現在モルドバにいる我がムスメ。
昨日まで泊まっていた、ウクライナとの国境近くのホテルの部屋の写真を送ってくれました。
なかなか良さげな部屋でないのっ!
窓の外にはワイン用のブドウ畑が広がっていたそうです。
「避難してくる方々が置かれた状況を思うと、こんな素敵な部屋に泊まるのが申し訳ないなぁ・・・」と言っておりました。
うん、私もそう思います。
部屋の掃除はなぜかしてくれないようで、それは全然構わないんですが、トイレットペーパーを追加してもらえないので、
ある朝出掛けにホテルのフロントに頼んだそうです。なのにその晩ホテルに戻ったら、やはり追加されておらず。
仕方なくカメラマンさんから彼の部屋の予備をもらいました。すると今度はカメラマンさんがトイレットペーパーを
切らせてしまい、またフロントにお願いして、ようやく手に入れたそうです。だからサービスは今イチ。
ルームサービスで頼んだ夕食の、右はマッシュルーム・リゾット、左は何かわかりますか?
これ、レモン・タルト(Lemon tart)と呼ばれていたそうです!
タルト生地が皆無ですが・・・?
面白い。所変われば品変わるで、これがモルドバの / 東欧の、レモン・タルト?
西欧から伝わる間にタルト生地が省かれてしまったのかな??
いずれにせよ、味は良かったそうなのでOKですね。
ムスメがモルドバに向かったのは、一週間前の3月17日(木)。
いちおう当初の予定では、今日(3月24日木曜日)帰国することになっていました。
ところが昨夜ムスメが電話で言うことには、
「ムィコラーイウやオデッサへの攻撃が激化すればモルドバへの避難民が増加すると思われるから、
あと数日滞在を延長して取材を続けていて欲しいと言われた」とのこと。
ムスメとカメラマン氏が帰国するか否かは、戦況を見守ったうえで月曜日に決めるので、
帰国する場合は火曜日になるのだそうです。
火曜日といえば、私がムスメのところに遊びに行く予定の日。
火曜日に帰国できるならいいのですが、もしモルドバ滞留が決まったら、
遊びに行くのはまた別の機会にしなければなりません。
残念ですが仕方ないですね。
往復の列車運賃がフイになりますが、30.10ポンド(4850円)と安かったのが不幸中の幸いです。
運賃を安く抑えられたのは、早めに予約したからだったんですよね。
予約したときは、まさかウクライナが侵攻されるなんて、夢にも思わず・・・
つい5週間前まで私たちと同じように普通の生活を送っていたウクライナの人々が、
今は戦火に追われすべてを置き去りにして、隣国に避難しなければならないなんて・・・
ムィコラーイウやオデッサをはじめとするウクライナの都市・町・地域が激しい攻撃にさらされないことを祈りつつ、
もとい!停戦が一刻も早く実現することを祈りつつ、
戦況を見守りたいと思います。
お料理って、国によって全く違いますよね。この間ポトフが気に入ってネットで探したんですが、日本のポトフはソーセージ入りなのに、ヨーロッパでは牛肉の塊を入れるみたいですね。レモン・タルトもタルト生地を作るのが面倒だから省いたとか?応用力って言うか、生き残り作戦があるんでしょうか?
ユーチューブであるジャーナリストでユーチューバーの方のニュースを聞きます。テレビ報道は1日は遅い内容らしいです。元々この方はロシアへ取材へ行くので、いろいろなつてがあるらしいですが、その中であるカメラマン氏のことを言っていました。その方がかつて好きでした。カメラマンとしてエッセイストとしてもいい方と思っていました。
その方が…ロシア人と再婚していました(涙)取材で出会った方のようで、いい再婚じゃないかと思います。思うけど…ちょっとショックだわ。これを知ってしまったのも、この戦争からくる二次被害だと思ってます。
でも人の縁ってこうして奇妙に絡み合っているのだな…と。いい縁で悪い縁の戦争はさっさと切り捨てて平和になってほしいです。