昨日(10日火曜日)は私、遅番(13:40-21:30)だったのですが。
20:10頃ムスメから職場のオフィスに電話が。(私、ケータイは勤務中はバッグの中に入れっぱなしです。) 滅多にないことなので、何事かと思ったら・・・
「ダディーが仕事中胸に痛みを覚えたため早退して帰宅して、おじいちゃん(オットー父)に病院に連れて行ってもらった。間もなく家に帰れると思うので、仕事が終わったらマミィにピックアップして欲しいって。マミィのケータイにテキスト送ったけど返事がないから、私が職場に電話するよう頼まれたの。」 (オットーは私が働く3つの病棟の電話番号は自分のケータイに入れてませんでした。)
あらまぁ。オットーはなかなか病院に行きたがらないタイプなので、かなり痛みが深刻だったに違いない。幸い昨日の職場は多忙な認知症病棟ではなく仕事がラクな病棟だったので、シフトの責任者だった有資格ナースのジョージに早目に帰らせてもらっていいか訊いてみました。するとジョージ、「仕事より家族の方が大事。すぐ行っていいよ。」と、ありがた~いお言葉。 その上、タイムシート(非常勤スタッフの勤務時間記録表)から時間を削る必要もないと・・・
ケータイをチェックしたら、オットーからの「グロスター・ロイヤル病院にいるから帰宅途中迎えに来て」のあとで、「タワー・ブロックの Acute Pain Unit にいる」との新しいテキストが入っていました。私が働くチェルトナムのCL病院から、車で約20分。ジョージのお言葉に甘えて20:30頃早退させてもらい、まっすぐオットーのいる病院へ。ピックアップだけなら車を駐車場(有料)に入れなくても大丈夫かな・・・と、入口前に停車してオットーのケータイに電話したけど、応答なし。短時間だけ、タダで車を停めておけるところ・・・とぐるぐる近くを回ったけど、入口近くの2つのスペースはふさがっていたし、他はすべて身体障害者専用。仕方なく駐車場に車を停め、タワー・ブロックに入りました。
Acute (急性の) Pain (痛み) Unit (室) は1階の、入口からそれほど遠くないところにありました。広い廊下を挟んで両側に、4ベッドずつ入った壁のない部屋(空間?)が並び、オットーは左手の奥のベッドにいました。しばらくしてからバッグにカメラが入っていたのを思い出し、Acute Pain Unit なんて初めて入ったので、隠し撮り。(スミマセン)
下左写真の2つのベッドには、私が着いたときには患者さんがいたのですが、そのうちいなくなりました。処置が終わり、その晩を病院で過ごすことになったので病棟に移されたようです。下右はオットー。
アート・スタジオで働くオットーは、一昨日に続いて昨日も、コンピューターで仕事していました。ここからはオットーの話です:
11時半頃から左胸の心臓の周囲あたりが痛み始め、おさまったと思うとまた戻って・・・の繰り返しだった。痛みはだんだん強くなり、腰掛けていた姿勢が悪かったのかもと別の仕事をしにスタジオに降りてみたものの、やはり同じ。そのうち左胸に突然ぎゅっと掴まれたような痛みがはしるようになり、かすかに吐き気もしたので、早退させてもらった。運転して帰宅する途中も時折激しく痛み、自分で運転していることを後悔しつつ、何とか無事帰宅。
帰宅直後は立っても掛けても仰向けに横になってもひどく痛み、ベッドにうつぶせになったらすぐに痛みが止まった。30分ほど横になっていて起きたが、また痛みが戻ってきたので、さらに30分ほど横に。次に起きた時は痛みが戻らなかったので、主治医の診療所に電話し、車を運転して診てもらいに行った。主治医から誰かに運転してもらって病院に行くようかたく命じられたため、父親(87歳!)に頼んで連れて行ってもらった。(主治医は診療所からの帰宅も運転はしないよう言ったけど、その頃は全然痛みがなかったのでオットー、自分で運転して帰宅したそうです)
病院には16時頃到着。血液検査のためサンプルを採取され、問診を受けた。父親は18時近くまで一緒にいてくれたが、看護師から「21時半頃にもう一度血液検査が必要」と言われたので、「○○(私の名)に仕事帰りにピックアップしてもらうから」と言って父親には帰ってもらった。
・・・そして21時過ぎ、私が到着。そのあとは、ひたすら待つのみでした。救急処置室だけあって、何事も予定通りにはスムーズに行きません。23:35になって、先にオットーを診たお医者さんとは別のお医者さん(オットーによると)が来て、再度問診。実は最初のお医者さんは、問診の途中で呼び出されてその後戻ってこなかったそうです。 23:47に『念のために』X線検査に連れていかれ(検査室はすぐ近くにあったそう)、23:57にベッドに戻り、0時に「21時半頃」と言われていた二度目の血液採取がされ、0:06に心電図が取られ、それからまた結果待ち。
1:57に先ほどのお医者さんが戻ってきて、「すべて異常ないので、胸の痛みは筋肉系のものと思われます。痛みに応じて鎮痛剤を服用しつつ様子を見てください。」 帰宅途中の痛みに備えて鎮痛剤を2錠呑んで、処置室のベッドを離れられたのは2:07でした。2:45に帰宅、午前3時には二人とも床につきました。ムスメが一人でも大丈夫な年齢に達していてよかった。それに私が今日・明日ともオフだったのもラッキー!
オットーがいた処置室、私が働く病院よりずっと清潔でした。常に患者さんがいて忙しいだろうに、一体いつどうやってきれいに掃除するんだろう?!
今朝は私、7時半に起き、ムスメを学校に送るため8時過ぎから9時過ぎまで車で外出。オットーはその間職場に電話し、今日は病欠を取り、床に戻りました。私は眠気が戻るのを待ちながらネットし、11時頃から16:20まで横に。でも変な時間帯のせいか、眠いのに熟睡はできませんでした。
オットーは吹けば飛ぶように?細いけれど、いたって健康です。病院に行ったのは、結婚生活20年間で、今回がたったの二度目。最初のときは10年以上前で、冬に咳がなかなか止まらないと思ったら軽い肺炎にかかっていたため、同じグロスター・ロイヤル病院に、数日間入院したのでした。今回の診断については、オットーも自分で筋肉系と考えていたため納得しています。日曜日に両腕を使って長時間庭木の刈り込みをしたのが原因ではないかと。でも不思議なのは、両腕は全然痛まないことと、刈り込みの翌日だった一昨日(月曜日)はまったく大丈夫だったこと。一日置いてから左胸の心臓の辺りだけが痛むってねぇ・・・?
こういう異常事態が起こると、健康の有難さを痛感します。それに、つい先日55歳になったオットーはもちろんですが、自分ももう若くはないことも。
古くなった車のように、人間も、古くなってくるとあちこちガタがくるんだろうなぁ。嫌だけどしょうがない。せいぜい自分をいたわらなきゃ。
≪ オマケ ≫ 病院の駐車場の料金の高さに呆然! そりゃ5時間以上駐車したけど、£7.10(¥1121)はひどい!
ショッピング・センター並みの高さではないの! 病院なんて、好き好んで来る場所じゃないのに!!
踏んだり蹴ったりだわぁ・・・
突然娘さんから連絡があって驚いたことでしょう。
でも、無事たいしたことがなくて本当によかったですね。
筋肉系の症状なら、すぐに治るだろうし。
でも、お大事になさってくださいね。
ほんと、毎日痛みもなく通常の生活ができて、仕事もできる健康な身体があるって、すごく恵まれていることなんですよね。
私ももっと感謝して生活しなくては・・・
病院の注射料金ですが、ほんと高いですよね!!
病院ならタダでいいのに。
病院がタダだからなのでしょうか!?
だからたまにこういうことがあると、つくづく健康ってありがたいなぁ・・・と思い知らされます。
健康でなければ、いくら使いきれないほどお金があっても何もならないですものね。
おかげさまでオットーは、昨日ゆっくり休んで、今日は仕事に戻りました。
昨日はときどき痛みが戻っていたけれど、今朝は起きたらほとんど痛まなかったとかで。
今午後2時を回りましたが、まだ戻ってこないので今日は大丈夫そうです。
駐車料金(こっちの“ちゅうしゃ”ですよね?チビままさんのコメントを読んで、一瞬『注射も有料になったっけ?』と思っちゃいましたよぉ
病院だから行政から補助が出ているだろうし、有料といっても安めに設定してあるんだろうな~、と勝手に思い込んでいた私が甘かった!
一家の大黒柱が長期入院中で、そのお見舞いに来た・・・なんていう困窮した家族だっているはず。
病院なら、ほんと、タダでいいし、タダであるべきですよね!!
駐車の間違いです!
でも、胸の痛みを感じたときはご本人もご家族も本当に心細くなったと思います。
それにしても、筋肉系の痛みで胸の異常を感じることもあるんですね。
子どもが大学病に入院中、先生と3時に約束して病室で待っていたものの、夜の9時になってようやく先生がやってきたことがあったっけ。何度プッシュしに行っても、急患と言われたら、待つしかなくて。
国は関係なく、病院はそんな感じなんですかね。
本人によると、胸をぎゅっとわしづかみにされたような痛みや、ナイフでぶすりと刺されたような(想像ですが
筋肉系でそんな痛みもあるんですねぇ。
病院で待たされるのは、ほんと、どこの国も同じかも。
待たされるということは、状態が落ち着いていて緊急性がないからだ・・・と、開き直って喜んで?待つしかないのかもね・・・