花夢

うたうつぶやく

092:ホテルのうた

2008年02月29日 | 題詠2007感想
3月11日

ホテルマン畳いっぱい少年をきつく縛って置いて立ち去る
短歌製造機メカ麦3号(オペ:青木麦生)

和歌山の朝のホテルに見てしまう女性歌人の牛乳立ち飲み
あいっち

逃げてきたホテルの部屋でしたためるメールに一羽鳩がまぎれる
ひぐらしひなつ



情景描写の歌が多いので、ついついするっと通り過ぎてしまう。
でも立ち止まると実は面白い作品が隠れていたり。

さて、どうしよう。と思って、とりあえず、メカ麦君のシュールさをピックアップしてしまった。
このシュールさは、ある意味、メカの成せる技かも・・・・。

そういう点では、あいっちさんの光景もある意味シュールな感じがしますが、人間味あって面白いです。

ひぐらしひなつさんはさすがですねぇ。必ず自分の情景へと引き込んでしまうその手腕に脱帽です。


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