ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

住み込み介護ヘルパーの交代とヘルパー不足

2023-06-26 20:49:55 | 仕事

綺麗ですよね~、この花

先月から定期的に訪れている顧客さんの前庭に咲く花です。

あまり見かけない花なので、珍しくて写真を撮らせていただきました。

 

*       *       *

 

先月100歳の誕生日を迎えられたオードリーさん(仮名)も、

私が定期的に訪れている顧客さんのうちの一人です。

本当に素敵なお誕生日を迎えられて、それは本当によかったんです。

が・・・

その後少しして、オードリーさんの住み込み介護ヘルパーのマイラ(仮名)が、

仕事を辞めて引退することがわかりました。

マイラは一年半ほど前からオードリーさんの住み込み介護をしていて、

一度に4~6週間の長期にわたって住み込んでくれ、

オードリーさんの好みもわかっているし相性もいいので、

オードリーさんのお気に入りでした。

 

しかしながら、マイラ自身も72歳で、関節炎を患っており、片足を引き摺るように歩いていたので、

(頑張ってるんだな~!)と、感心していました。でもとうとう、引退を決めたようです。

(オードリーさんの100歳のお誕生日までは続けよう)と、決心していたのかもしれません。

あのお誕生日祝いから10日ほど経った日、マイラは次のヘルパーさんに申し送りをして、

オードリーさんには「もう戻らない」ことなど一切触れず、自宅に戻りました。

きっとオードリーさんの落胆を見るに忍びなかったのでしょうね・・・。

 

マイラと交代してオードリーさんの住み込みに入ったのが、

サマンサ(仮名)でした。

ところがオードリーさんが、主に週末に2時間ほど訪問するだけの私に対しても、

サマンサに関する不満を口にするようになり・・・

一番の不満は、サマンサのアクセントが強くて、なお悪いことに耳の遠いオードリーさんには、

サマンサが言っていることが理解できないのだそうです。

そこでオードリーさん、2回3回と聞き返すのですが、3回目に聞き返すと、サマンサは、

「もういいです、大したことじゃないので、気にしないでください」

と、会話をあきらめてしまうと・・・。

 

それからもうひとつの大きな不満は、サマンサがヴィーガンで、

オードリーさんが食べたいと思うような食事を作ってくれないこと。

料理が不得意なのか、出てくる食事は主にレンチンするだけのレディー・ミールで、

たまに肉料理を作ってくれても、自分では味見できないせいか?美味しくなく、

新鮮な野菜を茹でたりもしないそうです。

私は夕方にオードリーさんを訪問することが多いので、夕食用のサンドイッチを作るのですが、

たしかに冷蔵庫の中には食材が乏しくて、驚きました。

掃除もサブ・スタンダードで、(なぜ掃除機かけないの?)と思うことがしばしば。

将来私が住み込み介護ヘルパーを導入することになったとき、

サマンサには来て欲しくないな。

と思えるレベルでした。

オードリーさんは100歳とはいえ頭の中ははっきりしておられるので、

「不満があるのならオフィスに伝えた方がいいと思いますよ、でないとオフィスにはわかりませんから」

とアドバイスしました。

 

幸いオードリーさんには隔週末に訪ねてくる息子さんがおられます。

ある土曜日に私がオードリーさんを訪問したとき、ちょうど息子さんがオードリーさんを訪問中でした。

サマンサの休憩時間(2時間)をカバーするため私が到着したので、

サマンサは外出し、その間にオードリーさんが、息子さんに不満を伝えました。

週明けに息子さんは、住み込み介護ヘルパーを派遣している会社(=私の雇用主)のオフィスに電話。

その結果、つい先日のことですが、ヘルパーが交代され新しいヘルパーさんに来てもらえました。

今度のヘルパーさんもアクセントが強いですが、私は以前彼女の休憩のカバーに何度か入ったことがあり、

明るく気立てが良くて料理上手なことを知っていたので、安堵しました。

オードリーさんと新しいヘルパーさんがうまく行くよう、願っています。

 

思うんですが、住み込み介護って、ちょっと特殊な仕事ですよね。

最低でも一週間からですから、住み込みに入れる人って、けっこう限られてしまうと思います。

小さな子や成長期の子供がある人は、住み込みはやりたくないでしょう。

子供は成長が早いし、自分の子供の世話は、自分でやりたいでしょうからね。

ラブラブの伴侶がいる人も、嫌でしょう。

(私の場合は、ラブラブ期をとうに終えた倦怠期夫婦だったのでできましたが。

 

私は今も、何となく、住み込み介護ヘルパーの求人をネットでチェックするのが習慣になっているのですが、

住み込み介護は、相変わらず、売り手市場ですね。

そういえば2~3週間前、突然、前の雇用主であるウッドペッカー・ケア(仮名)から私のスマホに、

留守電メッセージが入っていました。

音声をオフにしていたのを忘れていたのでスマホの呼び出し音が鳴らず、

電話がかかってきたとき気づきませんでした。内容は、

「週給800ポンド(14万4千円)の住み込み介護仕事がある、やれるかどうか、連絡して欲しい」

というもの。

すぐに 「別の仕事をしているのでやれない」 とメールで返事しました。

ピンチヒッター断りましたにも書きましたが、ウッドペッカー・ケアは15ヶ月前に、

突然私に離職票を送りつけてくるという失礼な真似をしたんです。

もう二度とコンタクトはして来ないだろうと思っていたので、ちょっと驚きました。

それだけ人手が足りなくて切羽詰まっている、ということでしょうね。

 

ネットで求人サイトを見ると、介護の仕事はふんだんにあります。

私が仕事で会う住み込み介護ヘルパーさんの半数以上は、外国人です。

住み込みに限りませんが、介護仕事の人手が足りないのは、イギリスも日本と同様ですね。

今ですらこんな状況なので、オットーと私が後期高齢者になる20年後30年後を思うと、

今からユウウツです・・・。

 

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