙ものです。基本的に「会津の苦悩」を描いていますから、明治になっても暗いのです。朝敵とされたことへの恨み、がそれぞれの人物を動かしていきます。

青天を衝け、は「明るい幕末大河」です。見ていて気持ちが明るくなる。それがいい点です。今週などは「初恋」がテーマです。

時代的にはすぐに「安政の大獄」が始まりますが、あまり描かないかも知れません。深く描かなくてもいいと思います。本当に暗い事件ですから。

あとはぐたぐたと感想です。

・徳川慶喜の正妻がヒステリー持ちという情報を知らなかったので、驚きました。史実に近いというから余計驚きです。

・尾高家は兄さんも長七郎もバリバリの尊皇攘夷派という感じですが、渋沢栄一はその点、あまり思想的ではなく、のめり込んでいく感じがない。そこがいいと思います。

・橋本愛さんは美しい女優さんです。登場人物の真田さんは、「こんな田舎にあんな美女が」と言います。とはいうものの、栄一にしろ喜作にしろ、とんでもないイケメンで、むしろそっちに驚くべきかと。

・徳川慶喜、何考えているか分からない感じがいいと思います。草なぎ剛さん、好演です。最近の幕末大河は慶喜を少し軽く見すぎでしたから、私としては彼の難しい立場がよく描かれていると好印象を持っています。

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