歴史とドラマをめぐる冒険

大河ドラマ・歴史小説・歴史の本などを中心に、色々書きます。
ただの歴史ファンです。

松原みき「真夜中のドア~stay with me」までの若者向け音楽

2021-10-15 | 歌詞
松原みきさんの「真夜中のドア~stay with me」は40年前の曲です。2年ほど前からユーチューブで「世界から注目」されています。シティポップだそうです。私は40年間、この歌を聴き続けてきたので、嬉しい限りです。

日本の「若者向け音楽」は吉田拓郎さんあたりから本格化するのだと思います。その前にもフォークはあったけれど、メジャーではなかった。井上陽水さん、吉田拓郎さんで、一気にメジャーになったと思います。もっとも井上陽水さんは「フォーク」というにはあまりにシュールでした。でも一応フォーク。実は彼らのデビューは1970年ぐらいで、よく知りません。泉谷しげるさんもフォークの英雄でした。ちなみに60年代のグループサウンズは、大人が作った人工的な文化で、若者文化とは言い切れません。

「窓の外にはリンゴ売り、きっと誰かがふざけてリンゴ売りの真似をしているだけなんだろう」、陽水さんの「氷の世界」です。どうすればこんな歌詞思いつくのか。いまだに新鮮です。

ちょっとあとに、ユーミンさんと中島みゆきさんが出てきます。ユーミンさんの本格的な活躍は80年代で、ニューミュージックと呼ばれました。

松原みきさん、「真夜中のドア~stay with me」は1979年です。これは鮮明に覚えています。中学生だったと思います。フォークではないので、ニューミュージックなのか。シティポップなんて言葉はなかったと思うのですが。「歌謡曲」に分類されていたかも知れません。

「恋と愛とは違うものだよと」という歌詞が出てきます。当時、家を行き来して一緒に勉強していた「男友達みたいな女友達」がいました。「どう思う」と聞かれて、「さあどうだろね」と答えました。そしたら顔を10センチぐらいに近づけて「恋と愛とは違うものなのよ」と言われました。男扱いしていたのに、なんだかドキドキしたことを覚えています。純情中学生です。

フォークというと、1978年ぐらいまでなのではないか。「かぐや姫」がいました。「さだまさし」がいました。一方「アリス」「甲斐バンド」なども活躍していました。

78年、79年ぐらいが「分かれ目」で、新しい勢力が出てきます。その代表はなんといってもサザンオールスターズ。そして小田和正さんのオフコースです。個人的にはサザンが画期的でした。あのフォークのもつ、いいところも、じめじめして悪いところも、見事に粉砕したのがサザンのような気がします。「かぐや姫」の「神田川」のヒットから、サザンの「勝手にシンドバッド」のヒットまで、実は数年しか時差はありません。4または5年ぐらいでしょうか。

竹内まりあさんは、どっちかというと流行歌の歌手でした。今話題になっている「プラステックラブ」は当時はほぼ誰も知らないと思います。私は山下達郎さんの歌として認識していました。
女性歌手だと久保田早紀さん、八神純子さん、彼女たちはシンガーソングライターです。そして庄野真代さん、渡辺真知子さん。彼女たちは自分では歌は作りません。基本的には。

八神純子さんの高音は圧倒的だったという記憶があります。あらゆる曲の途中で、なぜかホイッスルを吹いていました。渡辺真知子さんの歌のうまさも圧倒的でした。

最近、あまり音楽を聴きません。車にあまり乗らなくなったせいもあります。「音楽は車で聴く」のです。大きな音が出せるから。
コロナでカラオケに行かなくなったのも、音楽を聴かなくなった要因だと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿